
新規事業立案プロジェクト「LEGO」の全貌に迫る
カルチャー
新規事業立案プロジェクト「LEGO」とは
LEGOの概要
社内公募から厳正な審査を通過したメンバーでチームを組み、新規事業の立ち上げを目指す、新規事業立案コンテストです。
レバレジーズの正社員であれば、だれでも参加エントリーが可能で、合宿最終日の審査で採択された場合は、実際に新規事業立ち上げが可能です。メンターは、岩槻代表をはじめ、執行役員陣や事業部長陣など、新規事業の立ち上げ経験が豊富な7名が担当。年間150億円以上を投資し、年間10以上もの新規事業の立ち上げをおこなうレバレジーズの事業創造力を肌で感じることができる企画です。
今回3年ぶりの開催となったLEGO。10年後に兆円企業を目指すレバレジーズにとって、新規事業の創出は不可欠な成長エンジンです。前回開催の2022年度から2024年度の3年間で、レバレジーズは会社の土台を整え、新規事業への投資を加速する強固な基盤を構築。投資を加速させる環境が整ったことで、3年ぶりの開催を決定しました。
今回は公募ののち、執行役員と運営で厳正な審査をおこない、50人を参加メンバーとして選出。5名ずつ10組に分かれ、チーム一丸となって新規事業立案に取り組みました。

LEGOの目的
LEGO開催の目的は、大きく分けて以下の2つがあります。
1.企業成長戦略・人材育成
レバレジーズが今後10年で兆円企業となるためには、新規事業の創出が不可欠。市場の変化を的確に捉え、安定的に顧客価値を生み出すマーケットを開拓するには、社員一人ひとりが新規事業開発を担える存在へと成長していく必要があります。
LEGOはまさに、そのための「種まき」です。アイデアを形にし、事業計画を練り上げるプロセスを通じて、次代を担う人材を育成するとともに、会社の未来を築く新たな事業のヒントを探求することを目的としています。
2.企業カルチャーの創造
レバレジーズでは「次代」は社員全員で創る必要があると考えています。次代を創るためには、社員一人ひとりが会社に言われたことだけをこなすのではなく、自ら社会の未来を創造するためのチャレンジをすることが必要です。誰もが当たり前にチャレンジができる文化の会社であり続けたい。また、誰もが主体的にチャレンジできる機会を創り企業の文化を醸成したい、という想いからLEGOは生まれました。
今回のLEGOのコンセプトは「次代を創る、実行者であれ」です。
レバレジーズの文化は、誰かが与えてくれるものではなく、私たち一人ひとりの行動によって創られるもの。そして、その集合体が、レバレジーズという会社そのものを形づくります。LEGOを通じて「自分がレバレジーズの文化を創る」「レバレジーズそのものを、自分の手で創り上げる」、そんな想いを持つ人を増やしたい。社員一人ひとりが自ら考え行動する「実行者」であり続けてほしい、という想いを込めたコンセプトです。

プログラム内容
LEGOのプログラムは大きく分けて、約1ヶ月半の事前準備と3日間の合宿で構成されています。

1. 事前準備
合宿の約1ヶ月半前から、各チームでの事前準備が始まりました。
この期間、参加者はチームで事業アイデアを出し合い、徹底的な市場調査やユーザーリサーチを実施。そして、岩槻代表やメンターに何度も事業案を提案し、フィードバックを受けて内容をブラッシュアップしていきます。
思いつきのアイデアから、現実的な事業計画にするべく、チームでの試行錯誤を重ねます。
2.合宿
事前準備を経て練り上げた事業計画をさらに磨き上げるため、2泊3日の合宿を開催。
合宿では、立案した事業の実現性を徹底的に検証します。岩槻代表や各分野のプロフェッショナルであるメンターから直接フィードバックをもらい、事業計画をブラッシュアップしていきました。
昼夜を問わず、チームメンバーと議論を重ね、最終日の審査に向けて奮闘する姿は、まさに「実行者」そのものでした。
▼合宿の様子は、公式YouTubeチャンネル「レバレジーズCh」でもご覧いただけます!▼
次代を創るのは誰だ。レバレジーズ新規事業開発コンテスト「LEGO」舞台裏に完全密着【前編】
ついに決着。レバレジーズ新規事業開発コンテスト「LEGO」舞台裏に完全密着【後編】
激戦の審査を終え、最優秀賞1案、採択案1案、そして追加調査対象8案が決定。すべてのチームが事業化への切符を手にするという、素晴らしい結果で幕を閉じました。
「次代を創る、実行者であれ」というコンセプトのもと、参加者の真剣な努力と情熱が、新たな事業の種をまくことにつながりました。今回のLEGOから、レバレジーズの未来を創る事業が生まれる日も、そう遠くないでしょう。

LEGO参加者インタビュー
「自分から挑戦しないと成長は止まる」3年目に抱いたキャリアの危機感
芝戸(SHIBATO)
レバテック セールス 2023年新卒
ー LEGOへの挑戦を決めた背景をおしえてください。
「自分から挑戦する機会を取りに行かないと成長が鈍化してしまう」という危機感を感じたことが、参加のきっかけです。
LEGOの募集がかかったのは、ちょうど入社3年目に入り、ある程度自分の業務で問題なく結果を残せるようになったタイミングでした。同期が社内異動などで新しいことに挑戦する人が多いなか、私は同じチームでキャリアを縦に伸ばす道を選択。だからこそ、何か新しい挑戦の機会を自ら掴まないと成長が鈍化してしまうのではないか、という焦りを感じていたんです。そんな時に目に留まったのがLEGOでした。
ー まさに挑戦する機会を探していたタイミングでLEGOが目の前に現れたわけですね。新規事業にはもともと興味があったのですか?
いえ、それが全然なかったんです。どちらかというと、新規事業立案には興味が薄い方だったと思います。
目の前にある組織課題を解決していくことが得意ですし、今の組織が好きなので、今後も組織の成長に貢献し続けたいと考えています。新しいものを探すというよりは、やるべきことをやり続けることが得意だからこそ、これまでやったことのないことへの挑戦や、今の自分にはできないであろうことへの挑戦が、自分の組織の成長にも繋がるのではないかと考えました。
ー 実際にLEGOに参加してみて、どのような学びや気づきがありましたか?
大きく分けて2つあります。1つは、自分はまだまだ知らないことやできないことがたくさんあるんだ、という自分の伸びしろに気づけたことです。
今回のチームは、セールス、マーケター、エンジニア、といったさまざまな職種のメンバーで構成されていました。それぞれが持つ専門知識やスキルが、事業を創るうえでいかに重要かを肌で感じました。
具体的には、市場調査のフレームワークやユーザーインタビューの手法など、普段の業務だけでは得られない知識を学びました。一方で、顧客インサイトや対人理解の鋭さは、日常的に顧客と接するセールスならではの強みだと再認識しました。
2つ目は、普段の業務で取り組む施策やプロジェクトも、広い視点で見れば新規事業と同じだという気づきです。
LEGOでは、事業を動かすまでに膨大な調査や検証をおこない、根拠を重ねていきました。その過程があったからこそ、日々の施策やプロジェクトにおいては根拠の薄い取り組みもたしかにあったと気づくことができました。LEGOの経験を経て、今後はもっとユーザーのニーズや市場の情報を深く考え、仮説の精度を高めてから実行する必要があると感じています。
ー 事業化に向けた意気込みをお願いします!
今回私たちが立案した事業は、人生の大きな転機に関わる、やり直しの効かない意思決定を迫られる領域です。「感情への貢献」というレバレジーズの事業創造のテーマを、今までとは一味違った角度で実現できる可能性を感じています。
今後事業化するかどうかはまだ未定ですが、今回の経験を通じて得た学びを、まずは日々の業務に活かしていきたいと思っています。私が通常業務で関わるお客様は、IT領域のプロフェッショナルの方々です。LEGOで培った、まだ言語化されていないニーズを探る力や、マーケットを読み解く力を活かし、より本質的な価値を顧客の皆様に提供していきたいです。
プロダクトを「生み出す側」へ。エンジニアがLEGOで見た、事業創りのリアル
稲垣(INAGAKI)
システム本部 エンジニア 2024年中途
ー LEGOへの挑戦を決めた背景をおしえてください。
エンジニアとして新規事業を0から創り、それに必要なシステムやアプリケーションを自ら開発したいという想いがあり、参加を決意しました。
この経験はスタートアップへの転職でも得られるかもしれません。しかし、レバレジーズに入社して、仕事に高い熱量を持つ社員と働くなかで、そうした人々と一緒に事業を創りたいと強く思うようになったんです。
そんな想いを抱いていたなかでLEGOの募集があり、挑戦しない手はないだろうと考えました。
ー 実際にLEGOに参加してみて、どのような学びや気付きがありましたか?
まず一番大きな気付きは、書籍などから知識を得ることと、実際に時間とお金をかけて知識を得ることのギャップです。
以前から新規事業立案には興味があり、書籍を通じて勉強を進めていました。しかし、いざ実践してみると、本に書いてある通りにはいきません。たとえば、本には「まず課題から入りましょう」とありますが、実践してみると「なんか面白そう」というアイデアを優先してしまいがちでした。また、「ユーザーの声を聞く」ことの重要性は理解していても、実際にアポイントを取るハードルが高く、つい後回しにしてしまう。こうした「分かっているのに失敗してしまう」という経験が、何よりの学びでした。
ー 理論と実践のギャップを肌で感じたのですね。
はい、ひしひしと感じました。
私のチームは社会人歴数年の若いメンバーがほとんどで、事業立案経験が豊富な人はあまりいませんでした。時間もお金も、そして強靭なメンター陣のサポートも考えると、会社はすぐに結果を求めているわけではないとも感じたんですよね。新規事業を創り出す精鋭チームを組むなら、経験者で固めた方が効率的。しかし、あえてそうしないのは「ここで学んで成長してほしい」という、社員に対する長期的な成長投資なのだと感じました。この期待に応えられるよう、沢山のことを吸収しようとスイッチが入りました。
ー その他に印象に残っていることはありますか?
やはりメンターの方々、特に岩槻さんからのフィードバックは非常に勉強になりました。
私たちの立案した事業案に対して、具体的にフィードバックをくださるため、非常に腑に落ちました。一般論だけでは分からない、数々の事業を成功に導いてきた経験でしか得られない感覚からくるアドバイスを直接いただけたのは、大きな収穫でしたね。
ー レバレジーズの経営陣が、どのような観点で事業立案をしているのか、直接肌で感じられたと。
まさにその通りです。超スタートアップが狙うような領域でもなければ、大企業が入りそうな成熟した市場でもない。「レバレジーズがやるからこそ意味がある」という、絶妙なラインを常に求められていると感じました。
また、通常業務ではなかなか話す機会がない経営陣と、3日間という限られた期間で密にコミュニケーションを取ることができるのも、貴重な機会だったなと思います。
ー 立案事業の立ち上げに向けて、意気込みをお願いします。
LEGOで学んだレバレジーズがやるからこそ意味がある事業とは何か、という視点を忘れずに、今後も事業化に向けて模索していきたいです。
エンジニアとして、プロダクトそのものが価値を生み出し、他社が簡単に真似できないような事業を創り出す。このプロジェクトを通じて、エンジニアが事業を牽引できることを証明し、会社に新たなビジネスの柱を立てることを目指したいです。

おわりに
今後10年で兆円企業を目指すレバレジーズにとって、新規事業やM&Aは不可欠な成長戦略です。それに伴い、社員一人ひとりが新たな挑戦に直面する機会も増えていきます。
新しいチャレンジは、時に不安や迷いを伴うかもしれません。しかし、その一歩を踏み出すことで、自分自身を大きく成長させることができます。
社員一人ひとりの変化が、会社全体の文化を変え、ひいてはレバレジーズの未来を創ります。私たちは、皆さんがレバレジーズの文化を創る主体者となり、これからの会社を力強く牽引してくれることを心から願っています。
挑戦の先に待つ、新たな景色を一緒に見に行きましょう。