新型コロナ禍によるレバレジーズの経営への影響は?
– 需要が続く市場への分散投資で、不況に強い事業ポートフォリオへ –

事業 / サービス

世の中に大きな打撃を与えている、新型コロナウイルス感染症。レバレジーズグループではどの程度の経営状況への影響を予想しているのでしょうか。マクロ経済への影響の見通しや、不況に強い事業ポートフォリオについてお伝えします。(編集:徳永)

Contents

マクロ経済から読み解く、人材サービスの必要性

はじめに

新型コロナウイルス感染症の拡大により、飲食業界をはじめとした様々な業界で経営不振・解雇・雇い止めが発生しています。経済への影響が広がる中で、レバレジーズのサービスを利用してくださっているユーザー、取引先企業、就職を考えてくださっている求職者の方々より、経営状況への質問をいただくことがあります。そこで、本記事ではレバレジーズの代表岩槻によるマクロ経済の見通しや、弊社の経営状況についてご紹介します。

 

代表岩槻による、マクロ経済の見通し

 

<1次影響>

・3密回避が影響する業界

・サプライチェーン停止が影響する業界

 

<2次影響>

・1次影響を受けた業界を顧客とするBtoB企業

・耐久消費財業界

ー現状新型コロナウイルス感染症による影響はここで食い止められる可能性が高いー

<3次影響>

・金融業界の危機による経済全体への影響

1次影響先は「3密回避が影響する業界」であり、飲食・ホテル・イベント・リラクゼーション業界をはじめとした、直接の対面接客を中心とする業界がこの数ヶ月で打撃を受けてきました。同じく、中国製の部品を扱う自動車産業のような「サプライチェーン停止が影響する業界」についても、部品の供給が間に合わないことで工場が稼働できず大きな影響を受けています。5月時点には、飲食・ホテル業界で8.5兆円のマイナス、自動車業界が3.5兆円のマイナスが既に確定していました。

 

2次影響先としては「1次影響を受けた業界を顧客とするBtoB企業」が挙げられ、飲食店に卸している第一次産業や、広告出稿が止まり撮影も困難になった広告業界、オフィス縮小により不動産業界等が影響を受けます。また高額・非必須商材を扱う「耐久消費財業界」について、1次影響を受けた業界の従業員の購買が鈍化するため売上がマイナスに転じる懸念が高まります。

 

3次影響先は「金融業界および経済全体」です。1次影響および2次影響の債務不履行により金融業界が打撃を受け、経済全体へ影響が広がります。この3次影響が現実のものとなると、日本経済は最悪のシナリオを辿ることとなります。

 

しかし、代表の岩槻は上記のマクロ経済の見通しの中でも、日本銀行黒田総裁の政策を見る限り新型コロナウイルス感染症による影響は3次影響までは広がらないと予想しています。ただし2次影響までで食い止められたとしても、ワクチンが完成するまでは経済活動を完全に再開するのは難しい可能性が高い。そうなった時、飲食や観光業界などでは減給・離職・解雇が大量に発生し続けます。そこでレバレジーズでは、職を失った方たちの雇用をこれまで展開してきた人材サービスによって支え、日本の経済の一助となることを目指しています。

 

 

レバレジーズが不況に強く、安定的な経営を続けられる理由

創業15年で培った、強固な事業ポートフォリオ

新型コロナウイルス感染症の拡大の影響を受けたとしても、感染症流行前の当初の2020年売上見込から約7%減しか影響が無く、2020年5月の月次決算においても前年比20%以上の成長をしています。この背景には、レバレジーズの強固な事業ポートフォリオがあります。

 

レバレジーズグループはリーマンショックの教訓から「分散投資」を続けてきました。IT・医療・介護・新卒などの市場へ、人材関連事業、自社メディア事業、システムエンジニアリング事業など複数のアプローチで参入し、創業から15年目の現在では大小合わせて約30事業を展開。さらに国内マーケットに限らず、海外マーケットにも視野を広げることで分散投資を行い、より強固な事業ポートフォリオを形成しています。

 

 

市場選定のポイントは「①長期的に市場の成長性が見込まれること」「②社会や人の負を解決すること」の2点。単純に売上規模だけでなく競争優位性を確保できる市場でのシェア拡大を続けることができました。

 

世の中から求められ続ける主力事業

中でも主力事業であるIT領域、医療・介護領域の2つに共通した特徴は「不況の影響を受けにくい」という点です。新型コロナウイルス感染症が拡大する現在でも、不況時でもトラフィックが減らないWebサービスは作られ続け、命に関わる医療・介護の現場のニーズは途絶えることがありません。その担い手となる人材の紹介・派遣事業を主力事業としているため、レバレジーズの経営状況への影響は幸いにも最小限に押さえられています。

 

 

失業による困難に直面する、今こそが正念場

 

最後に

レバレジーズは、需要が途絶えにくい市場に参入してきました。世の中の負を解消するという事業創造の本質を押さえながら30以上の事業を展開してきたからこそ、自然と安定的な経営を実現しています。

新型コロナウイルス感染症の収束の目処は未だ立っていませんが、世の中が失業による困難に直面する今こそ、人材サービスの正念場、最も頼りにされる時期です。主力事業としてきた人材サービスで、これからも雇用を支え続けていきます。

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