
20代でのキャリア戦略が導いた「2児の母 × マネージャー」という道。
ひと
【Summary】
・若手時代に裁量権のある環境で早期にキャリアを築いた経験が、ライフステージの変化後も活躍し続けられる土台を形成した。
・産休・育休・時差出勤をはじめとする多様な子育て社員支援制度を自分の生活に合わせて活用することで、仕事と育児の両立を実現し、マネージャーとしてキャリアを継続している。
・20代で培ったマインドと能力を強みに、メンバーの成長を支援しながら、レバレジーズのさらなる組織成長に貢献していく。
(ライター:大坪)
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赤木(Akagi)
海外事業部 マネージャー2015年新卒入社。初期配属は、医療・介護領域で事業を展開する「レバウェル」のセールス職。同事業部にてチームリーダー、グループマネージャーを歴任。2度の産休・育休を経て、現在は海外事業部にてセールスチームのマネジメントを担当している。学生時代の趣味は海外旅行とダンス。現在は学生時代の友人やママ友とのランチ。
入社4年でメンバーからマネージャーへ

まず赤木さんの就職活動時のお話を聞かせてください。どのような軸で企業選びをしていたのでしょうか。
主に3つの軸で就職活動をしていました。1つ目は、早い段階で成長できる環境があるか。2つ目は、社会貢献性の高い事業を展開しているか。そして3つ目は、無形商材を扱っているかどうかです。
特に1つ目の成長環境については、将来を考えたときに、30歳までにできる限り経験を積んでおきたいと考えていたことが基となっています。漠然とですが、母が20代半ばで私を産んだこともあり、自分も早めに結婚、子どもが欲しいという思いがあったんです。20代半ばで産休・育休を取得することを前提とし、長期的なキャリアプランを設計すると、新卒入社後から30歳までの6年間で、いかに自己成長できるかが重要だと考えていました。
その点で、直近の数年間で多くの経験を積めるであろう会社、そしてリーダーやマネジメントのポジションに挑戦できるであろう会社として、レバレジーズに入社を決めました。
入社後、想像していた成長は実現できましたか?
はい。セールス職に配属され、3年目にはチームリーダー、4年目にはグループマネージャーとなり、着実にキャリアアップすることができました。また担当業務外の仕事もたくさん任せてもらえたので、就活時に想定していた以上にさまざまな経験が積めたと感じています。担当業務外の仕事について、毎月おこなう事業部ミーティングの運営や司会進行、事業部の表彰制度の企画に携わりました。新卒採用における学生との面談にも2年目から取り組んでいましたし、意欲さえあれば、年次に関係なく挑戦させてもらえる。成長を実感するには最高の環境でした。
担当業務内外に関わらず能動的に仕事を取りに行った先で評価されてキャリアアップに繋がった、ということですね。若くしてリーダーやマネージャーを任されるなかで、大変だったことはありますか?
はじめはメンバーとのコミュニケーションに悩むことがありました。私はメンバー時代、「目標達成して当たり前」というマインドで仕事をしていました。学生時代はダンス部で鍛えてきたので、前向きに頑張るマインドが身についていたのだと思います。しかし、メンバーのなかにはタイミングにより気持ちが落ち込んでいるメンバーもおり、そういった際にどうコミュニケーションを取ったら良いのかわからない、という壁にぶつかりました。
またチームメンバーは半数ほどが自分よりも年上だったため、育成することは難しかったですね。自分よりも経験のある方に対して、どうやって信頼関係を築き、良いチームを創っていくかに心を砕きました。
そんなとき、上長だけでなく役員が、ポジションに関わらず親身に壁打ちをしてくれたんです。いただいたアドバイスを実践していくことで、抱えていた悩みは薄れ、徐々にマネジメントのスキルが身についた気がします。
私を輝かせる会社の後押し

現在の業務内容について教えてください。
今は、海外事業部のマネージャーとして、3つのチームと、そこに所属する約30名のメンバーのマネジメントをしています。具体的には、チームごとの全体数字の進捗管理、1on1、チーム定例などにおいて、これまで培ってきたノウハウを生かしチームの育成をおこなっています。また海外事業部は、まだ立ち上がって数年の事業部なので、事業の土台づくりのような業務もおこなっています。
子育てと仕事を両立しながらセールスのマネージャーとして活躍できている背景には、どのようなものがあるとお考えですか?
私が今仕事と子育ての両立ができている背景には、20代で培った経験と、会社の制度が大きく関わっていると思います。
20代のうちにさまざまな経験を積み、マネジメントポジションまでキャリアアップできたおかげで、復帰後もすぐに第一線で仕事をすることができています。
レバレジーズでは、育休から復帰した際に、以前と同じポジションに戻ってくることも可能です。せっかく積み上げてきたキャリアを、ライフステージの変化によって手放すのはもったいないですよね。 今、マネージャーとして仕事や時間をある程度コントロールできているのは、就活時から変わらない軸を持ち、頑張ってきたからこそだと思っています。20代の自分に感謝したいですね。
長期のお休みを経てマネージャーとして現場に戻るとき、不安な気持ちはなかったですか?
それまで1年以上もお休みすることがなかったので、やはり多少の不安はありました。しかし復帰前に上長と面談をする機会があり、そこで直近の現場状況を聞くことができました。
現場状況を理解したうえで現場に戻ることができたので、安心して復帰できた気がします。そのおかげか、復帰後は約1週間程度で慣れました。もう少しかかるかなと思っていたのですが、これまでの積み重ねを身体が覚えていたんですかね(笑)。
1週間は早いですね(笑)。2度目の育休からの復帰後、新領域の立ち上げにも携わられたと伺いました。
そうですね。元々所属していたレバウェルの新領域チームの立ち上げをおこないました。マネジメント範囲は10名ほどだったのですが、それまでやっていた「既に組織化されているチームを育成する経験」とは異なる、「組織・チームの0→1を創る経験」ができたことは、自分のスキルをさらに上げることにつながったと考えています。
会社の制度は、具体的にどのように活用されているんですか?
現在は、時差出勤制度を使って8時から17時まで働いています。退勤後は保育園へお迎えに行き、家事を済ませるというルーティーンです。子どもが病気のときには、子の看護による在宅勤務制度も利用しています。これらの制度があるおかげで、仕事をしながらも夕方以降に子どもと過ごす時間を確保できたり、子どもが病気の際に看病ができたりと、安心して子育てができています。
今は使っていませんが、一人目の産休・育休明けは時短勤務制度を使っていました。時差出勤と合わせて時短勤務を使っている社員は多い印象です。私は実際に使い、フルタイムで勤務する方が自分に合っていると感じたので、今は使わずフルタイムで仕事をしています。時差出勤・時短勤務の申請・変更は、月単位で可能なので、家庭の状況に合わせて使用できて便利な制度です。
▼赤木さんの1日▼

仕事と子育ての両立は大変だと思うことはありますか?
どちらも大変な面は多いので、大変だと思うことは少なくありません。ただ、社内には日々一緒に頑張っているメンバーがいたり、私と同様に仕事と子育てを両立しながら頑張っている社員も多くいたりと、他の社員の姿を見て頑張ろうという気持ちになるほうが多いです。
チームは若いメンバーがほとんどですが、皆協力的な姿勢でいてくれて、ほとんど17時ぴったりに退勤できています。チームのメンバーには本当に感謝しています。
実際に制度を利用している赤木さんから見て、育児周りの制度の充実度はどうですか?
強いて言えば、子どもの学校行事など、よりスポットで柔軟に使える制度があれば嬉しいですが、現状の制度があることでも十分に助かっています。
制度の利用者も多く、特にレバレジーズは男性の育休取得率も高い(※1)のが特徴的です。事業部長やマネージャー陣も積極的に育休を取っているので、社内には、男性も育児に参加するのが当たり前という雰囲気がありますね。
夫もレバレジーズで働いているのですが、1人目のときは1か月、2人目のときは3か月の育児休業を取得しました。現在は夫婦ともに時差出勤を使っており、うまく役割分担をして育児に取り組めています。
他には、育児中のママやパパが集まる「パパママ部」という社内コミュニティがあるのも心強いと感じています。平日のランチ会や、子どもを含めた休日のバーベキューイベントなど、情報交換や交流の場があり、とても楽しいです。今月開催のバーベキューには、子どもを連れて参加しようと思っています!
※1 ▼レバレジーズの社内制度についてはこちらから▼
成長は「環境」ではなく「自分」が創るもの

長くレバレジーズに在籍するなかで感じる魅力を教えてください。
やりたいと手を挙げられるところや、早期抜擢の文化があるおかげで、短いスパンでさまざまな経験ができる点は、大きな魅力だと思います。
私は事業部やポジションの異動で、約1,2年ごとにやることが変わっていきました。飽きっぽい性格なので、1つのことができるようになったら、すぐに次のことをやりたくなってしまうのですが、そんな私でも飽きずに働き続けられています。レバレジーズには、約50以上の事業があり、事業部間やポジションの異動が柔軟におこなわれています。人それぞれ受け取り方に違いはあるかもしれませんが、私は社内で転職しているような感覚で、常に新鮮な気持ちで働けています。
あとは、やる気のあるメンバーにはどんどん成長の機会を与えてくれるところも魅力です。マネージャー陣も育成に熱心なので、自ら挑戦したいという意欲があれば、成長できる環境があると感じます。
就活生へのメッセージをお願いします。
レバレジーズを志望する就活生のみなさんは、「成長したい」という強い思いを持っていると思います。ただ、その思いを「持っている」だけでは、正直言って足りません。
レバレジーズには、メンバー一人ひとりの成長を後押しする環境がたしかにあります。しかし、実際に成長するのは自分自身です。会社の拡大とともに成長の機会は増え、いくらでも転がっているように思いますが、それを掴むための行動は、自ら起こさなければいけません。「成長したい」という気持ちを、自ら行動に移せる人こそ、レバレジーズの文化にマッチしていると思います。
そして、その行動を継続するためには「ガソリン」が必要です。20代は、心身ともに最もエネルギーがある時期です。この貴重な期間をどう使うかで、その後のキャリアは大きく変わります。まずは目の前の仕事に全力で取り組み、その中で「得意なこと」や「面白いと感じること」を見つけてみてください。その一つひとつの発見が、自分を動かす揺るぎない原動力になります。社会人1年目からできる限りの経験を積み、自分の人生を豊かにするための土台を築いてほしいと心から願っています。