顧客志向でサービス成長を支える。コンテンツマーケターの挑戦

新卒マーケティング中途

事業 / サービス

【Summary】
■レバレジーズのコンテンツマーケティングは、多様性と戦略性を重視し、質と量の両立を実現する独自のアプローチを採用している。
■コンテンツマーケターとしての成長機会が豊富で、データ分析能力の向上やビジネス視点の養成など、多角的なスキル開発が可能。
■将来的には、コンテンツの価値向上、全社的なコンテンツマーケティング戦略の展開、顧客とのコミュニケーション強化を通じて、企業全体の競争力向上を目指している。

Contents
Profile
  • 加藤(Kato)

    2019年中途入社。
    介護事業のコンテンツ担当としてキャリアをスタート。メディア運用、Googleマイビジネスのクチコミ対策、LTV向上施策、SNS運用など幅広く担当し、2021年、2022年には全社ベストマーケターにノミネート。その後、看護領域のコンテンツも担当し、2024年からはコンテンツマーケティングチームのリーダーとして、医療/福祉とエンジニア領域のメンバーマネジメントを中心に携わっている。

  • 薄井(Usui)

    2023年中途入社。
    看護事業のコンテンツ担当としてキャリアをスタート。コンテンツSEO、メディア戦略の策定、ナーチャリングコンテンツの企画・進行を担当し、2024年上期には、医療/福祉領域におけるマーケターVPを受賞。担当領域を拡大し、2025年4月からはオンライン診療事業とHR Tech事業のコンテンツマーケティングにも携わる。

一線を画す独自のコンテンツマーケティング

まず最初に、コンテンツマーケティングとは何か、教えてください。

加藤

コンテンツマーケティングとは、ユーザーにとって有益なコンテンツを提供することで、商品やサービスへの理解と興味を深めてもらうマーケティング手法です。記事や動画、ホワイトペーパーといったコンテンツ形式を活用して、最終的なサービス登録や購買、ファン化を目指します。押し売りではなく、ユーザー目線で価値ある情報を提供することで、自然な形で関係性を構築していくことが重要です。

近年、コンテンツマーケティングの重要性が高まっていると思います。レバレジーズにおける特徴について教えてください。

加藤

大きく分けて2つの特徴があると考えています。

1つ目は、toC向けのWebマーケティングで、プッシュ型・プル型両方の施策を展開している点です。一般的にコンテンツマーケティングはSEOをはじめとしたプル型の施策がメインになりやすいですが、レバレジーズではSNSや広告も活用したプッシュ型の施策もおこなっています。たとえば、SNSでユーザーの興味関心に沿ったコンテンツを投稿してコミュニケーションを深めつつ、さらに興味がある方向けにWebサイトへの流入を促進する施策などを実施しています。

2つ目は、インハウス体制で質の高いコンテンツ制作にこだわっている点です。社内で企画から制作まで一気通貫で行うことで、定量・定性両面での評価が可能になります。質の高いコンテンツを制作するためには、数字だけではなく定性面の丁寧な検証や評価が重要です。一般的な評価軸では、量重視あるいは質重視のどちらかに偏っているケースが多いですが、レバレジーズではその両方をバランスよく追求しているのが特徴です。

薄井

個々のマーケターの強みを活かせる点も特徴的だと思います。「コンテンツ」と一括りになっていますが、その手段は記事、動画、SNSなど、さまざまですよね。目的達成のための手段を柔軟に検討できる環境のため、個人の得意分野を活かしつつ事業に貢献していくことができます。

そして何より、私たちは成果にこだわっています。コンテンツ制作自体がゴールではなく、事業の売上やブランド価値への貢献、読者の体験価値を重視するのが基本です。まだまだ未熟な部分もありますが、企画から効果測定まで一貫して携わることで、コンテンツの質を最後まで磨き上げられるのも大きな強みですね。

▼メディアグローズグループの記事はこちらから!▼

質と量の両立の実現はかなり難易度が高いですよね。なぜレバレジーズでは両立できるのでしょうか?

加藤

コンテンツを通じてサービスの成長に寄与する」という目的がベースにあるので、質と量の両立が叶えられていると考えています。

というのも、レバレジーズではオウンドメディアをサービス成長の促進のために活用していることが多く、最大の目的は、自社サービスの価値を伝えて利用していただくことです。スピード感をもって数字を伸ばしていくためにはコンテンツの量も重要ではありますが、サービスの価値を伝え切ることができなければ利用には繋がりません。「コンテンツを通じてサービスの成長に寄与する」という目的があるからこそ、必然的に質の部分にもきちんと目を向けることができています。

薄井

コンテンツはユーザーとサービスを繋ぐものであり、長い目で見たサービスの成長には質の高いコンテンツを備えたオウンドメディアの成長が不可欠です。これがチーム内はもちろんマーケティング部内での共通認識となっていることで、コンテンツの質向上にも注力できています。

質と量の両方を追求するには戦略的な組織体制の構築も重要だと感じています。コンテンツチームの組織体制を教えてください。

加藤

現在10名弱の正社員と契約社員を含め、合計で20名弱の規模です。比較的小規模ながら、多様な専門性を持つメンバーで構成されているのが特徴です。

大きく分けるとチーム内の役割は主に2つあります。

1つ目は、コンテンツ戦略やプランニングを担当する役割です。メディア全体の成長戦略の策定から始まり、具体的なコンテンツのプランニング、そして効果検証まで一貫して行います。つまり、コンテンツマーケティングの全体像を把握し、戦略的な視点でプロジェクトを推進する役割です。

2つ目は、ディレクターや編集者としての役割です。こちらはコンテンツの具体的な企画立案や制作のディレクションなどを主に担当します。ユーザーインサイトを徹底的に分析し、編集スキルや独自の表現力を活かして事業貢献につながる「質の高いコンテンツ制作」に取り組んでいます。

1つ目の役割が「全体の方向性を決めること」なのに対し、編集者の役割は「ひとつのコンテンツの質をとことん極める」ことです。

この2つの役割が密接に連携することで、戦略的かつクリエイティブなコンテンツマーケティングを実現しています。また、チームのサイズがコンパクトであることを活かし、柔軟かつスピーディーな意思決定と実行が可能です。

多彩な経験が織りなす、唯一無二のキャリア

レバレジーズでコンテンツマーケターとして働く魅力について教えてください。

加藤

レバレジーズでコンテンツマーケターとして働く最大の魅力は「ビジネス視点と専門性の両立ができる点」と「幅広い業界のSEOに携われる点」の大きく分けて2つあると考えています。

Webコンテンツ制作の現場では「コンテンツをつくる」ことに集中し、マーケティング視点が不足しがちです。しかしレバレジーズでは、「マーケター」として売上やブランド価値向上への貢献を常に意識しながら業務に取り組みます。ブランド価値の向上や売上など、具体的な目標を定め、戦略的にプランニングをおこなうことで「マーケター」として成長が実感できる環境です。

また、レバレジーズでは約30の媒体を運用しており、多様な業界のSEOに携わることができます。これは、代理店のような立場で多くの案件に携わるのとは異なり、自社サービスの成長を最後まで見届けられるという点で、他にはないレバレジーズならではの魅力的な環境だと感じます。

薄井

私は、自分の制作したコンテンツで事業成長や社会課題の解決に繋がると実感できる環境に、大きな魅力を感じています。

レバレジーズの事業に共通するのは、社会課題の解決を目的としている点です。コンテンツマーケターとして読者に届けるべき情報を届けること、事業に貢献していくことで、その先にある社会課題の解決に少しでも寄与できるのではないかと考えています。

現在私は転職エージェントサービスに関連するコンテンツ作成に携わっていますが、読者のキャリアの意思決定をサポートし、重要な人生の選択を支援する意識で取り組んでいます。自分が企画・制作したコンテンツをきっかけにキャリアの選択肢が増えたり、スムーズな意思決定に繋がったりしているのであれば嬉しいですし、やりがいにもつながるんですよね。そのサポートが、ゆくゆくは人手不足の解消や人員の適正配置に繋がったらと考えています。

自分がやりたいことを仕事にしながら、同時に社会的な課題の解決に貢献できているという感覚を感じられるのは、レバレジーズならではの魅力です。

スキルや経験については、どのような成長機会が得られるのでしょうか?

薄井

私はコンテンツマーケティングチームに所属して、コンテンツの質を磨くのはもちろん分析能力や仮説思考を磨く機会を豊富に得られたと感じています。

レバレジーズでは社内のデータ戦略室と連携し、社内の充実したあらゆるデータ基盤を活用しています。サイトを訪れた方の行動データや、ページごとの詳細な分析情報などを活用して、より読者のためになるコンテンツ企画の材料を得ることができます。たとえば訪問数やコンバージョン数だけでなく、訪問回数別の行動パターンや滞在時間、クリックの流れを見てみることで、コンテンツをもっと良い状態にするための仮説が立てられるんです。

加えて、事実を基に仮説を立てて検証するプロセスを繰り返すことで、論理的思考力も鍛えられます。自分の仮説に対して、しっかりとした根拠を持って提案できるようになるのも大きな成長ポイントです。

加藤

コンテンツ作成においては、どうしても「つくること」自体に意識が集中しがちです。しかし、真にユーザーにとって価値あるコンテンツを提供するためには「ユーザーニーズへの合致」を重視する必要があります。コンテンツを作成したとしても、それがユーザーにとって真に役立つものとなっていなければ意味が無いですよね。

そのためレバレジーズでは、定量的に現れるデータを綿密に分析し、課題を明らかにすることにもこだわっています。どんな施策を進めるにしても、必ず事実に基づいた仮説を立てて提案するのが基本になっていますね。この繰り返しによってコンテンツの質を向上させ、ユーザー体験の最大化を目指しています。

Webコンテンツ制作にとどまらず、定量的なデータから戦略を考案するスキルを得られるのはとても魅力ですね。選択できるキャリアパスにはどのようなものがあるのでしょうか?

加藤

前提として、レバレジーズグループ全体でキャリアパスは非常に柔軟で、個人の意思や適性に合わせて選択していくことが可能です。なかでも私たちのチームでは、大きく分けて3つの方向性が考えられます。

1つ目は、機能軸での成長です。これは、コンテンツマーケティングの専門性を深め、より高度なスキルを身につけていくパターンです。私自身はこの道を選んでいて、社内の複数の媒体を担当する経験を積み、現在は機能軸のなかでリーダーに就任しています。

2つ目は、事業軸での成長です。コンテンツマーケティングで培ったスキルを活かしつつ、特定の事業領域でより広範囲な責任を担うキャリアパスです。実際に、コンテンツマーケターとして入社した後に、プロジェクトマネジャーに就任したり事業マーケティング責任者に就任したりしている同僚が多数います。

3つ目は、全く新しい専門性を身につけ、事業や機能の枠を超えて成長していく道です。コンテンツマーケティングからブランディングやプロダクト開発などの領域にキャリアチェンジし活躍している社員も多いですね。

キャリアの初期段階では、たとえば、後輩の指導や小規模なチームのリーダーシップを任されるなど、段階的に責任範囲を広げていく機会もあります。

薄井

コンテンツマーケティングチームは、制作したコンテンツを用いて他のスキルをもつ担当者と連携する施策も多いです。だからこそ、専門外の領域にも影響範囲を広げやすい面はありますね。 

こういったキャリアは決まりきったものではなく、個人の意欲や適性、そして会社のニーズに応じて柔軟に変えていくことが可能です。

キャリアに制限が無く、自分の興味や強みに応じて、自らキャリアを創造できるのが大きな特徴だと感じています。

成長戦略の支柱に、コンテンツマーケティングを

今後の展望や未来について教えてください。

加藤

まずは、まだレバレジーズのサービスを知らない方を含め、より多くのユーザーとのコミュニケーションをさらに強化していきたいです。顧客一人ひとりのニーズを深く理解し、真に価値のあるサービスを提供し続けたいと考えています。顧客ニーズやデータに基づいたコンテンツ戦略によって、あらゆる顧客接点で最適なコミュニケーションを実現し、生涯にわたる信頼関係を築くきっかけのような存在になれたらと思います。

また、コンテンツそのもののクオリティ向上にも引き続き挑戦していきます。将来的には、マーケティングの手段としてだけでなく、コンテンツ自体がサービスのひとつになるくらい、価値あるものに育てていきたいです。たとえば、有料級のコンテンツを作ったり、たくさんの人に訪れてもらえるメディアを作ったりできたら面白いですね。コンテンツの可能性を広げるためにも、どんどんチャレンジしていきたいと思っています。

薄井

レバレジーズのコンテンツマーケティングチームは、部門の枠を超え、会社全体の成長とユーザー満足度の向上に大きく貢献できる存在になることを目指しています。コンテンツマーケティングを戦略的アプローチとして位置づけることで、より統合的で効果の高いマーケティング活動を可能にし、結果として企業全体の競争力向上に繋げることを目指していきたいと考えています。

Read More
こんな記事も読まれています