通過率2%のレバレジーズインターンシップの魅力とは
カルチャー
最難関インターンシップとして多くの学生からご応募を頂いているレバレジーズグループのインターンシップ。果たしてその魅力はどこにあるのでしょうか。実際にインターンシップに参加した2018年新卒社員2名と、インターンシップ設計から携わっている社員2名に話を聞いてきました。(聞き手:名井)
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佐多
経営企画 兼 マーケティング グループマネージャー2015年新卒入社後、広告チームに配属。2年目から新規事業検討室へ異動し、8ヶ月で20以上のビジネスプランを立案。その後経営企画室と広告チームのリーダーを兼任し、ベストチームを受賞。現在はマーケティング部のグループマネージャーを務め、複数事業の統括や組織設計を行っている。特技は速読。好きな芸能人は武井壮。
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野挽
マーケティング2018年新卒入社。メディア企画部SEOチームに配属、医療領域を担当。2016年度夏のレバレジーズ新規事業開発インターンシップに参加し、当時のメンターであった佐多をはじめ社員のビジネススキルの高さと人柄に惹かれ入社を決意。特技はお皿を重ねずに7枚持てること。好きな芸能人は千鳥の大吾。
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三毛
セールス2018年新卒入社。レバテックITR事業部に配属、キャリアアドバイザーを担当。もともと人材系のベンチャー企業を見ており、2016年度夏のレバレジーズ組織課題解決型インターンシップに参加し、当時のメンターだった1年目の社員をはじめ社員の利他性に惹かれて入社を決意。特技はロジカルなつっこみ。好きな芸能人はオリエンタルラジオ藤森。
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佐々木
経営企画 兼 新規事業開発2013年新卒入社後、広告チームに配属。同チームのリーダー、メディア事業の立ち上げを経験した後、レバレジーズキャリア株式会社の立ち上げにおけるコーポレート周りの企画および介護事業部マーケティング責任者、HRマーケティング事業部部長を歴任。現在は経営企画室で新規事業開発、海外事業開発、M&A、既存事業生産性改善などの業務を遂行中。趣味はギターと読書と英会話。学生の頃からのライフワークであるバンドでは全国リリースや海外ツアーなど今も積極的に活動中。好きな芸能人はロバート秋山。
通過率わずか2%!最難関インターンシップの中身とは。
三毛さんと野挽さんはどんな理由からレバレジーズのインターンシップに応募されたのですか。
三毛
私は参加したインターンシップから就職先の候補を見つけたいと思っていて、ベンチャー企業を中心に15社程参加しました。レバレジーズは人材業界への興味と、最前線で活躍する若手社員がメンターとして出てくると聞いて、年齢が近くて優秀な方に出会えるのがいいなと思って参加しました。
野挽
僕も同じ感じです。評判というか、「レベルが高いし各地から面白い学生が集まってくるから受けといた方が良い」と友人に言われて応募したのがきっかけです。力試しのような感覚で受けていたので、レバレジーズに就職するかどうかは考えずに参加しました。
メンターのお二人はインターンシップでどのように学生と関わるのでしょうか。
佐多
すごく簡単に言うと「道しるべ的な存在」ですね。チームのみんながゴールに向かって進んでいけるように、ライトを照らしているイメージです。暗くて見えない中、この辺に道がありそうだよ、といった形で。
佐々木
僕が考えるメンターの役割は、学生がインターンシップを遂行する上でのチームビルディング、課題をクリアするための実務的なサポート、参加してくれた学生個人が成長を得られるようなコーチング、の3つですね。
まずチームビルディングは、チーム内の心理的安全性が最良な状態になるように様々なアプローチをします。メンターをやっている上での面白さの一つでもあり、かつ、ある種当たり前のことでもありますが、チームによってメンバー個人の心理状況やチームワークの発揮度合いは全く異なります。その中で、都度最適なフレームワークを選んだり、メンターとしての発言内容を変えたりして、サポートしていきます。次に、課題達成までのサポートについては、佐多も言っている通り、メンターという立場として見えつつある「チームとしての答え」を、直接的に伝えるのではなく気づいてもらうようアシストしていきます。答えを教えるのではなく、自分たちで辿り着くように道筋を示すことで、学生の成長につながったり、メンターでも想像しなかったクリエイティブなアウトプットが出てきます。最後の、学生個人成長を得るためのコーチングでは、各個人によってワーク中に教える内容を変えたり、振り返り時には1対1で面談をし、本人の長所短所などのフィードバックを伝えたりしますね。
メンターにはどんな人が選ばれるのでしょうか。
佐多
各チームにメインとサブの2名体制でメンターが付きます。メインメンターは事業部長や経営企画部で戦略など上流工程を担っている人が多く、サブメンターは若手でリーダーをやっていたり、事業部で活躍している社員が入ることが多いですね。そして愛がある人です。「学生に対して何かしてあげたい」というホスピタリティがあって、かつそれぞれの能力面を満たしてる人かな。
佐々木
そうですね。会社を代表して学生の前に立つわけなので、前提としてそれにふさわしいようなビジネススキルや自信がある人。そしてその上で、人と事業双方に対する興味があって、しっかりと学生と向き合える人が選ばれていると思います。
実際に参加してみてどうだった?
当時学生だったお二人は実際にインターンシップに参加してみてどうでしたか。
野挽
僕は新しい事業やサービスを考えたりするのが元々好きだったので、ただ楽しかったです(笑)。大変だったことで言うと、チームでバリューを出すのって本当に難しいと思いました。メンターからのフィードバックで、「個人でバリューを出すこと」と「チームでバリューを出すこと」は違うと言われて、インターンシップでそれを痛感しました。人によって得意領域は異なると思いますが、それぞれの強みや興味分野を把握した上で、均等に発言する機会や議論の場を提供することが自分にはできなくて、チームのバリューを最大化させることができなかったという反省があります。
三毛
とても充実した3日間でした。中身が濃かったです(笑)。ワークの内容が難しい分、やらないといけないことが多かったものの、常に何かを考えていないといけない状態が楽しかったです。
私が参加した時は事業の課題解決がテーマで、インターンシップ2日目に事業部長役の方に事業課題についてヒアリングに行ったのですが、上手くヒアリングをすることができず、ボトルネックまで辿り着けなくて。そんなこんなやっていたら2日目の終了時間になっていて、そこから場所を変えて、みんなで夜まで頑張りました。3日目の発表に向けてぎりぎりまで粘って、気づいたらインターンシップが終わっていたような感覚でした。本当に一瞬で終わった思い出があります。
メンターはどんな存在でしたか。
三毛
「どうしよう」となった時に、重苦しい空気の中で穴を開けてくれるような存在。「こういう視点で考えてみたら良いんじゃない?」と違う視点からのアドバイスを貰って、チームが少し進むみたいな感じです。佐多さんがおっしゃっているように、道を照らしてもらえるイメージで、「こうしなさい」とは全然言われないんです。あくまでも参加してる学生が主体で、それをサポートしてくれる存在がメンターでした。
それから最後の1on1(個人面談)も記憶に残っています。最初の1on1で「三毛さんはこのインターンシップで何を達成したいの?」と聞かれて、「他のインターンシップでファシリテートをしたことがなく、いまいち自分の力を出し切れた実感が持てていなかったので、今回は自分でファシリテーターとして頑張ってみたい」と伝えたんです。その目標に対して、ファシリテーターとしてどうだったか、もう少しこうした方が視野が広がるよ、とアドバイスを頂けて勉強になりました。その時のインターンシップだけでは完結しない、今後私が長期的に改善する必要がある弱点に気づくことができました。
メンターをやっていて大変なことはどんなことですか。
佐多
「絶対的な答えがないこと」ですね。ここに着地すれば良いという100%の答えはなくて、同じテーマでやってもチームによって毎回答えはまちまちです。先ほども述べましたが、僕らはチームを導いてはいかないんですよ。彼らが歩いていくペースや、進みたい方向に対して、細心の注意を払いながら、何かを学んでもらえるように工夫しないといけない。これがすごく難しくて、チームが進みたい方向に合わせてライトを照らしていくと、僕らが全く想定していなかった方向に議論が進んでしまって、メンター自身も「この先どうすればいいのだろうか」とドツボにハマる時があります(笑)。でもそこからがメンターの腕の見せ所で、その状況からでも「何か良い解決策があるんじゃないか」と一緒になって考えるんです。
毎回インターンシップはどれも本当に大変ですね。最後まで良い調子でワークが進むことはほぼ無いです。でも探り探りだからこそより良い答えに辿り着くこともあって、時には僕らが想定したものよりも遥かに良いものができることもあります。
実際にインターンシップで出た案が事業化されることもあるのでしょうか。
佐多
はい、今年できたM&A事業は、去年のサマーインターンシップで僕のチームから出た案を事業化させたものです。その時は新規事業を考える3日間の内容で、そのチームは2日目が終わったタイミングでも方向性が決まらず、かなりボロボロな状態でした。正直なところゴールまで辿り着くことすら厳しいかもしれないと思っていました。でもそこから諦めずにみんなが頑張って、最終日に事業案を発表したところ、社長が「それいいね!うちでやろう」って。僕らも新規事業の調査や事業開発に関わったりしていますけど、インターンシップにおいては3日間で調査から提案まで持っていかないといけないじゃないですか。
限られた時間でやりきろうとする熱意が、残り1日という状況から事業を創っちゃうんですよ。「このインターンシップで何かを残さなきゃ」と本気を出した時のパワーはすごいと思います。大学時代にそこまで本気になった経験は僕自身なかったんじゃないかなと。そういう意味でもインターンシップは非常に良い経験だと思います。
佐々木
土壇場からアウトプットが出来上がる様は、本当に劇的ですよね。
佐多
そうですね。3日間あるうちの3日目の朝くらいまで絶望が続いて、3日目の朝から発表までの5時間くらいで最後完成するくらいの場合もありますからね。
佐々木
答えがあるものだと、ゴールから逆算して1個ずつ積み上げていけばいいじゃないですか。でも、レバレジーズのインターンシップって、それがない。だから、ずっと意味のないように思える道をさまよいながら歩いているんですけど、どこかで突然、「ここ行けるんじゃないの?」と光が見え、そこから一気に良いものにまで辿り着く感じ。過去のどこのチームをとっても、すんなりと一歩ずつ階段上って・・みたいなことはないですし、チームの最後の集中力や熱意を見ていると、メンターとして誇らしい気持ちになります。
最難関インターンシップといわれる、その理由とは?
インターンシップのテーマはどんなものを扱っているのでしょうか。
佐多
事業成長であれば社内で本当に起こっている問題、新規事業であれば実際に取り組むべき領域をテーマに扱います。さらに、ワークは参加学生がこれから社会を歩む上で活用できる内容に拘っています。
例えば事業創造がテーマであれば、どうやったら良いサービスは生まれるのか、良い仕事って何だろう、みたいな本質的なところを捉えて企画を設計します。また新規事業立案のワークでは学生に事業領域を選んでもらうのですが、選択肢として提供する事業領域は、流行っているからとか実験的に何か題材を与えるわけじゃなくて、本当にレバレジーズとしてやる可能性がある領域です。やるなら本気でやれた方がいいと思っているので、事業選定には社長も巻き込んで題材提供をしていますね。
佐々木
市場価値ってこれまで出してきた成果、アウトプットで決まるって言いますが、参加者には、インターンシップを通して「学びがあってよかった~」で終わるのではなくて、「実際に事業化されるような良いアウトプットを出した」とか「実際に実現される施策を立案した」みたいな本当の成果を出してもらいたいんですよね。せっかくなら、他のところでは絶対できない経験をして欲しいですし、結果として、学生にとっても、レバレジーズにとっても良いのかなと思います。
ちなみに余談ですが、事業選定について、学生がこれまでの経験を通じて着手をする上での「とっつきやすさ」は事業領域によって変わるので、そこの部分はある程度考慮していますね。例えば、今年のインターンシップでは、100個以上ある事業領域候補の中から「ビジネスモデルの確定度」と「情報収集難易度」のような指標を作り、それぞれで定性面、定量面からスコアリングして事業領域を選定しました。また、ゴールにたどり着くためのロードマップも、きちんと設計しています。その道筋を自分たちで歩けるよう、ロジカルシンキングやマーケティング、アカウンティング、事業戦略などのインプットセミナーも、僕たちメンターが行います。「実際の事業って、こうなってるんだ」みたいなリアリティを感じてもらいたいので、他の会社さんと比べたらインプット量はそれなりに多い気がしますね。
メンターのお二人はどんな思いでインターンシップに参加されているのでしょうか。
佐々木
人にもよりますが、学生の間は社会人と本気でふれあうことが少ないじゃないですか。そんな中インターンシップでは、僕らと非常に濃い時間を一緒に過ごすことになりますが、それを通じて働くことに対して良い印象をもって欲しいんですよね。「働くのって、社会人って、すごく楽しそうだな」って。僕らを見て少しでもそれを感じてもらえたら、個人的には本当に嬉しいです。
佐多
最終的にレバレジーズに入社するしないに関係なく、これからの大学生活や社会に出た時に活きるものを何か与えたいと思っています。
レバレジーズでも事業創造をテーマに扱うことが多いですが、生涯を通して、新規事業を自分で創ったり、事業開発に携わることなんて本当に僅かだと思っていて、インターンシップに来てくれた学生全員に事業開発のテクニックや手法だけを教えるのはナンセンスだと思うんですよ。もちろん事業創造がテーマであれば、そのノウハウも伝えますが、それに加えて僕がメンタリングするチームでは一人ひとりに課題を与えるようにしています。インターンシップ中はもちろんですが、インターンシップが終了した後でも学生からの希望があれば宿題を出すこともあります。たった数日間ですが、せっかく出会えたのであれば少しでも相手の人生に貢献できたらなという意識でメンターをしています。
最後にレバレジーズのインターンシップを検討している人にメッセージをお願いします。
三毛
ベンチャーに行きたいと決めている人も、ベンチャーってどんな感じだろうと興味がある人も、是非参加して欲しいです。実際にどんな人が働いているのかや、組織がどんな課題を抱えていて、それに対して自分は何ができる可能性があるのかなど深く知ることができる機会だと思います。あとは百聞は一見にしかずで、世の中の優秀な若手ってこんなにかっこいいんだなと、ひしひしと感じることができるので、自分の将来なりたい姿を考えるにあたって、新しい情報を得る機会にしてもらえたらと思います。
野挽
インターンシップに参加したからって、やりたいことが見つかるわけじゃないですが、人によっては見つかるかもしれません。まずはメンターに色々不安をぶつけてみて欲しいです。それからワークの内容がやりたいことじゃなかったとしても、課題を通じて色々なフィードバックを受けることで何となく将来の方向性が見えてくることもあります。アウトプットをしないと何も始まらないし、前に進めるきっかけが見つかるのではと思います。
佐々木
自分が成長することに対して、高いモチベーションを持っている人、フィードバックを受け入れて自分を柔軟に変えようとしていける人に来て欲しいです。そしてインターンシップに参加したら、失敗を恐れないで必死に全力で取り組んで欲しいと思っています。参加者は毎年、個々の能力の差がすごいんですよね。みんながものすごい個性を持っていて、得意なことも不得意なこともある。その中で、自分よりも秀でたモノを持つ人と相対して心が折れるような経験もしっかり積んで欲しいし、でも、そういう失敗みたいなものを経験することってダメじゃないんだよっていうのもちゃんと理解して帰って欲しいと思っています。
佐多
僕も成長意欲が高い人に来て欲しいと思いますが、その中でも特に何をやりたいかが決まっていない人に来てもらいたいです。明確にやることがわかってる人は、それをやればいいと思うんですよ。でもやりたいことが決まっていないのなら、インターンシップに参加したり、普段会わないような社会人に会ってみたり、色々と動くことで自分に足りないものや、自分がやるべきことが、見つかることも多いと思います。そういう人たちに、何かちょっとしたきっかけを与えられる存在になれたら、僕が関わることに少しは価値があるんじゃないかなって思いますね。
佐々木・佐多・三毛・野挽
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