【内定者座談会】京大・阪大生が語る。「総合商社」ではなく、レバレジーズを選んだ理由とは
ひと
海外を飛び回り、事業規模も大きい総合商社。その一方で、20代という若さで事業を創り、「自分の正解」を追求できるレバレジーズ。この2つの選択肢で迷う就活生は少なくないのではないでしょうか。今回は、総合商社も視野に入れて就職活動をした結果、レバレジーズへ入社を決めた京大・阪大出身の26卒内定者2名に、意思決定の葛藤や、レバレジーズを選んだ明確な理由を赤裸々に語っていただきました。彼らの思考プロセスは、キャリア選択に悩む全ての就活生にとって、大きなヒントになるはずです。
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疋田(Hikita)
大阪大学 人間科学部 -
松本(Matsumoto)
京都大学 法学部
「受動的な環境は選ばない」。原体験から導き出したキャリアビジョン
まずは学生生活で力を入れた活動について教えてください。
疋田
体育会サッカー部に所属しセンターバックを担当。4年生の現在は、主将を務めています。毎日の練習はもちろん、その他にも活動費を賄うためのスポンサー獲得活動や、地域貢献活動の一環でおこなっていた小学生のためのサッカー教室などに力を入れていました。
松本
私は、大学2年生頃から取り組んでいた、教育系事業を運営するスタートアップ企業で長期インターンにコミットしていました。学生が起業した会社で、代々学生が経営を担う組織であったため、営業・マーケティング、さらには最終面接官としてインターンの採用活動まで、幅広い業務を学生経営陣の一人として担当していました。
お二人とも部活やインターンなど充実した学生生活を過ごしている印象ですが、就職活動中には、どのようなビジョンを持っていたのでしょうか?
松本
私は、「個人の自己成長を突き詰める」「自分の努力の結果として、他者へ価値貢献する」という大きく2つのビジョンを持ち就活を進めました。
1つ目の「個人の自己成長を突き詰める」のビジョンを持つきっかけになったのは、高校受験や大学受験の経験です。周りの人からは「正直難しいんじゃないか」と思われるような目標に対して逃げ出さず向き合い続け、目標を達成できたことに喜びを感じ、さらに高みを目指す成長意欲が芽生えるようになりました。
2つ目の「自分の努力の結果として、他者へ価値貢献する」は、インターン時代の経験が由来しています。当時セールスの立場で、塾への入会を検討している方に対して自分の経験や知識を提供し「今後の勉強に対する向き合い方が変わった気がする」と喜んでいただけました。この経験を通じて、事業に利益を生み出し社内に価値貢献できた喜びと同時に、顧客の人生を少しでも良い方向に変えることができるやりがいを強く感じました。
これらの学生時代の経験から、自己成長を他者への価値貢献に還元できる企業を求め、就活を進めました。
疋田
私は、平穏無事な安定した幸福よりも、大きな挫折や試練を乗り越えた先にしか感じられない、大きな幸福を感じられる「自分にしか描けない人生を歩みたい」というビジョンを持っています。
これは、何かのきっかけによって生まれた価値観ではなく、自分自身が潜在的に持っていたものなんです。自分にしか描けない人生を歩むためには、受動的な環境ではなく、能動的に自分の意思によって進路や環境を選択できる場所が必要。また、その結果生じる不安定性を応援してもらえるような企業である必要があると考え、就活を進めました。
明確なビジョンや軸を持ち就活を進めていたお二人ですが、具体的にはどのような経験ができる企業を求めていたのでしょうか?
松本
自己成長の点では、高校から大学までの経験から、ぎりぎりの目標に向かって本気で努力して初めて成長するという考えを持っていました。そのため、身の丈以上のことを任せてもらい、考えながら努力し泥臭くやり抜ける環境がある企業を求めていました。20代の働きが今後のキャリアや成長を決めるとも考えており、インターンでの経験も相まって年次に関係なく若手から事業経営に近い経験ができる点も、重要なポイントでした。
また他者への価値貢献の点では、すべての会社が社会にとって何かプラスになる事業を運営していますが、「あったらいいな」という事業を展開する企業ではなく、いますごく困っている人たちの人生を「マイナスからゼロに変える」ような領域で事業展開している企業に関心を持ちました。誰かの人生をより良いものに変えられる感覚を得ることができる環境を求めていたと思います。
疋田
私は、将来の起業も視野に入れ「事業運営の経験」「0から事業を創る経験」の2つの経験ができる企業を求めていました。
この経験を求める原点となったのは小学生時代に読んだ漫画なのですが、自分がいなくなった世界に何も残らないことが、すごく怖いと感じたんです。就活時に、何かしらのかたちで自分の証を後世に残したいと考えた結果、祖父が事業家であったことへの憧れもあり、自分が生み出した「事業」を後世に残したいと考えました。

インターンや選考を通じて見えた商社のリアル
お二人は就活時、商社への就職を志望していましたよね。その理由は何だったのでしょうか?
疋田
将来的に起業したいという夢があるので、「事業投資」の経験ができる点に大きな魅力を感じました。事業を立ち上げや事業改善のための、実践的なノウハウを、学べると感じたんです。
そのほか正直なところを言うと、待遇面にも惹かれるものはありましたね(笑)。今までの人生で大学受験や部活の選択などを振り返った際に、ある種「世の中の正解」を目指してきたので、就活においても潜在的に世の中の正解を求めていたのかもしれません。
松本
私も疋田さんと同じく、世間体を気にしていた部分は正直大きかったです。大学の先輩から聞く話から、漠然と商社やコンサルへ就職することが正解だと感じ、目指すべき目標なのかもしれないと考えていました。
経験の面においては、日本の未来を変えるような規模感で「事業投資」を経験できる点に大きな魅力を感じました。実際に商社のサマーインターンに参加し、日本の将来の国際データ通信を支えることを目的としたインフラ事業に挑戦したのですが、将来的に日本のインフラを担う一員として影響範囲の大きい事業に携わるチャンスがあるのは商社ならではだと感じましたね。
商社へ魅力を感じていたお二人ですが、インターンや選考へ進むなかで感じたギャップはありましたか?
松本
大きく二つありました。一つはスピード感です。社員さんの業務内容を伺った時に、ベンチャー系事業会社と比較すると、どうしても昇進のスピード感が遅いと感じました。同じ年齢でも、経験している業務内容の責任範囲の差を大きく感じましたね。
もう一つは配属のリスクです。事業投資に関わりたい希望があっても、若手のうちはどうしてもトレーディング業務から始まる可能性があるのは、最後まで引っかかる点でした。
疋田
僕もやはり、松本くんが言うスピード感の点には、大きく不安がありましたね。そのほかにも、商社特有の「社内競争」にも不安がありました。
商社は企業規模が大きいため、年次成長率は高くない。そうなると、上位ポジションの創出数も比例して多くないので、ポジションが上がるには時間がかかると感じました。また、若いうちから高いポジションを目指そうとすると、数少ないポストを同期がライバルとして取り合うような競争が生まれてしまうんじゃないかと。
僕が体育会サッカー部で培ったのは、強いチームになろうという一つの目的に向かって、みんなで頑張る価値観です。ポジション争いのために他者を蹴落とすような競争性が生まれかねない環境は、性に合わない。社員全員が会社の成長のために一丸となって努力し、成果を残した人には適切にポジションを渡すことができる、あるべき循環を回すことができる環境の方が、私には合っていると感じました。

「急拡大」のフェーズこそ最高の機会。商社と迷った末に決断したファーストキャリア
お二人とも、最終的に商社とレバレジーズでかなり迷われたと伺いました。そのなかで、レバレジーズへ入社を決めたきっかけは何だったのでしょうか。
松本
決め手は大きく2つあります。1つ目は会社の成長スピードと、それに伴い若手に与えられる裁量の「質と量」。2つ目は社員の方の顧客志向性の高さです。
レバレジーズのサマーインターンに実際に参加した際、リーダーやマネージャーを20代の方が担当し、1事業の成長責任やピープルマネジメントを担っている姿を間近で見て、衝撃を受けました。商社のような巨大な組織では、若手は部分最適化された業務からスタートすることが多いと思います。しかし、レバレジーズでは、20代で事業の全体像を見て、戦略立案から実行まで、事業を「自分事」として動かせる。このスピード感と裁量の大きさが、商社にはない大きな魅力でした。
また、内定承諾前の段階で商社と迷っていると本音も伝えている、言ってしまえば人事の方から見た顧客である僕に対して本気で向き合ってくれる社員の方の誠実さにも惹かれました。会社として、顧客に対して本気で向き合うカルチャーが根付いている点が、自分の求める環境に合っていると感じました。
疋田
私は一言でいうと、「自分の力で変えられる変数」が大きい点が入社の決め手です。
自分の成長や、任される範囲、言ってしまえば待遇も、商社のように「年功序列」や「組織のレール」に沿ったものではなく、自分が頑張れば頑張るほどついてくる。やり切る覚悟さえあれば、自分でいかようにでもキャリアを創り出せる環境であるところに惹かれましたね。
これは、レバレジーズがこれから更に成長を続けるフェーズだから実現できる環境。市場規模を更に拡大させる、いわば「急拡大」のフェーズだからこそ、組織課題を肌で感じ、それを自分の力で解決していく成長機会を得られると感じ、飛び込む価値があると思いました。
松本
私も疋田くんと同じことを感じましたね。私の場合は、企業規模と任される裁量の割合のバランスも魅力に感じました。
たとえば、売上が1,000億円規模の成長企業で10億円の事業責任を負うのと、数兆円規模の完成された大企業で同額を扱うのとでは、裁量の「質」が異なると考えています。
同じ任せてもらえる金額でも、その会社における責任の割合を比較した結果、レバレジーズの方が「より大きな責任」を早い段階で任せてもらえる感覚が強くありました。20代で成長企業の中核として事業を動かしていく経験は、大手の商社では得難い、圧倒的なキャリア資産になると考えています。

論理VS感情の葛藤を超えて。「自分で人生の正解を創る」決意
商社ではなく、レバレジーズへの就職について、ご家族やご友人から「もったいなくないか?」「商社の方が安定じゃないか?」といった声は、正直ありませんでしたか?
松本
私自身、周りは大手企業に入社を決めるひとが多い環境だったので、世間体との葛藤はありました。「論理的にはレバレジーズの方が正しいけれど、感情の面で立ち止まってしまう」という葛藤です。
最終的には「就活に正解はない。あとは選択した結果を自分で正解にしていく」と強い覚悟を決め、意思決定しました。長い人生を通して、自分の頑張り、努力によって動かすことができる外的要因が多い環境。つまりレバレジーズの方が後悔なく自分のビジョンに近づけると考えたんです。
疋田
心配の声は、正直両親からありましたね。両親は僕の意思決定を尊重してくれる人たちであったので、入社後に実現したいビジョンや将来の目標を説明した結果、背中を押して貰えました。
世間体の部分では、「僕が成果を出し憧れの対象になれば、後輩も真似するんじゃないか」と思ったんです。自分で人生の正解を創るのはもちろん、後輩の新しい憧れを創っていこうという意思が、葛藤を乗り越えさせてくれました。
レバレジーズに入社後、お二人が目指す目標を教えてください。
疋田
入社後はまず、何かしらの社内記録を塗り替えるような実績を残したいです。そして2年目以降はリーダーになり、事業運営に携わる経験を積み、起業するための能力を身につけたいと思っています。
人生を通しては、「世の中で困っているけど足りてない」ものを新しく創り、社会に貢献することで自分の生きた証を残したいです。
松本
まずは置かれた場所で定量的・定性的に成果を残すこと。そして、インターン経験を通じて改めて大切だと意識した泥臭く頑張る、当たり前のことを積み上げるプロセスを大事にし、仕事を楽しみたいです。
将来的には、事業責任者としてセールスからプロダクト改善まで幅広い経験を積むジェネラリストを目指し、自分の人生のビジョンである「困っている人を救いたい」を、レバレジーズの成長を通して実現したいです。
最後に、今まさに商社とレバレジーズで悩んでいる就活生へメッセージをお願いします。
疋田
人生の中で働いている時間はすごく長いものです。ネガティブに捉えずに、自分が楽しく、やりがいを持って働けるような場所を頑張って見つけていきましょう。
そして、自分が本当に将来叶えたいのは何なのか、何が自分の人生において大事なのかを考え意思決定できれば、きっと後悔しない就活になると思います。
松本
自分の将来のビジョンを明確にするためにも、早い段階で自己分析に取り組み、自分に正直に向き合う時間をつくって欲しいです。
また、自分自身はどんなに綿密に自己分析をしても、感情的な葛藤に悩まされました。皆さんも、意思決定の際に感情の面で立ち止まってしまうことも多いのではないかと思います。そういったときは、一度将来のビジョンに立ち返り論理的に考える側面を忘れず、後悔のない選択をしてほしいです。最終的には、覚悟を決めて自分の意思決定を正解にしていくんだと強い気持ちを持つことが、納得いく就活を進める鍵になるのではないかと思います。

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