可能性を最大化する環境とは?海外大学出身者が語るレバレジーズを選んだ理由
ひと
今回取材したのは、海外大学を卒業しレバレジーズに新卒で入社した3名です。社会問題やビジネスについて強い興味を持ち、さまざまな軸で考え抜いた結果、レバレジーズへの入社を決めました。自分のやりたいことを実現させるためにはどのような環境を選ぶべきなのか。3名のファーストキャリア論を紐解きます。(ライター:飯野)
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吉田(Yoshida)
海外事業本部語学習得のためアメリカの高校に進学。アメリカ・カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)社会学部を卒業後、2023年にレバレジーズへ入社し、海外事業部に配属。現在は外国人就労者のインバウンドに従事。
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地上(Jigami)
人事部新卒採用チーム名古屋大学を卒業後、イギリス・バーミンガム大学大学院へ進学。2019年にレバレジーズへ入社し、介護領域の事業部へ配属。営業職を3年経験した後、キャリアアドバイザーとしてレバテックへ異動。現在は、新卒採用チームでデザイナー職とセールス職の採用を担当している。
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桝賀(Masuga)
マーケティング部アメリカ・オハイオ大学を卒業後、2018年にレバレジーズへ入社。マーケティング部に配属され、レバテックのサービスプロモーションを担当。入社3年目に当時の新規事業・レバテックルーキーの立ち上げをマーケティング責任者として経験。現在は新卒領域4事業の責任者を担っている。
「社会を変えたい」強い想いで海外大学へ進学
皆さんはなぜ海外大学へ進学しようと思ったのですか?
地上
もともと国際協力のジャンルに興味を持っていて、国連職員など政府系機関の仕事に就きたいと思っていたんです。そのために必要な条件のひとつが、専門分野の修士号の取得だったこともあり、政治分野に強い大学が多いイギリスの大学院を選びました。
吉田
私も地上さんと似ています。高校時代にドミニカ共和国でのボランティアで貧困格差を目の当たりにしたことや、世界各国のクラスメイトとの交流で異文化を体験したことをきっかけに、社会学に興味を持つようになりました。特にアメリカは多人種・多民族・多文化社会化が進んでいることから、社会学が学問として非常に栄えています。世界的に活躍している教授から直々に教えてもらえる環境で、最先端の知識を学びたいと思ったため社会学に強いUCLAへの入学を決意しました。
桝賀
漠然と、社会に出たときになにか大きなことができるようになりたいと思っていたので、有名企業の多いアメリカで勉学に励みたいと思い進学しました。実は、オハイオ大学に通う前は日本の大学に2年通っていたのですが、「このまま4年間通っても自分が求めているレベルにまで成長することはできない」と思ってしまったんですよね。大学生の時間は自分に対して投資できる最後の機会だと思っていたので、かなりの負荷をかけて勉強しました。その結果、通常4年で卒業するところを2年半で卒業しました。
それぞれどんなことを学んでいたんですか?
地上
私は国際政治の平和構築の分野で、主には紛争・停戦などの政治的な介入や難民支援の問題、復興後の社会復帰・国の立て直しという領域を勉強していました。
桝賀
僕はリベラルアーツをメインに、ビジネスマネジメントを専攻しロジスティックスを勉強していました。海外で勉強できたことは貴重な経験でしたが、常に目標を高く持ち、妥協せずに努力し続けるのは大変でしたね。
吉田
社会学を学んでいました。移民学から社会心理学、ジェンダー学まで幅広い分野に触れましたが、なかでも移民学に興味を持ち、勉強していました。たとえば、日本では、専門性や技能を有する外国人を受け入れる制度として特定技能制度がありますし、アメリカでは以前、メキシコから陸路で中南米を横断し、不法入国する人々がニュースで取り上げられたことがありましたよね。フィリピンでは女性にアラブ諸国を中心とした他国での就業を促進する制度など、そういった分野を勉強していました。
なりたい姿になるためには、どんな環境を選ぶべき?
皆さんはなにをきっかけにレバレジーズを知ったんですか?
吉田
私はボストンキャリアフォーラム(以後、ボスキャリ)に参加したことがきっかけです。当時は、イベントに出展していた企業を片っ端から受けていました(笑)
桝賀
僕もそうです。ボスキャリと他キャリアフォーラムで、合わせて50社くらいは見たかもしれません。
地上
私はバーミンガム大学のキャンパス説明会で知りました。数社のなかの1社がレバレジーズで、理念が自分の価値観と合いそうだなとは思っていましたが、当時はなにをやっている会社か知らなかったです。
皆さんはどのような軸で就活をしていたのでしょうか?
地上
最初はJICAや国際協力系のベンチャー企業を見ていたのですが、就活を進めるうちに、自分の軸が「国際協力」ではなく「社会問題の解決」であることに気づきました。
これまでは漠然と「貧しい海外の人たちを助けたい」という気持ちから国際協力の分野を勉強してきましたが、実際に海外の大学で学びを深めていくなかで、自分が「どの国の誰を助けたいのか」解像度が上がっていないことに気づいたんです。国際協力に興味はありましたが、自分がやりたいことは「目の前で困っている人を助ける」とか「良い方向に進める」なのかもしれないと思ったんですよね。
そうなってくると、まずは日本の問題解決をした方がいいのではないかと考えが変わり、「日本の企業を強くする」「日本を変えていく」「日本の社会問題を解決する」という方向に変化していきました。それは海外から日本を見たときに、日本にも問題はたくさんあると知れたことも大きかったと思います。
見ていたのは、ベンチャー企業とコンサルティングファームです。理由は、ベンチャーは、新しい技術や切り口で社会を変えられるかもしれないと感じ、コンサルは公共自治体の案件が結構あるので、そういった制度改定などに民間から介入できるかもしれないと思っていたからです。
吉田
私も日本の社会問題の解決を軸に就活をしていて、なかでも労働力不足という問題解決にコミットできるかどうかを重視していました。
背景としては、大学で日本における外国人就労者について焦点が当てられた授業を受講したことがあったのですが、ネガティブな面ばかりが取り上げられていたんですよね。授業のなかで、海外の有名な社会学者が執筆した論文をクラスメイトと読んでいくのですが、どれも批判的な内容だったんです…。ブローカー問題や低賃金労働、暴力など。それがすごく悔しかったんですよ。
評論をしたうえでそこに変化を起こせるのは日本人にしかできないことだと思い、まずは日本の社会問題を解決しようと軸を決めました。
また企業選びは、特定技能や就労ビザで働きたい人の支援など、幅広くインバウンドに携わりたいという観点でおこなっていましたね。
桝賀
僕は領域やドメインではなく、大きく2つの軸で企業を見ていました。
1つ目は20〜30代の多さです。理由は、世の中になにか変革を起こしたり影響を与えてきた企業は、20〜30代が中心になっていることが多いからです。たとえば世界の時価総額ランキング上位のAppleやMicrosoftの創業者もそうです。日本の企業で考えても、当初の総合商社は若手が中心になって事業成長を支えてきたという歴史があります。なので、世の中を変えるような大きな仕事や基盤づくりは基本的に20〜30代が中心になっていると思うので、そういった環境がある企業で働きたいと考えていました。
2つ目は成長率の高さです。理由は、売り上げが伸びている企業は新しいことにチャレンジできる環境があることが多いからです。最初は企業の規模や知名度も見ていましたが、大きい企業でも売り上げが全然伸びていない企業がたくさんあるのを知ってから、伸び率を重視するようになりました。
また、僕はビジネスをする側になりたかったので、上流から下流まで一気通貫で経験できる環境がいいなと思っていましたね。そういった軸で、結果的にコンサルや大手などさまざまな業界や規模感の企業を見ましたが、コンサルはあくまで他企業のコンサルタントなので切り出された一部の仕事にしか携わることができないですし、大手だと携われるようになるのは早くて7〜8年はかかります。
結局、自分の能力を上げるために一番重要なことは経験の蓄積だと思うんですよ。自分の能力を根本的に上げることは難しくて、できるようになったと思うときはだいたいが「慣れ」なんですよね。
たとえば、数学の勉強をしたらできるようになるのは数字や公式を使って思考することに慣れただけですし、TOIECの点数が上がるのも英語の読解に慣れただけです。
なので、海外の大学に行って人より多くの経験を早く積むことによって、人と違う価値を出せるようになると思いました。
そうなのですね。では、数ある企業のなかから、レバレジーズを選んだ決め手を教えてください。
桝賀
自分の軸に最も当てはまっていたのがレバレジーズだったのと、若手が中心になって「日本社会の負の解消」に取り組んでいる点に共感したからです。一見、「負の解消」って売上と紐付きにくく感じるかもしれないのですが、負があるということは人が困っていて、それを解決するということでビジネスが成り立っています。つまり、「世の中の負を解消することで売り上げが立つ」という構造になっているので、誰かのためになっているビジネスモデル自体がすごく好きだなと思いました。また、「負の解消」にやりがいを感じる人が集まっている環境は、働きやすそうだなとも思いましたね。
吉田
たしかに私も「負の解消」に対するビジネスをしているという点が決め手になっています。
海外事業部があり、かつ労働力不足という問題のなかでも多様な在留資格に対してアプローチしている企業はレバレジーズだけだったんです。海外事業自体は他の会社でもあるのですが、そのほとんどが就労ビザで日本での働き先を斡旋してあげたり、日本にいる留学生の雇用先を見つけてあげたりという事業でした。いろいろ聞いてはみたのですが、「今後つくる予定だよ」という曖昧な返事ばかりでしたね。
地上
私はもともとコンサルと事業会社で迷っていて、最終的には「私の価値観だと事業会社が合っているな」と思いレバレジーズに決めました。やはりコンサルだと来た依頼を解決していく形になるのと案件次第かなと思うのですが、事業会社は社会に対して、前のめりに課題設定しにいけるなと思ったんです。
ただ実は、BIG4のひとつから内定をもらっていたので、一度レバレジーズに内定辞退の連絡をしているんです。
そうなんですね。地上さんはなぜレバレジーズに意思決定し直したんですか?
地上
自分のやりたいことがどういった環境だったら実現できるのか、解像度が上がっていなかったのが大きな理由です。そのため、ネームバリューや公共政策に携われる部署の存在に惹かれている自分がいましたね。
レバレジーズを最終的に選んだ理由は、役員の藤本さんに内定辞退の話をしたときに、自分のやりたいことが具体化したからです。おもむろにペットボトルを出されて、「このペットボトルのコストを削減してくださいと言われたら、それしかできないんだぞ。この中身を良くするとか、本当にユーザーが欲しい飲料商品をつくることには関われないんだよ」と言われました。その話を聞いて、私は案件に左右されるのではなく、社会やお客様と関わるなかで「これが足りないかもしれない」「ここに不満があるかもしれない」と自分たちで課題設定をしてビジネスを展開していく仕事をしたいと思い、レバレジーズを選びました。
想像以上の裁量と課題解決の手触り感。三者三様の入社後キャリア
続いては、入社後のキャリアについて教えてください。地上さんは入社後、さまざまな部署を経験されていますよね。
地上
そうですね。最初は、日本の社会問題のなかでより深刻な領域に携わりたいと思い、介護領域の事業部を希望しました。実際に配属されてからは法人営業やキャリアアドバイザーを経験し、現場のリアルを目の当たりにしましたね。人材不足の原因は、合理で割り切れないものが多く、業界を知らない人が簡単に解決できることではないということを痛感しました。
その後はレバテックに異動してキャリアアドバイザーを1年経験し、今は人事部で新卒の営業職とデザイナーの採用を担当しています。
大げさかもしれないですが、一人ひとりの学生が本気で就活して「絶対に会社で活躍する」というマインドで社会人になったら、日本企業は相対的に元気になると思うんですよね。なので人事での仕事は、自分が学生時代から大切にしていた「日本の社会に貢献していく」という軸にも当てはまっているなと感じています。
桝賀さんは入社後どのようなキャリアを歩んでいるんですか?
桝賀
マーケティング部のプロモーションチームに配属され、最初はレバテックフリーランスやレバテックキャリアなど、レバテックのサービスプロモーションを担当していました。その後はマーケティング責任者として、当時の新規事業・レバテックルーキーの立ち上げを経験し、今では新卒領域4事業の責任者をしています。入社前に決めた目標では、3年目でマーケ責任者、5年目で事業責任者になると決めていたので、それを実現させてきました。
なかでも、レバテックルーキーの立ち上げは楽しかったです。自分一人で始めたサービスでしたが、どんどんチームメンバーが増えていきましたし、 たった1年で赤字だった利益を1億くらいにまで伸ばすこともできました。できることの範囲が広がった実感がありましたね。
吉田さんは入社して約半年が経ちましたが、感じたことはありますか?
吉田
想像していた以上に、「想いを伝えたら機会をくれる」という文化を体感しています。まだ入社5ヶ月くらいのときに、海外支店を巻き込んだプロジェクトを主体で任せてもらいました。右も左も分からない状態で、失敗したと思うことも多々ありましたが、先輩方からフィードバックをいただきながら、トライアンドエラーを重ねるうちに、だんだんと形になってきました。このように、若手に沢山の成長機会をくださる環境に日々感謝しています。
すでに主体となってプロジェクトを動かしているんですね。
吉田
正直、責任を感じるので怖さもありますし、やっていることや考えていることが正しいのかわからないときもあります。でも、それでもやらせてもらえているんですよね。「失敗してもいいからとりあえずやってみなよ」と先輩たちが言ってくれるんです。毎日本当に勉強になっています。
未来の自分は無限大。見据えるキャリア
今後の目標を教えてください。
地上
今期からデザイナーやエンジニアなどの専門職採用を担当することになったので、採用から会社全体のイメージづくりに繋げられたらおもしろいなと思っています。これまで介護事業やIT事業に関わってきて、会社が社会問題に対して本気で向き合っていることやIT領域の強さなどを肌で感じてきました。そういった魅力を、「事業を伸ばす」だけではなく「会社をつくる」という方面で活かしていきたいです。
桝賀
大きく2つあります。一つは事業をさらにたくさん創って、世の中をより良くすることです。あと5事業は創りたいですね。そしてもう一つは、組織の強化です。自分たちがしっかりと理念を持ってサービスを創っても、組織が強くないと絵に描いた餅になってしまいます。良いサービスを創るために強い組織は不可欠です。
吉田
まずは任せていただいている業務を一人でこなせるよう責任を果たしていきたいです。そして、その先でやりたいことがあったら手を挙げて動けるような体制をつくりたいと思っています。
最後に、学生へメッセージをお願いします!
地上
企業に合わせた軸をつくるのではなく、自分の将来や価値観としっかり向き合って、将来のビジョンをしっかり考えてから就活軸を落とし込んでいってください。どの企業に入ってもうまくいかないときや壁にぶつかるときが来るので、そのときに「自分は何のために頑張っているのか」「どこに向かって頑張っているのか」が見えなくなるとつらいと思います。しっかりと自分と向き合って良い就活にしてください!
桝賀
短期間でも良いのでキャリアの目標を立てると良いと思います。環境や職種など自分にとっての向き不向きは、結局働いてみないとわからない部分は大きいです。なので、目標を立ててそれを正解にしていくような動きをしていくことも必要だと考えています。就活を点でとらえず線で見て、自分の目標との差分を考え向上させるようなキャリアの方が選択肢は広がるのではないでしょうか。
吉田
「面白そう」「成長できそう」そんな直感も大切にしてほしいです。この記事を読んでいる学生さんのなかには「新卒切符をどこに使おうか」悩んでいる方が多いと思います。海外に行くと決め、それを成し遂げた決断力と行動力、努力を継続する力さえあれば切符なんかなくとも、どこへだって行けると思いませんか?だからこそ、一度シンプルな視点も取り入れてほしいと思います。応援してます!