【内定者座談会】コンサル業界ではなく、レバレジーズを選んだ理由
ひと
就職活動で「20代の成長環境」を求めるとき、コンサルティングファームは有力な選択肢です。しかし、今回お話を伺ったツダさん・ヒョウドウさんは、コンサル業界を検討した上で、事業会社であるレバレジーズへの入社を決めました。コンサル就活で抱いた違和感と、レバレジーズを選んだ決め手とは。二人の思考・行動の軌跡を辿ります。(ライター:丸田)
-
ツダ
東京大学 法学部 -
ヒョウドウ
東京大学 文学部
成長志向の先で見据えた、コンサル業界
本日はよろしくお願いします。まずはお二人の自己紹介と、学生時代に打ち込んでいたことを教えてください。
ツダ
東京大学法学部4年のツダです。大学4年間は女子ラクロス部に所属し、日本代表のゴールキーパーとして海外でプレーする機会にも恵まれました。仲間とともに同じ目標を目指すのが楽しく、ひたすらスポーツに没頭した学生生活でした。
ヒョウドウ
東京大学文学部4年のヒョウドウです。私は教育系のサークル・学生団体を掛け持ちしていました。サークルでは女子中高生の進路支援を行ったり、学生団体では他大学も含めた調査事業やコミュニティ作りの広報活動を担当したりしていました。いずれも、自分の介在を通して相手の目が輝く瞬間にやりがいを感じていましたね。

ありがとうございます。お二人とも学生時代から精力的に活動されていますが、就活ではどのような将来像を描き、軸へと落とし込んでいましたか?
ツダ
私は「海外で活躍できるビジネスパーソン」になりたいという夢があります。中学時代の留学やラクロスでの海外経験から、日本だけに留まらず広い視野を持って社会貢献していきたいと考えるようになりました。
そのために、ファーストキャリアに求めていたのは「20代での成長環境」です。単に海外で働くだけではなく、活躍するためのスキルを得られるか。そのために、20代でどれだけ速いスピードで、広い経験を積めるか。その確度が高い会社を探していました。

ヒョウドウ
私はツダさんのように明確な将来像があるわけではないのですが、「人生のいろんな局面で挑戦する方を選べる自分であり続けたい」と考えています。
具体的な軸は3つありました。1つ目は津田さんと同じ「成長環境」。2つ目は「社会貢献性」、3つ目は「社員が高い熱量で努力している風土」であること。大学時代のコミュニティ然り、それらを満たす環境に身を置く意思決定が自分の人生をより良くしてきたからです。
お二人とも「成長環境」が共通の軸だったんですね。その中で、コンサルティング業界を見ていた理由と、そこで感じたことをお伺いしたいです。
ツダ
コンサル業界は、多様な業界のプロジェクトを通じて専門知識が身につき、「成長の幅」が広がるイメージがありました。また、若手のうちからクライアントの役職者などと折衝することで視座が高まり、「成長のスピード」も得られると考えていました。
ヒョウドウ
私も、上流の意思決定をサポートすることから「難易度の高い問いに向き合えそう」というイメージがありました。あとは正直なところ、周りの友人が多く受けていたので、自然と選択肢に入っていた側面もありますね。(笑)
実際に選考やOBOG訪問を進める中で考えに変化はありましたか?
ツダ
コンサルはあくまで「クライアントワーク」であり、クライアントの要望を叶えるのが第一であると感じました。もちろん必要な仕事だと思うのですが、直接的に社会貢献への手触りを持ちたい私にとっては、どうしても現場やその先の本当の顧客との距離があるという点が引っ掛かりました。
ヒョウドウ
やはり、どの会社もスマートな社員の方は多かったです。ただ、ある座談会で「コンサルの仕事は、お客さんが望むことを叶えることであり、自分の信念を実現するものではない」という率直な声を聞いたんです。確かに、難しい問いに向き合い、高度な提案ができたとしても、責任を持って意思決定を下し、結果まで受け止める当事者にはなれないのではないかと感じました。
思い返してみると、私の学生時代の活動は全て「信念」が原点にあったんです。ただ能力を発揮するのではなく、自分たちの描く世界観に対してアプローチできる事業会社の方が、私の性分には合っているんじゃないかと思い始めました。

ツダ
とても共感します。私もラクロスを通して、自分たちで目標を定め、戦略を練り、勝利を得るという一連の経験を積んできました。当たり前だと思っていましたが、そのプロセスの醍醐味である意思決定に携われなくなると、やりがいや達成感も得づらくなるのではないかという懸念に繋がりました。
企画に留まることなく、当事者として意思決定し、実行することに価値を感じていたんですね。
ヒョウドウ
そうですね。それに加えて、ある事業会社の説明会で聞いた話も印象的でした。これからの時代、企画や提案の質はAIによってコモディティ化し、価値が発揮しづらくなるリスクがある、と。
ツダ
私もコンサルから事業会社に転職した社会人の方から「仕事の大部分がAIでもできるようになると思ったから辞めた」という話を聞いて、ハッとしました。企画力だけでなく実行力、さらに不確実性の高い中で意思決定するセンスを身につけてこそ、本質的な市場価値が高まるという話には非常に納得感がありましたね。
レバレジーズとの出会いと、決め手
お二人がレバレジーズに興味を持ったきっかけと、惹かれた理由を教えてください。
ツダ
実は、私が所属していたラクロス部のスポンサーで、ユニフォームにも社名が入っていたんです。(笑)正直何をやっている会社かはよく知らなかったのですが、成長環境として有名な印象はあったので、とりあえず説明会に参加しました。
選考が進む中で、レバレジーズには本質的な成長環境があると感じました。まず魅力的だったのは、既存事業の拡大に加え、新規事業の創出やM&Aによる非連続な成長が実現されている点です。ポストが生まれやすく、若手が早期に裁量を持って意思決定できる「縦の成長」に魅力を感じました。
もう一つは、「横の成長」。インハウス組織(※)で職種の選択肢が広く、社内公募制度もあるので、主体的にキャリアを築くことができるのは20代のうちに自分の可能性を探りたい私にフィットしていました。
※インハウス組織:事業運営に必要な職種(営業・企画・マーケター・デザイナー・エンジニアなど)を全て社内に有すること
ヒョウドウ
私は説明会がきっかけです。最初は「幸福追求」「感情貢献」という耳慣れない言葉を打ち出しているのを聞き、世間からよく言われているように「宗教っぽいのかな?」と感じました。ただ、よくよく聞いてみるとそれらの本質が私の軸と合致していることに気づき、むしろ自分と価値観の通じる仲間が集まっているならそれに越したことはないと考えました。
ツダさんと同様に、成長環境という文脈ではキャリアの選択肢が縦横無尽であることに強く惹かれました。仕組みがあるだけでなく、その中で社員の方それぞれがキャリアに対して主体的に向き合っていることも印象的でしたね。
ただ、それぞれベクトルが自分に向いているわけではなく、あくまで人のため・社会のためになろうという利他性が第一にあり、助け合いながら働いていることも自分の求めている社会人像だと感じました。
ツダ
確かに、私の最後の決め手も「人」でしたね。面談でお会いした社員の皆さん全員が、職種・役職問わず「社会を自分たちが変える」という志を持ち、楽しそうに働いていたんです。その姿を目にして、直感的に「こういった仲間たちと働きたい」と思いました。

逆に、意思決定にあたって懸念はありませんでしたか?
ヒョウドウ
ありましたね。社員の熱量が高い分、ひたすらゴリゴリと行動量だけを求められるのではないか、という心配がありました。(笑)
ですが、同じ大学出身の社員の方と面談したり、内定者インターンで現場に入ってみたりする中で、そのイメージは変わりました。みんな夢中に働いていることは共通していますが、ただ量を投下するのではなく、質を高めるためにロジカルに試行錯誤しているんですよね。
色んな成果の出し方があるし、困ったときはすぐに助け合う文化がある。ここなら自分らしくやっていけそうだと感じ、決めた道を正解にしていくしかないなと覚悟が決まりました。

ツダ
やはり大学の知り合いはコンサルや商社など大手企業に行く人が多いのと、レバレジーズは同期が多い中で「自分が埋もれてしまうのではないか」という不安はありました。ただ、色んな会社の方と話してみたり、立ち止まって考えたりする中で、目先のブランドや採用数に目を曇らせるのではなく、一番自分が頑張れる環境を選ぶことがキャリア・人生にとって大切だと腹落ちしました。家族は驚いていましたが、「自分で決めたならいいんじゃない」という感じで背中を押してくれましたね。
今後描くビジョン
レバレジーズという環境を選んだお二人は、今後どのようなキャリアを描いていますか?
ツダ
限られた20代の時間の中で、主体的にできることを増やしていきたいです。まずは法人営業に興味があるので、そこで地力をつけたいですね。
ヒョウドウ
私は飽きっぽいところがあるので(笑)、いろんな仕事に挑戦し、スキルを広げていきたいです。将来的にはマネジメントにも挑戦し、介在価値を高めていきたいと考えています。
最後に、キャリアに悩む就活生の皆さんへメッセージをお願いします。
ヒョウドウ
就活中は、「自分も周りも見えなくて悩む瞬間」がたくさんあると思います。そういう時は、一人で抱え込まずに周りの人に頼って、いろんな人の話を聞いてみてください。ときに選考に落ちて「必要とされていない」と感じることもあるかもしれませんが、それは単に縁がなかっただけ。人との関わりを大事にしながら、粘り強く頑張ってほしいです。
ツダ
私も自己分析が一番しんどかったです。働いたこともないのに「何がしたいか」なんて、最初は分からなくて当然だと思います。
でも、私も色々な友人・社会人の方と壁打ちさせてもらい、自分の考えを整理していきました。これまでの人生で、どういう岐路に立ち、どういう観点で選択してきたか。それを深掘りすると、自分の大事にしたいことが見えてくるはずです。
そうして考え抜いたら、最後は「決めた道を正解にしていく覚悟」です。心から応援しています。

▼インタビューの模様を収めた動画はこちら!