レバレジーズのマーケティング組織とは?組織構成を詳しく解説

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こんにちは。レバレジーズの松原です。マーケティング部の部長をやっています。

もともとマーケティング部では、マーケティングブログを運用しておりましたが、本サイトmeLev(ミレバ)のリリースに合わせ、こちらに引っ越すことにしました。

引っ越し後1本目のマーケティングネタとなる本記事では、レバレジーズのマーケティング組織の構成についてお送りします。

この記事は何か?

レバレジーズに興味を持ってくださった方に、レバレジーズのインハウスマーケティング組織を知っていただくための記事です。

マーケターという仕事は、企業ごとに求められる職能がかなり違うと思っておりまして、私自身、イベントや面接などで「マーケティング部って、具体的にはどんな仕事をしているのですか?」と聞かれますし、私も社外のマーケターの方には「ちなみに業務内容的にはどのような事を〜」と質問します。

会社によって姿が違う職種ですので、レバレジーズでの働き方がどのようなものかをまとめることに一定の価値があると考えました。 今後UPされていくマーケティング系の記事を読まれる場合は、本記事の組織構成を念頭においていただけると、理解が進みやすいかと思います。

この記事がレバレジーズという会社に興味を持ってくださった方のお役に立てれば幸いです。

レバレジーズのサービス

レバレジーズでは、エンジニアのキャリア支援「レバテック」や、プログラミングQ&Aサイトの「テラテイル」の他にも、様々なサービスを展開しています。

直近ではIT領域に特化したM&A支援「レバレジーズストラテジックM&A」もスタートし、ありがたいことにワールドビジネスサテライトさまにて取り上げていただきました。

これらのサービスは「インハウス主義」の経営方針に基づき、プロダクトの企画から集客、デザイン、マネタイズまですべてを社内完結で行っており、マーケターは日々試行錯誤を繰り返しながらスキルを磨いています。

また、イベント登壇等で事例をアウトプットしたり、実務に使える技術を記事にしたり、有志によるマーケター向けのLTイベントなども行っています。

【SEO×自然言語処理】 SEOに使えるテキストマイニングの最新手法

【SEO×テキストマイニング】確率的潜在的意味解析(pLSA) を用いた共起語の発見

顧客データを基にしたHivemallによる受注率予測

デザインマネジメントとデザインシステムの関係

TOKYO MARKETERS TALK(マーケター向けLT大会)

今後は本メディアmeLev(ミレバ)でも発信に力をいれてまいります。

マーケティング組織の職種

つくる+あつめる+かせぐ=レバレジーズのマーケティング職

前述の通り、レバレジーズはいわゆる「インハウス主義」の会社でして、事業を構成する要素を社内完結させることでノウハウの蓄積、施策スピードの向上、コミュニケーションコストの削減を実現しています。 そのため、プロダクト制作からマネタイズ担当まで、幅広い職種が存在する組織になっています。

ざっくり6系統の職種で構成されます

事業企画系

- プロダクトマネージャー|プランナー(事業予算編成&施策立案)
- リクルートメントマーケター(自社採用のマーケティング担当)

アナリティクス系

- データアナリスト(事業意思決定に関わるデータ分析)

CRM系

- リードマネジメント(CRMおよびマーケティングオートメーション設計&推進)
- システムディレクター(社内CRMシステム担当)

プロモーション系

- 広告運用(検索連動|ディスプレイ|SNS|フィード系 など)
- アライアンス集客(他社メディア提携|アフィリエイトASP連携|他社提携 など)
- クリエイティブディレクター(主に交通広告などブランド広告のコピー&アートディレクション)

SEO系

- SEOアナリスト(⾃社メディアのSEO施策およびデータ分析)
- オウンドメディアディレクター(自社メディアの企画)

コンテンツ系

- コンテンツプランナー(アクセス解析やSEO知識を生かしたコンテンツ企画)
- コンテンツライター(取材&ライティングの設計&実行)

2つの部に分かれています

各職種はオウンドメディアの企画制作を主務とするメディア企画部と、集客&マネタイズを主務とするマーケティング部に分かれています。

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この記事では説明しやすいよう両方の部を合わせたマーケティング職全体について記載していきます。

チーム構成

どんな組織図なの?

事業軸と機能軸が併存した、いわゆるマトリクス型の組織です。文章で説明しにくいため簡易な図で表現すると以下になります。

専門スキルに特化した機能軸チーム(縦軸)

f:id:leverages200546:20180620223139j:plain 縦軸は広告、CRM、デザイン、SEOなど機能軸別のチームです。各メンバーが自分の担当事業をサポートします。 機能軸組織のリーダーは、各メンバーの専門スキル向上を第一ミッションとし、技術面の支援やメンバー育成を行います。 メンバーによっては複数の事業を担当していたり、担当外の事業に数ヶ月だけスポット参戦するなど、事業フェーズとニーズに合わせたフレキシブルな動きを実現しています。

事業の拡大にコミットする事業軸チーム(横軸)

f:id:leverages200546:20180620223204j:plain 横軸はプロデューサーとプランナーで構成されるチームです。事業成長を第一目標とし、セールスプロセスの改善から広告費の費用対効果向上やブランドロイヤルティ調査、BPRなど、幅広い業務を行います。基本的に1つの事業に1チームが専属で張り付きます。

事業軸チームのリーダーは、各事業のマーケティング責任者として、事業部長とともに事業予算の編成を行います。

事業成長を担うと書くとかっこいい字面ですが、実務はSQL書きまくってKPIの動きの原因を探りにいったり、新規事業であればスプレッドシートでセールスプロセスの臨時進捗管理ができるリストを作るなど、細かくて泥臭い努力と幅広い知識が必要なポジションです。

実務は事業軸チームと機能軸チームが連携したプロジェクトチームで動く

f:id:leverages200546:20180620223226j:plain 図のオレンジ線の範囲が、実際に業務を進める際のチームです。 事業軸チームを中心にして、各機能軸チームのメンバーがあつまって事業毎のプロジェクトチームが形成されます。 プロジェクトチームの人数は事業フェーズによって異なり、立ち上げの5人程度〜総力戦なら最大30人弱まで様々です。

なぜこんなに複雑なの?

メンバー育成と事業成長を両立させたいからです。

機能軸型の組織と事業軸の組織を比較すると、それぞれ以下のメリデメがあると言われており、我々も日々実感しています。

機能軸チームのメリデメ

同じ専門性のメンバーが集まるため、師匠と弟子の関係ができやすく、事業間の事例交換も進みやすいが、事業へのコミットは薄くなってしまいがち。

つまり専門スキル育成に強く事業コミットに弱い

事業軸チームのメリデメ

事業にフルコミットできるが、他事業への情報流通が鈍りがち(自分の事業に閉じてしまう)。

つまり事業コミットに強く、専門スキル育成に弱い

現状の結論:横軸の事業コミットを中心として、縦軸で情報と経験を流通させる

「横軸か縦軸か」という議論はたくさんありますが、結局はクックパッドさんのデザイン組織のお話にもある通り、その会社が抱える問題とフェーズにあわせて各社で試行錯誤していくものだと考えております。

レバレジーズは、積極的に新卒をマーケティング職へ配属する会社であり、部内の70%ほどが新卒入社からマーケティングスキルを身につけた人です。

専⾨スキルの育成と、複数事業の成⻑を両立させることが常に重要な課題になっており「情報と経験を流通させて育成する縦軸」と「事業成長へのコミットを強くする横軸」が両方必要だったというわけです。

ちなみに:この組織体制はチームスポーツに似ています

「横軸が所属チーム」で、横軸リーダーはキャプテン。「縦軸はチーム内で担当するポジション」で、縦軸リーダーは、ポジションコーチだと考えるとあてはまりがよいです。

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事業チームの状況に合わせて、別事業チームへの異動やトレード、ポジションの変更も発生するといった仕組みです。

まとめ&We're Hiring!

マーケティング部最初の記事として、レバレジーズのサービス群と、マーケティング職の職能、組織構成についてお伝えしました。

本記事では2018年06月時点の組織を記載していますが、マーケティング職の組織は四半期〜半期毎に再編が行われており、新しいチームができたり統合されたりしています。

今後も大きな変更があれば本記事を更新していきますので、引き続きよろしくお願いいたします。

また、レバレジーズのマーケティング職では、一緒に事業を成長させていく仲間を随時募集中です。 ポジションは随時更新されますので、興味をもっていただけた方は、ぜひ以下をごらんください。

募集中以外のポジションも、お気軽にお問い合わせください。

レバレジーズのキャリア採用ページ

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