レバレジーズの開発組織の実態を大公開
事業 / サービス
■レバレジーズの開発組織は、約200名のエンジニアで50以上の事業・プロダクト開発を支えている。平均年齢は約31歳、男女比は9:1で、平均労働時間9.2時間、有給取得率80%という環境
■技術書・研修費用補助、勉強会など充実した成長支援制度に加え、事業開発に必要な職種が社内に揃うオールインハウス体制により、他職種連携を通して幅広い経験を積むことが可能
■急成長中のレバレジーズでは、エンジニアの技術力向上と事業貢献を重視し、革新的な開発組織を目指して更なる改革を進めている
(ライター:青江)
レバレジーズの開発組織
2023年度には、年商1149億円を突破し、今後1兆円企業を目指し急成長を続けているレバレジーズ。その急成長の一翼を担っている組織が、今回ご紹介する開発組織です。高度な情報を取り扱っているということもあり、社外への露出機会が少ない同組織ではありますが、今回はなかなか目にすることの少ない、組織の実態を事実ベースで大公開します。
データで見る開発組織
2024年現在、レバレジーズの従業員数は約3000名。そのなかで、開発組織に所属しているメンバーは、約200名。また、事業数は約50あり、それぞれの事業にほぼ同等数のプロダクトがあります。人数構成としては、1開発部あたり20〜40人。そして、1チームあたり2〜8人というメンバーで構成されています。そのため、極端に業務範囲が広がりすぎたり、逆に細分化されすぎてスキルや専門性が身につかないという事象は発生しません。
他組織と比較した場合、開発組織の大きな特徴として平均年齢と男女比率が挙げられます。平均年齢は約31歳(※レバレジーズグループの平均年齢は26.4歳)で、男女比率は9:1となっています。男性の比率が高くなっていますが、開発部門ではマネージャーとして活躍している女性社員もおり、その他にも主力メンバーとして活躍している女性社員が多数います。
■レバウェル開発部 統括マネージャー 高木(Takaki)
所属している社員の多くは、仕事に対して前向きで、日々勉強会や外部の研修等にも自主的に参加するなどしています。一方で、業務においては効率を重視し、パフォーマンスを最大化させるような働き方をしています。そのため、1日の労働時間は「平均9.2時間」、有給休暇の取得率は80%(※1)となっています。
※1 2023年度の年間データより算出
エンジニアの1日
エンジニアインタビュー
小堺(Kosakai)
レバテック開発部 グループリーダー
ー 入社してからの仕事内容について教えてください。
入社後すぐに、共通IDサービス「レバテックID」の認証基盤を新規開発するプロジェクトにアサインされました。その後、データ共通化のための統合マスタプロジェクト、システム基盤整備、既存システムの変更容易性向上プロジェクトなどを担当し、現在は社内営業支援システムを開発・運用するチームのグループリーダーとして、マネジメント業務を中心に携わっています。
ー レバレジーズへの入社理由を教えてください。
前職ではSES企業で受託開発中心だったため、クライアント主導の開発が多く、主体的に提案・開発に携わる機会が限定的でした。裁量を持って開発に集中できる環境で、エンジニアとして成長したいと考え、転職活動を始めました。そんな時、自社で複数のサービスを開発・運営しているレバレジーズに出会い、まさに理想の環境だと感じ、入社を決めました。
ー レバレジーズで開発職として働く魅力について教えてください。
レバレジーズで開発職として働く魅力は、成長意欲の高いメンバーと共に成長できる環境、風通しの良い社風、そして課題解決に積極的に取り組む組織風土です。
急成長中の会社ということもあり、メンバーのモチベーションも高く、活発な意見交換や自由な挑戦がしやすい雰囲気です。また、レバレジーズは複数の事業を展開しているため、多様なプロダクトに携わるチャンスがあることも魅力です。
于(U)
テクノロジー戦略室 データエンジニア
ー 入社してからの仕事内容について教えてください。
入社間もないですが、2つのミッションに取り組んでいます。1つ目は、Cloud Composerへの移管によるETL処理の安定稼働化です。現在は各事業部で実装やツールがバラバラで、単一障害点になるリスクがあるため、対応しています。2つ目は、前職で培ったデータ活用経験を活かし、今後のスケールを見据えたシステム設計です。3年後には規模が2倍になる見込みのレバレジーズで、先を見据えた設計は不可欠だと考えています。
ー レバレジーズへの入社理由を教えてください。
レバレジーズに入社を決めた理由は、企業理念への共感と、データエンジニアとしてユニークなキャリアを築ける可能性を感じたからです。
ブログやmeLevなどでの継続的な情報発信は、会社全体として社員一人ひとりの発信を重要視している姿勢に共感しました。多くの企業ではこのような取り組みは継続が難しい。だからこそ、レバレジーズの発信力に魅力を感じています。
また、事業規模の大きさやデータに基づいた意思決定の重要性から、データエンジニアとして大きく貢献できるポテンシャルを感じ、入社を決意しました。多様な事業領域でデータ活用を通して課題解決に挑戦できる点も魅力でしたね。
ー レバレジーズで開発職として働く魅力について教えてください。
レバレジーズで開発職として働く魅力は、大きく2つあります。1つ目は、成長意欲の高い優秀なメンバーと共に働けることです。会社も右肩上がりで成長しており、活気があり刺激的な環境です。2つ目は、データエンジニアとして大きなインパクトを与えられる仕事に携われることです。大規模なデータ集約・利活用の更なるスケール化など、データエンジニアとして技術を活かし、会社に貢献できるポテンシャルを感じています。
有銘(Arime)
レバウェル開発部
ー 入社してからの仕事内容について教えてください。
入社以来、医療従事者向けスカウトサービス「レバウェル」の開発に携わり、現在は法人向けサービスのフロントエンド開発チームリーダーとして、スクラム開発を導入し、日々開発業務に取り組んでいます。施策の要件定義からデザイン、実装、リファクタリングまで幅広く担当するほか、メンバーの評価・育成にも力を入れています。
ー レバレジーズへの入社理由を教えてください。
マネジメント経験を積みたいと考え、転職活動中にレバレジーズに出会いました。若いうちからでも、リーダーやマネージャーなどの役職に就きやすいという点、また年齢や経験に関係なく実力次第でキャリアアップを目指せる点に魅力を感じ、入社を決めました。前職では年功序列の文化が強く、このような環境は私にとって大きな魅力でした。
ー レバレジーズで開発職として働く魅力について教えてください。
レバレジーズで開発として働く魅力は、チャレンジを奨励する環境と、成長意欲の高い仲間の存在です。やりたい業務に積極的に挑戦し、結果を出せば、すぐにリーダーなどのポジションを任せてもらえる裁量権の大きさも魅力です。また、常に新しい技術や情報をキャッチアップしている、向上心の高い仲間とともに働けることは、開発者として大きな刺激となっています。
田中(Tanaka)
オンライン診療開発チーム リーダー
ー 入社してからの仕事内容について教えてください。
1年目はハタラクティブのオウンドメディア開発チームにて、システムリプレース、サイト速度改善、CVR改善などのプロジェクトに携わりました。1年目の12月からは求人検索機能開発プロジェクトでリーダーを務め、PMも経験しました。2年目11月からはオンライン診療領域の新規事業立ち上げに参画し、競合調査からサービスローンチまで幅広い業務を担当。現在は開発チームリーダーとして、要件定義、コードレビュー、タスク管理、若手育成などを中心におこなっています。
ー レバレジーズへの入社理由を教えてください。
新規事業開発、社会貢献、裁量ある働き方、顧客価値重視のキャリアパスを叶えたいと思い、レバレジーズに入社しました。
具体的には、若手から新規事業に携われる機会、社会課題解決に貢献する事業内容、全工程を担える体制、そして能力重視の評価制度に魅力を感じました。面接では、社員の方々の顧客中心の姿勢にも共感し、ここで成長したいと強く思いました。
ー レバレジーズで開発職として働く魅力について教えてください。
レバレジーズの魅力は、年齢や社歴に関わらず成果と信頼を評価してもらえる環境です。実績を積むことで技術選定や開発ルール策定など大きな裁量を与えてもらえ、顧客志向の高いチームで、エンジニアとして本質的な価値を追求しながら開発業務に取り組むことができます。
レバレジーズならではの制度や環境
事業会社で働くエンジニアは、技術力だけでなく、事業への貢献意欲や主体性が求められます。開発の意思決定にも深く関わり、自らの手で事業を成長させる醍醐味を味わうことができます。技術で社会課題を解決し社会をよりよい方向性へ変えたい、自分のアイデアを形にしたいエンジニアにとって、これ以上ないやりがいのある環境と言えるでしょう。なかでも、レバレジーズでエンジニアとして働く魅力をお伝えします。
技術支援制度
レバレジーズでは、エンジニア出身で代表の岩槻が率先して、エンジニアが働く環境に積極的に投資しています。特に力を入れているのが学習の促進です。「新しい技術を学び、積極的に取り入れていきたい」そんな声が日常的に聞かれるほど、学ぶ意欲の高いエンジニアが集まり、活発な学習活動を推奨する文化があります。技術書の購入補助、オンライン学習サービス、技術カンファレンスへの参加支援など、スキルアップを後押しする制度も充実しています。実はこれらの制度には、社員からの提案で生まれたものもあります。レバレジーズには、ボトムアップで新しい制度が生まれる文化が根付いており、エンジニアの成長を会社全体でサポートしています。
※技術支援制度は、2024年度時点の情報です。今後変更される可能性があります。
他職種との戦略的な連携
レバレジーズは、事業開発に必要な営業、マーケター、デザイナー、エンジニアといったすべての職種が社内に在籍しているオールインハウスという組織体です。そのため、職種や事業部の垣根を越えて議論する機会が多くあり、自分自身にない視点や発想を持った別社員からの意見やフィードバックをすぐにもらえる環境にあります。
この環境は、社員にとって大きな利点があります。まず、多様な職種との交流を通じて幅広い知識や視点を獲得できるため、自己成長の機会が豊富です。また、他職種の業務や役割を理解することで、将来のキャリアオプションが増え、キャリアの幅が広がります。さらに、技術だけでなくビジネス全体を見渡す視野が養えるため、事業観点を持つエンジニアとして成長できます。
このような環境下で働くことで、社員は専門性を深めつつ、幅広い視野を持つ人材として成長することができます。
技術力を底上げする技術勉強会
エンジニアにとって、常にスキルアップを図り、新しい技術を学ぶ姿勢は不可欠です。レバレジーズでは、社員一人ひとりの成長を支援するために、社内勉強会を積極的に開催しています。参加は任意のものも多数あり、運営は有志を募りおこなっています。
・開発部主催の勉強会
・有志によるライトニングトーク会や輪読会
・テックアカデミー(隔週1回程度)
・コンピュータサイエンスを中心としたハードスキルの講座
・テックアカデミー実践編(週1回)
・コンピュータサイエンスを中心としたハードスキルのハンズオン
・テックフェス(半年に1回)
・講演や社内技術共有が行われるエンジニア同士の学び合いの場となる社内技術カンファレンス
・Agile CoP(週1回)
・アジャイルに関するコミニュティ
・てっくらんち
・ランチタイムにおこなう、有志によるライトニングトーク会
開発組織の見据える未来とは
レバレジーズの開発組織の未来について、システム本部システム人事戦略室 VPoEの田中さんにお話を伺いしました。
レバレジーズの開発組織を中長期でどのような組織についていきたいと考えていますか。
田中
エンジニアリングを武器として、新たな価値を創出し提供できる開発組織を目指しています。そのような組織へと変革していくには、エンジニアリングスキルを高めてスペシャリティを持つことで、コアコンピタンスをつくっていける必要があると思います。また別の要素として、セールス・マーケティング・デザインのスキルや仕事の解像度も高める必要があると感じています。これを実現できれば、日本でも唯一無二の開発集団になれるでしょう。
クロスファンクショナルな人材が増えると、それだけで競争優位性が高まりそうですね。
田中
そうですね。
エンジニアが主体となって、マーケティングやセールスのような他の専門性を持った人や社外の人を巻き込みながら事業を推進できるような人材が、一人でも多く育ってほしいと感じています。このような人材になるためには、ソフトスキル・ハードスキルの両方が必要になります。そのような人材を一人でも多く輩出し、組織として競争優位性を創出するために、さまざまなエンジニア支援をおこなっています。今後も必要に応じて支援の充実を図っていくことに加え、日本一の開発組織をつくり上げていきたいと考えています。
レバレジーズの開発組織の現状と今後の展望について教えてください。
田中
現在、私たちの開発組織は改革の途中で、まだ道半ばです。
レバレジーズグループは、おかげさまで急成長を遂げることができています。この成長に対し、開発組織には更なる挑戦が求められています。グループの成長に追随するだけでなく、それを上回るペースで進化していく必要があるのです。
この目標を達成するため、技術支援制度を中心に、さまざまな取り組みを常に見直し、改善を重ねています。たとえば、外部の専門家(技術顧問)に技術的な助言やサポートを求める技術顧問相談制度や講義形式に加えて演習形式のエンジニア向けの定期勉強会であるテックアカデミー、そして社外の著名人による講演や社内技術共有が行われるエンジニア同士の学び合いの場となる社内技術カンファレンスなど、エンジニアの成長を促進する施策を積極的に展開しています。
そして今後も、レバレジーズグループの成長の要として、開発組織はますます重要な役割を担っていきます。技術革新のスピードが加速するなか、私たちは常に先を見据え、柔軟に対応できる組織に変革していこうと考えています。
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