20代は自己投資の時期。縦横無尽に進んで勝ち得たベストセールスの話

営業企画女性のキャリア新卒レバテック

ひと

2021年4月に行われたレバレジーズグループオンライン全社総会で、栄えあるベストセールスに輝いた福原さん。入社2年目にしてメンバーを教育しながら営業成績トップを独走し、さらに全体マネジメントや採用、広報など縦横無尽の活躍を見せる彼女に、その原動力や仕事への価値観など聞きました。(聞き手:名井)

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Profile
  • 福原(Fukuhara)
    レバテック株式会社 ITリクルーティング事業部 新卒紹介グループ リーダー

    2019年新卒入社。新規事業レバテックルーキーに新卒配属され、法人営業を担当。 2年目に事業広報の立ち上げ、イベントの企画設計にも挑戦。その後、法人チームのリーダーに抜擢され、8人のマネジメントをしながらトップの成績を出し続け、2020年度ベストセールスを受賞。3年目には法人チーム全体のマネジメントを行いながら、自身も営業として前代未到の売上ギネスを更新。趣味は、旅行とネットショッピング。


努力の末に手に入れた、ベストセールスの称号

受賞おめでとうございます!受賞された感想を教えてください。

半年前に見ていた夢が叶ったような不思議な感覚です。実を言うとこの受賞は半年前から想像をしていて、スピーチもあらかじめ考えていたんです。

この半年間、表彰台に立ってスピーチしているところをほぼ毎晩寝る前にイメトレして、「絶対獲る」と鏡を見ながら何度も口に出していました。気持ち悪いですよね(笑)。

 

強い思入れがあったのですね。ベストセールスを目指すきっかけは何だったのでしょうか。

前回の総会で同じ部署の同期がベストセールスを受賞したのが大きなきっかけです。

それ以前の総会でも、事業部長の泉澤さん直上司の中嶋さんなど、私がこれまでお世話になった方々が表彰される姿を見てきたのもあって、次は自分が獲りたいと強く思ったんです。

 

できるという確証はなかったけど、「次は絶対に私が獲ります!」と事業部のみんなに宣言していましたね。一種のマインドセットのようなものでしょうか。

自分で覚悟を決めて1つの目指すべき指標を明確にさせたことで、私自身の心と行動が自然と変わっていきました。

半年前からベストセールスを目指されたとのことでしたが、それ以前はあまり関心がなかったのでしょうか。

獲りたいという強い気持ちがなかったかと言うと嘘になりますが、正直「今の自分には無理だろう」と一線を引いて、そこに対する野心はありませんでした。

 

というのも1年目の後半に、当時のサービス規模では大きな壁であった売上数字を3ヶ月連続で超えるなど一定の成果は出せていました。

でも2年目に入って一気に成果が出なくなった時期があったんです。ちょうどその時に同じチームにいた同期が売上ギネス記録を樹立して、そこでグッと差ができてしまいました。

 

人生で一番と言ってもいいくらい悔しかったですね。でもそれ以上に、自分に自信がなくなってしまって。

更に悪いことに同期と自分を比べて、成果が出ない理由を環境のせいにしていました

 

そのネガティブな状態からどう立ち上がっていったのでしょうか?

営業として、顧客の課題にきちんと向き合えていなかったと気付いてから変われました。これまでの私は、同期と比べた自分のマイナス面にばかり目が向いて、顧客より自分のことばかり考えていたんです。

 

そうではなくて、まずは目の前の人に向き合い、相手が求めていることを一番に考えることが大事だと。

当時それに気付けたのは、営業以外の仕事にも積極的に関わっていたのが大きかったと思います。このときは教育やマネジメントの領域が徐々に広がった時期で、自分の営業数字だけでなく、後輩の売上達成や組織改善にも意識を向けながら仕事をする必要がありました。

 

営業としての責任範囲が広がったことで、どうすれば顧客の満足度を最大化できるかを常に考えるようになったんです。

そこからは、ただ数字を追いかけるのではなく、「自分ができる最大限の価値提供は何か」という軸で顧客に向き合う営業スタイルに変わりました。

 

その後も広報や企画の仕事にも挑戦する中で、営業の枠組みだけでなく事業や組織全体の視点から物事を考えられるようにもなりました。

営業として顧客に向き合うのはもはや当たり前。それ以上に事業や組織課題に対して「今の自分にできることは何か」を常に考えて動くようになりました。

 

結果的に徐々に自分の数字もついてきて、徐々に自信を取り戻していくことができました。

仕事を通して自己成長と他者貢献を叶える

入社直後から高い成果を出し続けている福原さんですが、働くモチベーションを教えてください。

私の働く源泉になっているのが、「自己成長」と「他者貢献」です。この2つを並行して叶えることができたら、これほど幸せなことはないと思っています(笑)。

「自己成長」は目の前にある仕事が自分のスキルアップやキャリアビジョンの実現に繋がっているか、「他者貢献」は自分が携わっている事業やサービスが世の中のためになっているかという軸です。

 

後者については、単純に与えられた仕事をこなすのではなく、目の前の仕事が本質的に人や世の中のためになっているかという観点で仕事をするようにしています。

これまでの人生を振り返ると、辛くても頑張れたり、やり甲斐を感じられたのは、自分の存在を通して困っている人を助けられたり、誰かの人生に良い影響を与えられた時でした。

 

本質的に世の中のためになっていてそれに対して自分がやる意味づけができれば、携わる領域や手段は極論何でも良いと思っています。

レバレジーズでは、オールインハウス体制で社内転職ができたり、1、2年目でもリーダーを任せてもらえるチャンスが広がっているので、自分のビジョンに沿ってキャリアを作りやすいです。

事業内容に関しても、社会課題の解決に焦点を当てているのでやり甲斐を感じることも多いです。まさに私が考える「自己成長」と「他者貢献」の両方を実現できる環境です。

 

福原さんが仕事をする上で大事にしていることを教えてください。

大きく2つあります。

 

1つは「失敗を恐れず何でもやってみる」こと。これは私の根本にある考え方で、失敗をしないと成功もしないと考えています。苦手なことでもトライアンドエラーを繰り返しながら常にPDCAを回し続けることが大事だと。

仕事の環境がガラッと変わったり、未経験の仕事にチャレンジする時は、誰だって多少の不安があると思います。でもそんな時こそ、自分の固定概念で「これは無理だろう」と決めつけず、「まずはやってみる」と良いと思います。

 

意外にも自分の強み・弱みが今まで思っていたものと違っていたりすることもあるので、新たな発見があるかもしれません。逆に、失敗を恐れてあれこれ言いながら何もしないのは、もったいないです。

 

2つ目は、社会人になってより重要性を感じていることで、「モチベーションで仕事をしない」こと。これに加えて「負の感情を表に出さない」ことは特に大事にしています。

仕事をしていると理不尽な事が結構あります。特に人材サービスでは、商材が人になるので、品質が変わりやすくコントロールも難しい。時には予期せぬトラブルに巻き込まれたり、理不尽な怒られ方をする事も正直あります。

 

でも、そこで一喜一憂して相手に感情的になったり、社内にマイナスの感情を出しても何も生まれません。顧客視点で考えても、浮き沈みのある営業とは付き合いたくないし信頼できないですよね。

結果的に自分の成果も出ないし、仕事のチャンスも回ってこない。誰も良いことないんですよ。

 

それにネガティブな雰囲気は周りも感じ取りやすいし、チームにも伝播し易いと思うんです。皆が気持ちよく働ける環境を作ることが私の仕事であり役割でもあります。

個人的な感情を表に出して全体の雰囲気を悪くするようなことは、リーダーとして見せるべき姿ではないと考えています。

20代は自己投資の時期。希少性×汎用性のオリジナルキャリアを作る

入社3年目にして企画や広報など色々なことに挑戦されていますが、福原さんが求めるキャリア像には近づけていますか?

入社時に自分が想像していたよりも速いスピードで進んでいます。レバレジーズに入社していなかったらこんなに多くのことを経験できていないと思います。

 

大変なこともありますが、20代は自己投資の時期と腹を括っているので、成長痛だと思って楽しみながら仕事をさせていただいています。

 

結局のところ仕事の9割は泥臭くて大変なことで、成果が出たり感謝の言葉をもらってやりがいを感じたりするのは残りの1割の部分。毎日一分一秒リアルタイムでやりがいを感じ続けているわけじゃないですよね。

だからこそ、その場の感情やモチベーションで仕事をするのではなく、目の前のことが何のためになっているのか、誰のためになっているのか、そういった先のことを考えながら仕事をしてます。

 

これから福原さんが目指す目標を教えてください。

自分のキャリアに関しては、「家庭も仕事も120%頑張る最強なお母さん」が理想です(笑)。今後のライフイベントに応じてキャリアの選択肢を広げておきたいので、20代のうちに営業以外の手持ちのカードを増やしたいと考えています。

 

今やっている企画や広報、採用の領域も強化しながら、自分の中で理想とする「希少性且つ汎用性の高い人間」に近づいていきたいです。

 

「希少性」は、営業などの1つの職能に加えて、広報や採用などのプラスアルファの能力をつけていくことです。専門性が浅過ぎると問題がありますが、複数の能力を掛け合わせることで世の中での希少性が高まると思っています。

一方「汎用性」は、マネジメントや組織を見る力です。一人で売れるプレイヤーよりも売れる組織を作れる方が市場的に強いですし、どの会社や業界でも必要とされる力だと思うんです。

 

この2軸を強めていきたいです。

組織については、個人の強みが最大限に活かされお互いの弱みを補完し合えるようなチームを目指したいですね。

 

また組織が拡大すると同じ考え方が浸透しづらくなったり、方向性がバラついてしまったりするので、チームで同じ方向を向きつつもその中で一人ひとりが自分なりの個性を活かせる組織でありたいです。

個性や個々人の将来像があってキャリア実現もできる、そんなメンバーの心理的安全性が保てるチームになれたらと思っています。

最後に、福原さんはどんな人たちとこれから一緒に働きたいと思いますか。

素直さや誠実さがベースにあって、目の前のことにひたむきに頑張れる人と一緒に働きたいですね。

今回の私の受賞もそうですが、入社して何にもできなかった人間が今こうやって全社総会で評価いただけています。でもそれは結局のところ、諦めずに目の前のことに泥臭く取り組んだり、相手からのフィードバックを素直に受けたり、自分の感情に左右されずセルフコントロールができたからだと思っています。

 

仕事で必要なスキルは入社後に自分次第で身につけていける環境がありますし、私たちもしっかりフォローしていきます。

 

ありがとうございました。

 自身の目標に向かって日々前向きにお仕事をされている福原さんとお話をする中で、こちらまで気持ちが明るくなりました。特に女性は、結婚や出産などのライフイベントによって仕事に制限がかかる時期が少なからずあると思います。そこを見据えて20代のうちに自身のキャリアを広げていこうとする姿勢、さらにそれを楽しもうとする福原さんを見て、レバレジーズにはこういった「働くを楽しむ女性」が多い会社だなと改めて感じました。

 

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