自分の人生に責任をもって楽しむ。一人ひとりの”なりたい自分”をサポートをしたい

未経験で1000人規模のレバレジーズ人事に挑戦

 今回のインタビュイーは、2018年度下半期全社総会で、ベストスタッフを受賞した山口さん。総合マーケティングソリューション会社の営業職から、2017年にレバレジーズへ転職し、人事部にて中途採用業務を担当。人事職は未経験ながら、実績を昨年対比160%まで引き伸ばし、現在はリーダーとして中途採用チームを牽引する彼女に、あれこれ聞きました。(聞き手:名井)

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プロフィール

山口(Yamaguchi)
人事部中途採用チーム ユニットリーダー

2017年4月にレバレジーズに中途入社し、中途採用業務に従事。2018年11月よりチームリーダーとしてマネジメント業務を行う傍ら、事業部横断型の新規流入施策プロジェクトを推進したり、新たに中途理念研修の導入や自社採用イベントを企画するなど、既存の枠にとらわれない攻めの人事を体現。青森出身で「2016年度青森ミスねぶた」を経験するほど、ねぶた祭り好きで、毎年参加している。

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未経験から人事に。社会人4年目で新しいキャリアをスタート

前職はマーケティングソリューション会社だったそうですね。13ヶ月連続売上・利益達成されるなど大活躍されていたそうですが、当時のことを教えてください。 

 実家がコンビニ経営をしていて、その手伝いで小さい頃から商品のポップを考えて作ったり、お客さんにインタビューをして商品の陳列を考えたりしていました。またその頃から、「モノが売れる動き」に興味を持ち、それが影響して大学では経営学を専攻し、消費者動向分析やマーケティングの勉強をしました。就職活動では「モノが売れる仕組み創りをしたい」という理由から、マーケティングソリューションの会社に新卒入社しました。

 入社してから最初の一年間は、先輩から引き継いだクライアントにリサーチを売って、それを早く正確に納品することに力を入れていました。入社2年目から自分の数字を持つことになるのですが、これが全然売れなくって。結局狙っていた新人賞も獲れず、同期がどんどん好成績を叩き出す中で悔しさを感じながらも、クライアントが何に困っているかもわからないという状況でした。今思うと、確かにクライアントから言われたことに対してはきちんと対応していましたが、それ以上の付加価値という意味では当時何も提供できていませんでした。改めて自分の仕事の仕方を見直し、他の先輩や同期はどういう施策をしていて、業界ごとにどういう課題があるのか理解するために、上司にお願いして担当業界の課題を把握するために、担当クライアントの幅を広げてもらいました。

 徐々にクライアントの課題が理解できるようになり、提案のレパートリーが増やせた辺りから、担当企業の社員しか参加できないような今まで呼ばれたことがなかった会議に出席してプレゼンの機会をいただけるようになったり、経営の相談もしてもらえるようになったり、と変化が起きました。提案する施策も、コールセンターの立ち上げから運用サポート、webPRやリアルイベントなどの販促活動とリサーチ以外も様々な施策を行っていくようになりました。結果的として2015年から2017年に、18ヶ月連続で売上は達成。売上・粗利は13ヶ月連続のW達成という成果を残すことができました。

レバレジーズにはどんな理由で、入社されたのでしょうか。

 「人事職をやりたかった」という理由に尽きます。前職の社長や人事の方が入社当初から「自分が何ができれば楽しく生きられるのか」という部分をいつも問いかけてくれたことが、自分のキャリア形成を考えるきっかけにも繋がり、当時の私の「こんなことがしたい!」を実現できる選択肢を知る機会が増えていったんです。

 自分が体験させてもらった経験を多くの人にも体験してもらい、楽しくイキイキと働ける人をもっと増やしていきたいし、その後押しができる存在になりたい。入社の入り口となる「採用」だけでなく、社員が活躍できる制度構築や環境作り、またスキルや能力開発まで関わっていくことで、入社した人たちが楽しく働き続けられる場を作る側として人事職で働きたいという選択に辿り着きました。自身のキャリアとしても採用業務だけでなく、制度研修や労務など人事としての幅広いキャリアが積める環境という軸で企業を探した結果、出会ったのがレバレジーズでした。

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相手のニーズを理解した上で適切なソリューションを提供する

実際に入社されてからは、どんなことをされてきたのでしょうか。

 候補者の方との面談や面接をメインでやりつつ、2017年から+αで、新しい施策にも積極的に挑戦していきました。具体的には新規流入施策や、社員が自主的に「リファラル採用」に関われるよう社員向けの会社説明会を開催しました。また、候補者が仕事内容を理解した上で、自分にあった企業選びができるよう自社主催の会社説明会も定期的に開催しています。その他では、組織の生産性向上にも注力し、属人的に行っていた採用業務を仕組み化し、面接の質を均一化するための構造化面接を実施したりと新しい取り組みにも挑戦しています。

 採用業務以外では、中途入社者社員向け、レバレジーズの企業理念やクレドなどを理解してもらう目的で「マインド研修」を研修チームと連携し新たに企画実行しました。社長メッセージや事業部長からの講義、中途入社者同士のグループワークなどを通し会社理解の促進を行っています。

採用の昨年度対比率を大きく上回り、全社総会ではベストスタッフを受賞されていますが、仕事をする上で大事にしていることはありますか。

 入社された方が活躍しやすい環境をどれだけ作れるかという点を、一番大事にしています。最終的にそれが会社の成長に繋がると考えています。

 だからこそ採用面接でも、今まで経験してきたことやスキルだけではなく「どうなりたいか」「叶えたいキャリアやビジョンがレバレジーズのビジョンとマッチしているか」という部分を重要視しています。「今回の転職で叶えたいことが何であって、この先どうなっていきたいか」という部分をすり合わせしていくんです。その人が叶えたいことが実現できる後押しをしていくのは人事として果たすべき責任だと思っています。

 そのため採用だけではなく、成長を促せるように自分から研修の企画に携わったり、中途で入社した他事業部の方々がコミュニケーションをとれる場として、ご飯会をセッティングしたり。採用後のその人の人生も背負う気持ちで、仕事をしています。

逆に困難だったことや苦労したエピソードがあれば、教えてください。

 入社した方々が配属されたポジションで活躍できる場を作るためには、事業部の採用基準を確認して採用するだけでは足りず、事業部の組織課題・必要なマインド・スキルを確認する必要があり、そこを理解するのに初めは苦労しました。候補者の方の本当にやりたいことが聞けたとしても、それぞれのポジションに必要なスキルだけでなく、活躍する人材の特徴や素養、事業部ごとに異なるカラーや抱えている組織課題まで把握することができないと、最適なポジション採用を行うことはできません。そのため、事業部理解を深めるべく各事業部長の方々と話をするだけではなく、事業部のMTGや実際に営業同行をして営業の動きを理解したり、現場で働いている方々の話も積極的に聞きに行きましたし、交流の機会も増やしました。

 こういった地道な活動が徐々に事業部からの信頼にも繋がり、現場から自然と情報も入ってくるようになってきました。事業部の状況は常に変化しますし、まだまだ勉強の余地はありますが、人事としてきちんと事業部の組織成長に貢献するため、事業部のニーズをキャッチしながら活躍できる人材の採用を行っていきたいと思っています。

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人生を貪欲に楽しむ。一人ひとりのやりたいを実現させたい

山口さん自身の今後の目標があれば教えてください。

 自分の中で人事を志したもう1つのきっかけでもありますが「人の選択肢を広げるような仕事をしていきたい」と思っています。私の地元である青森県には「親が地元から出たことが無い」という理由で、県外への進学や就職ができなかった友達が周りにたくさんいました。社会人になって友人たちに会うと「やっぱり東京に出ればよかった」という声をよく聞きます。私は大学入学のタイミングで上京し周りの人から影響を受け、色々な選択肢の中から人生の選択をしてくることができたと思っています。

 そういったことを考えるうちに自分自身の中で「多くの人に、世の中にある色々な人生の選択肢を知る機会をもってもらいたい」と考えるようになりました。地方のように情報があんまり行き届いていない場所でも、一人ひとりが自分らしい選択肢を持てたり、目標に向かって輝いている人をたくさんいる社会創りに将来的に貢献することができたら嬉しいです。

レバレジーズは社員が働く上でどんな環境だと思いますか。

 レバレジーズには、手を挙げれば任せてもらえる風土があって、目標に向かって頑張っている人には選択肢が広い環境だと思っています。私自身のキャリアの話でいうと、もともと人事として採用業務だけでなく色々な業務を経験したいという想いがあったので、新しく中途入社社員向けの研修をやろうと話が出た時に、採用業務をやりながら研修の設計・運営にも関わる機会を頂きました。今やっているマネジメント業務も、上司からチャンスを頂いて挑戦しています。自ら望む場合もあれば、会社から提案され場合もあると思いますが、個人がやりたいことの幅は広げやすい環境だと思います。

 またそれとは別に、マーケターやエンジニアだったり一般的な企業だとそれほど近しい距離にいない職種の人たちとも同じ空間で仕事をしたり、さらに社長や事業部長とも近い距離で日常的にコミュニケーションをとれるので、自分とは異なるスキルや観点を持っている人と日々仕事をすることができますし、今まで知らなかった価値観に出会えたりするのは魅力的だと思います。

中途採用担当者として日々仕事をする中でのメッセージを、最後に一言お願いします。  

 「もっと貪欲に人生楽しもう」とお伝えしたいです。転職は、一人ひとりの「やりたい」を叶えるためのものです。ステージを変えて新しいことに挑戦しようとすると、躊躇したり、壁にぶち当たることも当然ながらあると思います。それでも挑戦を望むのは、きっと自分自身が手に入れたい何かがあるからこそ。その新たな挑戦フィールドとしてレバレジーズを選んで下さったのなら、ぜひ一緒に未来のレバレジーズを創っていきましょう。