関わる全員の「輝ける将来」を必ず探し出す

リーダー着任直後から営業目標を130%達成し続け、ベストセールス受賞

2019年10月に行われたレバレジーズ全社総会で、ベストセールスを受賞した藤田さん。圧巻の成果を出し続けながら、メンバーのマネジメントも両立する藤田さんが考える、プレイングマネージャーのあるべき姿とは。常に未来を見据える彼女に、働く価値観をあれこれ聞きました。(聞き手:徳永)

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プロフィール

藤田(Fujita)
ヒューマンキャピタル事業部 キャリアチケット 大阪支店リーダー

2018年新卒入社。内定時よりインターンを経験し、若年層就職支援事業「ハタラクティブ」立川支店にてキャリアアドバイザーとして従事。新卒紹介事業「キャリアチケット」の関西エリアでの立ち上げにあたり、大阪支店に異動、入社2年目でリーダーに抜擢される。部下をマネジメントしながら自身も圧倒的成果を残し、2019年度ベストセールスを受賞。趣味は海外旅行で、これまで行った国は15カ国。

「自分が介在できる価値」を実感したい

大学時代と、就職活動の軸を教えてください。

 大学3年時に1年間アメリカに留学し、帰国後は国際交流サークルに所属して活動していたこともあり、就職活動当初は「海外での活躍」という軸がありました。というのも、留学先のホストファミリーが本当に愛情深く私に接してくれた経験がきっかけとなり「次は私が海外で誰かの役に立ちたい」と強く思うようになったからです。国境関係なく、自分が関わった人を笑顔にできる人になりたいと思い、ゆくゆくは海外で働くチャンスがある、海外輸出メインのメーカーばかり受けていました。

 でも実際にメーカーから内定をもらったとき、どこか即決できない自分がいました。商品にブランド力があったり、知名度が高かったりすると、売れるものは売れる。そのときにやっと、私にとって大事なのは「自分が介在できる価値を実感できること」であり、必ずしも海外事業に関わる会社でないといけない訳ではないと気付いたんです。

 同時にもう1つ加わった軸は「20代のうちの自己成長」です。国際交流サークルで、自分の企画が形になって、周りが喜んでくれたことが嬉しかった。そんな経験を振り返ると、裁量が大きい会社で働く方が楽しいんだろうなと思うようになりました。それを20代で経験させてくれる環境で働きたいと改めて思い、就職活動をやり直しました。

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レバレジーズを選んだ経緯を教えてください。

 「20代のうちの自己成長」を大事にしたいと思ったもう1つの理由は、自身が恐れずにチャレンジして得た成功体験を信じてみようと思えたからです。小さい時から習っていて、得意だった英語がどれだけ通用するのかという好奇心と、行くからにはネイティブレベルに話すことを目標にアメリカに留学し、現地では留学生向けイベントにとにかく全て参加しました。

 最初は不安でも、そこで知り合った人から自分の価値観が広がるような話が聞けて、毎回「本当に行って良かった」と思えたんですよね。そんな経験を繰り返していたら未知のものを自分のものにしていくことが楽しくなってきて、ずっとチャレンジし続けていたいと思うようになりました。だったら仕事でも同じで、「自分にとってチャレンジングな状況」を選んでいけば、もっと成長できるはず。そう思ってベンチャー企業の選考を受けました。

 最終的にレバレジーズを選んだのは、ベンチャー企業の中でも「1番挑戦できる機会が多そう」と思えたから。選考中に会った20代の女性社員の全員が「自分の想いを持って働くこと」を実現しているのがすごくかっこよく映ったんです。この会社で私もそうなりたいと思って入社を決め、スタートダッシュは早い方がいいと思い、入社前から内定者インターンもさせてもらいました。

求職者とメンバー、両方に変わらないスタンスで接する

入社時の目標と、そのために意識していたことを教えてください。

 入社当時からリーダーになることを目標にしていました。就職活動の時に大切にしていた「自分が介在できる価値を実感できること」という軸が、リーダーになることとマッチして、自分がリーダーになって貢献できる範囲を広げたいと思ったからです。リーダーになるために意識していたのは「視座を高く保つ」こと。具体的には、事業部長を始め、責任者や上長に時間をもらって「今後事業部がチャレンジすべきこと」「上司の業務の中で、私が手伝えること」を聞いて、思考し実行していました。自分の営業目標だけではなくて、「サービスを良くするために何をするか」一階層上の広い視野で自分を客観的に見ることを続けました。

 今携わっているキャリアチケットは、新卒向けの就職支援サービスです。私自身が就職活動に時間をかけてたくさん悩んだからこそ、伝えられることが多いんです。たとえば、自身の経験を基に「どんな軸でこの会社に入った」のか、それも「条件」ではなくて「自分がなりたい姿」に近づくために選んだということまで、ありのままを学生に伝えています。本当に悩んで就職活動をしたからこそ、学生の不安もわかる。本当に心から伝えるからこそ学生に響きますし、信頼してもらえる。それが成果にも繋がるようになりました。

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2019年上半期ベストセールスを受賞された際の、成果を教えてください。

 ベストセールスとして評価してもらえた点は、個人での「5ヶ月平均130%達成」とリーダーとして「新卒メンバーのマネジメント」を両立できた点だと考えています。数字面を達成するために意識していたことは2点です。

① 徹底的な振り返りと逆算の実施
② 目の前の求職者が輝ける将来の提案

 ①のために、まず求職者対応の中で、うまくいかなかったケースを徹底的に振り返りました。加えて、成功したケースから「何をすれば上手くいくか」を逆算すると、だんだん「成功パターン」が見えてきて、今やっておくべきこと、確認しておくべきことが分かるようになってきます。状況に応じて連絡の頻度を上げたり、先回りして企業を提案したり、その「成功パターン」の過程を1個でも後回しにすると、最後の最後で覆せない懸念として残ってしまう。そうならないために、今やるべきことをタイミングを逃さず100%履行することを徹底していました。

 ②は、面談のために時間を割いて相談に来てくれた求職者が、私と会って話したことで「今日話せて良かったな」とか「来る前より未来が明るくなったな」と感じてもらえるような時間にできるように意識しました。相談の中で「こんな人生にしたい」「こんなキャリアを積みたい」という希望を聞かせてもらって「そのキャリアなら、この企業で実現できるのでは」とキャリアアドバイザーとして企業情報を交えた提案を意識しています。

マネジメント面で、注力したことを教えてください。

 リーダーとして新卒メンバーマネジメントを成功させられた理由は「するべき理由の意味付け」を徹底していたからだと考えています。

 目標を達成するためにKPIを置くのですが、まず「なぜKPIを置く必要があるのか」を理解してもらいます。チーム目標の1つが「関西の学生と企業を一番助けているエージェント=キャリアチケット大阪チームにする」ことで、これを実現するためには、与えられた目標ではなく、自分たちでより高い数値目標を立てた上でKPIを置く必要があります。高い目標を追うことにメンバー全員が納得するために「企業の採用課題解決」「学生がわくわくできる未来のキャリア支援」というような「一階層上の意味付け」をしていました。そうすることで、結果としてより多くの学生・企業の支援をすることができたと思います。

 そのほかにも、メンバーには「いま私と仕事をしている意味」もちゃんと見つけて欲しいと思っています。人生の中で「レバレジーズで働く選択」をした上で、今のキャリアの意味を見出して欲しい。その上での私の役割は「メンバーがやりたいこと、なりたい姿」に近づく方法を一緒に考えることだと思っています。求職者にも自チームのメンバーにも「輝ける将来を探し出す」という変わらないスタンスで接して、ただ本当に「目の前の相手のWillを叶えるために何が必要で、自分は何ができるか」を考え続けたことが、成果に繋がった上半期だったと感じています。

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自分の想いの「種」を広げていきたい

藤田さんの今のやりがいと、今後の目標を教えてください。

 今のやりがいはメンバーがいきいきと働いてくれていることです。メンバーの成果もそうですし、1人ひとりがちゃんと将来を見据えて、意味付けをして働いてくれることがやりがいに繋がっています。最近だと、「なりたい姿」がなかなか見つからなかったメンバーが「キャリアアドバイザーをとことん突き詰め、サービスをもっと良くしていきたい。よりチームが働きやすい仕組みづくりをしていきたい」と言ってくれたんです。私と話したことが意味を持って、目標が明確になって「もっとこうなりたい」という「Will」が出てくるようになったことがとても嬉しかったです。

 今後の個人の目標は「影響を与えられる範囲をどんどん広げる」ことです。影響範囲を広げるためには、もっと自分自身が成長して、出来ることを1つでも増やすこと。さらなる支店展開や、自チームの拡大を通して、出来ることを増やす経験をしていきたいです。

 組織としては今後、私が大切にしている「自分が関わった人を助ける」というビジョンに共感してくれるメンバーを増やしていきたいです。拡大スピードが早い事業部なので、近い将来メンバーが増えてチームが再編成される可能性も少なくありません。だからもしメンバーが今後バラバラな場所で働くことになったとしても、私が入社以降引き継いできた想いを根本に持ったリーダーに育ってほしいです。そのためにメンバー1人ひとりと向き合い、なりたい姿を叶えてあげられるような行動をしていきたいと思っています。