レバレジーズは「人の可能性を信じる会社」

事業家を志した学生が、25歳で最年少執行役員になるまで

 当時25歳、レバレジーズ初の執行役員が誕生しました。役員襲名の話をもらったとき、「どうするか2ヶ月は悩んだ」という彼がその道を選んだのは自分のためではなく、レバレジーズで働く社員、そして日本のためでした。(聞き手:広報部・吉田、人事部・名井)

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インタビューした人

藤本直也(Naoya Fujimoto)
執行役員

プロフィール

大阪大学工学部出身。2014年新卒入社。1年目にエンジニア向け問題解決プラットフォーム「teratail(テラテイル)」を立ち上げる。2年目には最年少で事業部長になり、新規事業の黒字化に成功。4年目から執行役員に就任。事業創造のほか、既存事業の経営戦略立案、採用責任者、コーポレートブランドマネジメントなど、レバレジーズの成長を全方位から牽引する。


職業は手段。誰よりも顧客と向き合ったら、何でも出来るようになった

ー 2014年に新卒入社された藤本さんですが、大学生のころはどんな社会人になろうと思っていましたか?

 事業を創りたいと思っていました。その頃に他界した祖父の影響もあります。事業家だった祖父のお葬式には1,000名以上が弔問に訪れていて。自分も彼のように多くの人生に影響を与えられる事業を生み出したい。自分が生きた地球と生きなかった地球に変化があって欲しい。だから「世界を変える」ことを仕事にしようと思うようになったんです。

 就職活動では営業、マーケター、エンジニアといった職種にこだわる人も多いですが、これらの能力は事業を実現するための手段です。手段から一歩視野を広げて「こんな世の中を創りたい」と言っている方が影響範囲は大きくなります。大学院に進んで学術的なアプローチをすることも考えましたが、経済や政治の流れ、資本主義のやり方に則したビジネス的アプローチをとろうと考え、就職を決意しました。

 レバレジーズに決めたのは事業創りのスタンスに惹かれたからです。地味でも、流行に乗っていなくとも、世の中のためになるものを創り、困った人に提供する。そんなシンプルで本質的な考えに共感しました。

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ー 内定者インターン時代に早速、新規事業を作っていますね。

 はい、大学3年生の冬から長期インターンをしていました。ある日、代表の岩槻から「日本中のエンジニアが毎日使うサービスを創れないか」と声がかかって。まずは1日中エンジニアの横に座り続けて動きを観察してみたんです。すると事あるごとに調べものをしていて、中には調べ出したら永遠と調べている人もいました。そこから、この時間をどうにかして削減できたら良いのではと考えるようになりました。

 ITやエンジニアの世界は、技術などの変化スピードがとても早いです。勉強しても、ネットで調べても、最新情報に行き着くには限界があります。だから特定の情報について知っている人と知らない人を結びつけてあげる。結局これがみんなが幸せになると構想したのが、teratailです。


ー 事業を創る上で大変だったことはありますか?

 とにかく必要だと思ったことは、社内外問わず情報収集をして形にしていくしかなくて。メディア創りも当時社内にノウハウがなかったから、いろんな会社の人に頭下げて教わりに行ったし、広報部も当時会社になかったので自分でやって。やるしかなかったから不安はありませんでしたが、全部が辛かったですね(笑)気付いたらメディア創り、広告、広報、数値管理、データ分析等すべて出来るようになっていました。


ー 社会人2年目でそこまで出来るようになった秘訣を教えてください。

 誰よりも顧客に真摯に向き合い、誰よりも顧客に対しての施策を打った結果でしょうね。それしかないと思います。メディア創りも広告も広報もあくまで手段。ベストなアプローチが何かなんて最初は分かりません。ただ、顧客がどんな生活をしていて、どんな物が足りなくて……といったことが明確に分かると、最適な手段が判断できます。もちろん専門知識は手段として勉強しておく必要はありますが、結局は顧客のことをどれだけ知っているかによるんです。そしてそれは、事実ベースで顧客の動きを収集することに限ります。例えば、メディアであれば、どのタイミングでどのボタンを押したか。その理由をヒアリングして、インサイトを見抜いていきました。


事業づくりから会社づくりへ。25歳で執行役員という道を選んだ理由

ー teratailの事業部長を務めながら、コーポレートブランディング・人事・広報部の立ち上げなど全社にまたがる仕事をするようになりますよね。

 2年目からコーポレートブランディングを担っています。これも自分で必要だと思って始めました。当時、会社の魅せ方がイマイチだとなんとなく思っていたんです。中でも採用が弱いなと。会社の次を創る良い人たちが入社してくれない。長期的に見て1番の足かせになると思いました。それで会社をどう魅せていくか、学生や求職者にはどう訴求すべきか、どんな会社説明会をするかといったことを考えるようになって。

 レバレジーズが「良いサービス」をやっていることは、会社の魅せ方を考える中で大きなアドバンテージでした。採用では嘘は付けません。良いサービスであることは、事業を伸ばし続けているということ。それだけ価値を感じる人や度合いを広げられているので。それを真摯にやり続け、実現し続けていることが最大の強みであり、魅力だと気付きました。

 あとは事業づくりと同じで、お客さんと向き合うだけです。世の中に出しうるべき情報をちゃんと整理して、どう言ったら伝わるかを1個いっこ整理できればいい。だからレバレジーズという会社がどういう会社として認識されるべきなのかを考え続けたり、情報の整理や発信には広報も必要だから広報部を立ち上げたりしたという訳です。

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ー 4年目からは執行役員に就任されました。いつ、どんな経緯で決まったのでしょうか?

 3年目も終わりに近づいた2016年末に、岩槻からオファーがありました。最初は断ったんです。こんな若い奴がやっていいのかって。返答するまでには2ヶ月ほどかかりましたね。


ー 相当悩まれた上での決断だったのですね。何が藤本さんを動かしたのでしょうか?

 1番大きかったのは、自分が採用した人が会社にいること。よく新任のマネージャーに言っているんです、「部下の人生の半分くらいの責任はちゃんと持とう」と。もちろん私もその姿勢で採用やマネジメントをしています。自分がどんな仕事を任せるか、どう声をかけるかによってその人の成長や成果が変わると思っているので。だったら、自分が責任を持って会社を創っていくことが1番その約束を守れるのでは、と。

 あとは……自分の生きる意味を考えたことですね。年商200億円以上の会社で20代で役員をやってる人は、日本では数人しかいません。だからこそ、自分だけが世に見せられる背中が何かしらあるなと思ったんです。リーマンショック以来、メガベンチャーと呼ばれるような企業はほとんど出てきていません。レバレジーズはこの先5~6年で最低でも約1,000億円の企業にはなっているだろうから、ベンチャーとして日本を支え得る企業を作ってやろうと思いました。

 最近のベンチャー界隈では「上場しました」という報道をよく目にします。でも上場どうこうではなく根本的に日本を救う、日本を支える企業を創りたいんです。アメリカではFacebook、Google、Appleなどが国を支えていますよね。日本でもそういう企業をベンチャーから作っていこう、そのための会社づくりを真剣にやろうと思うようになりました。それが自分も社員も、みんなを幸せにすることであって、世の中にも良い背中を見せられることになるはずです。


日本を変え、世の中を変える。その当事者意識を持つ

ー 日本を支える企業にするために、藤本さんはレバレジーズをどんな会社にしていこうと考えていますか?

 日本のベンチャー企業を牽引する存在にしていきたいです。そのためにもまずは、既存領域の強化を図っていきます。日本の成長産業である医療・IT・介護といった領域で業界トップクラスのサービスやってる以上、その中でサービスを強化したり、新しいサービスをやっていくことが優先順位は高いかなと。

 次に新規の投資およびグローバルマーケットへの挑戦。会社の規模が大きくなったことで、より大きな市場への挑戦が求められるようになっています。数百億円、数千億円規模のサービスを創造しなければならないとなると、日本でやれることには限界があります。国内に留まらないという意味でも新しい発想が必要とされるのが次のフェーズでしょう。


ー では、そういった会社創りをどんな人たちとやっていきたいですか?

 仕事好きで、志が高くて、努力の器が大きい人。例えば、サッカー選手になることは難しいかもしれませんが、立派なビジネスマンになることは、頑張ったら誰でも出来るはずです。だから、ちゃんと仕事を楽しんで、日本1、世界1になろう、一流のビジネスマンになろうという目標を掲げて努力できる人は必ずそこに辿り着くと思うんです。

 結局、どんなスキルを持ってるか、どんな優秀な人がいるかは二の次で、前述した3要素を持った人たちがタッグを組めば出来ないことなんて無いんですよ。弊社のマーケティング組織が、学生の延長のような団体から8年かけて国内トップクラスのインハウス組織と呼ばれるまでになったように。


ー それはマーケティング部に3要素を持った人たちを集めたから実現したということですか?

 責任を持って前向きに仕事をしてくれる人達を採用できたことに加え、会社が彼らに十分に投資したからでしょう。「とりあえずやってみたらいいよ」と。全くの素人に「この広告は3,000万円かかりますけど」って言われ、3,000万円投資した訳です。信じて投資した人たちから何かが返ってきてるから、現在のような裁量の大きい企業文化が出来ていきました。何かというのは、実績だけでなく、挑戦したことそのものによる周囲へのポジティブな影響だったり、本人の意識の変化だったり。

 レバレジーズは、良くも悪くも人の可能性を信じている会社なんです。実績などといった安心感の上で投資判断を行う会社も多いと思いますが、僕らの会社では「やってみたらいいじゃん」とか、「どんどん挑戦してみたらいいじゃん」というスタンスの下、いろんな人が育っています。

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ー 最後に、読者へメッセージをお願いします。

 まず「誰かのために働く」ということを徹底してほしいです。人間は助け合いながら生きていくものです。自分自身のスキルアップや給与など自分のために生きる人は多いです。でも、他人からの評価や成長できたという実感は、顧客やチームメンバーへの貢献を通してしか根本的には得られません。そのことを常に忘れないで欲しいですね。

 そして、世の中に正面から向き合ってください。この10年、20年にみなさんがどんな仕事をするかで、10年後、20年後の未来は変わります。自分の人生について考える前に、そもそも沈みゆく国・日本をどうするか。今は世界第3位の経済大国ですが、数十年後には20位あたりまで落ちている可能性すらあります。「昔、日本っていう国があったよね」なんて状態になるのが目に見えているんです。だから、自分が時代を創っていく当事者だという意識を持ち、どの仕事に自分の時間を投資するかはしっかり選んで欲しいです。日本を支えそうだな、世の中を作っていきそうだな、という企業に優秀な人たちが行くからこそ、時代は変わっていくのだから。