今回は、レバレジーズを代表するマーケター、エンジニア、デザイナーの社員が、読んでおくべきお薦め本5冊を厳選しました!マーケターやエンジニアの方はもちろん、他の分野の方が読んでも勉強になる本がありますので、是非手に取ってみてください。
マーケター、エンジニア、デザイナーのお薦め本
デザイン戦略室 室長 小林さん
「なぜ上司はもっと具体的な指示をしてくれないのか」、逆に「あの人はなぜ言われたことしかやらないのか」と思ったことがあるかもしれません。または「なぜ自分はアイデアが出てこないのか」と悩んでいる人もいると思います。知識や経験を増やすだけではなかなかアイデアは生まれません。
鍵は思考の「抽象化」にあり、抽象化ができることで様々な仕事や物事の中から本質を見い出し、初めて経験する課題に対しても、最適解を出すことができるようになります。戦略立案も市場調査もプログラミングもデザインも日々のコミュニケーションにおいても、思考を抽象化し、論理的に組み立てていくプロセスです。
本書では抽象化の世界をわかりやすく知ることができ、世界の見え方が広がるきっかけになると思います。「視野を広げる、視座を上げる」ということが具体的にどういったことかよくわからない人や、その必要性を人に伝える立場の人にもおすすめです。
メディア企画部 部長 荒井さん
![マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則 マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/l/leverages200546/20190723/20190723173434.jpg)
- 作者: ピーター・F・ドラッカー,上田惇生
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2001/12/14
- メディア: 単行本
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この本を一言でいうと、「仕事の意味を考えるための本」です。
タイトルの通りマネジメントについて大部分を割いていますが、なぜ利益が大事か、なぜ組織が存在する必要があるか、…などビジネスや組織運営の根本にある意義に触れているところがこの書籍をお薦めしたい理由です。マーケターにとっては、企業の目的である「顧客の創造」にどのように関わっていくべきかを考えるきっかけになると思います。
また、レバレジーズでは若くしてマーケターからリーダーになる人が多いですが、その時にリーダーとして考えるべきことのヒントを与えてくれます。レバレジーズの企業理念である「関係者全員の幸福の追求」「顧客の創造・維持」に繋がる部分が多く、この本を読むと会社として目指している方向性もわかると思います。
メディアシステム部 部長 久松さん

武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50
- 作者: 山口周
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 中経出版
- 発売日: 2018/05/18
- メディア: Kindle版
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レバレジーズでは「本質に挑む」というのが昨年のスローガンでしたが、事業を創ったり運用したりする上で重要なものの一つに「解決したい課題」を適切に設定することがあります。しかし現在我々を取り巻く高度情報化社会においては事業を取り巻く要素が日々複雑に結びつき、絡まり合う一方なので「解決したい課題」を明確に設定するという行為が難しくなっています。
事業が進捗するにつれて当初予定していた姿とズレていったり、何を目的にしていたものだったのか見失ったりすることは思い当たる方も多いのではないでしょうか。その原因として不適切な課題設定や、課題の変質、「課題だと思っていたことが課題ではなかった」といったことが挙げられがちです。これらに求められるのは「高度な課題設定力」です。個人的には近い将来、この課題設定力に特化した職種ができるのではないかとも予測しています。
課題設定をする際には物事の捉え方、つまり哲学的な思考が重要です。ハードルが高い哲学書が多く見られる中、本著は現代の課題や事象に当てはめながら解説したオムニバス形式の一冊となります。課題設定力向上の一助になればと思います。
レバレジーズ株式会社 技術顧問 兼 レバテック株式会社CTO 森實さん

- 作者: Andrew Hunt,David Thomas,村上雅章
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2016/10/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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99年出版という20年前の本ですが、プログラマーなら必ず読んでおくと良い超良書です。構成としては大きく2つのことが書かれており、プログラマーとしてのマインドセット、そしてテクニカルな内容により成り立っています。テクニカル領域においては新しいトレンドがどんどん出てきているので、実践をするというよりは、プログラマーとしての心得を身に付けると思って読んでもらうと少しでも達人に近づけるのではないでしょうか。
エンジニア歴17年目を迎えてなお共感しかないこの書には、サービスに関わるエンジニアに必要なマインドセットがTipsとしていくつも描かれています。エンジニアとしてふと悩んだり惑ったときにいつでも読めるよう常に傍らに置いておくことをお薦めします。
マーケティング部 部長 松原さん
仕事のバリューは「重要な問題に、明確な答えを出せるか?(本書内ではイシュー度✕解の質と説明されています)」で決まるという事が書かれている本です。
マーケティングは「改善したほうが良いこと」にあふれていて、タスクリストが無限に増えてしまいがちな仕事です。本書を活用して「どの問題に取り組むのか」を捉え直し、フォーカスすることで、事業の成長速度を上げていきましょう。また、本書は「実践することで身につく」タイプの書籍ですので、読み終わったらぜひ自分の事業でイシューを見極めてみてください。
以上がマーケター、エンジニア、デザイナー社員からのお薦め本でした! マーケター、エンジニア、デザイナーの方はもちろん、マーケターやエンジニア、デザイナーの仕事に興味がある方や、普段一緒に仕事をしている方も、是非参考に読んでみてください。