「モノをつくる」その先へ。組織と事業の課題を解決するデザイナーサマーインターンシップ

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事業 / サービス

レバレジーズでは、2024年入社のデザイナーを対象にサマーインターンシップを開催しました。毎年開催しているビジネス職向けのインターンシップは、選考通過率が1%前後。今回はそのデザイナーバージョンです。テーマは『「モノをつくる」その先へ』。デザインで課題解決に取り組む3日間に密着しました。(ライター:飯野)

Contents

レバレジーズのデザイン組織とは?

 

レバレジーズのデザイン戦略室は2018年に創設され、わずか数名の規模から現在はフリーランスを含め約50人が所属する組織へと成長しました。ミッションは「デザインの力で組織と事業の成長に貢献する」。レバレジーズのデザイナーには「モノをつくること」に留まらず「課題をデザインで解決すること」が求められます。

 

また、人にサービスを好きになってもらうためには、デザインが非常に重要な役割を担います。そのため、課題の本質を理解したうえでデザインで解決していく「組織目線」や「事業目線」が重要です。

 

デザイン戦略室は、主にサービスのUI/UXの品質向上やグロースハックを担当する「プロダクトデザイングループ」と、広告・ブランディングを担当する「コミュニケーションデザイングループ」の大きく2つの組織にわかれています。それぞれ役割や進め方は異なりますが、いずれも「根本の課題解決」が求められる点は同じです。

 

たとえば、プロダクトデザインを担当するデザイナーはそれぞれのサービスを運営する事業部の意思決定者と近い立ち位置でひとつのサービスを改善していくのに対し、コミュニケーションデザインを担当するメンバーはプロジェクトごとにアサインされ、さまざまな事業のプロモーションやブランディング施策に関わることになります。

 

また、新規事業を担当するデザイナーは、状況によってさまざまな役割を求められるため、デザイナーの枠に捉われない柔軟な感覚が必要になります。

デザインで課題解決を実現する

インターンの概要

今年の参加学生は、選考を突破した14人。グループワーク形式で進めていきます。

 

内容は、レバレジーズの既存事業に対しての提案です。なかでも今回は、IT専門職の人材プラットフォーム「レバテック」のユーザーの一部である、新卒デザイナーに焦点を当てました。

 

出題されたテーマは、
新卒デザイナーの現状の就職活動での体験で問題だと思われる仮説を設定し、3日間で解決すべき課題を見つけてアウトプットに落とし込み、デザイン戦略室の室長に実現可能なプランとして提案してください
というものです。

 

学生は、課題設定からニーズの掘り起こし、仮説検証までを一気通貫でおこないます。

 

現場の最前線で働くデザイナーとマーケターがメンターとしてグループワークをサポートするため、実務に近いレベルのデザインプロセスをリアルに体感できます。

レバレジーズのデザイナーの特徴

 

レバレジーズのデザイナーは、「デザイン経営」という考えを大切にしています。「つくる」のはあくまでも手段であり、「モノをつくること=デザイン」ではありません。サービスの本質的な問題をビジネスの視点、ユーザー起点で考え、課題解決をしていくことがデザインに求められている価値です。

 

たとえば広告プロモーションを担当するデザイナーは、自社の魅力や強みをビジネス視点で捉え、デザインで表現することでブランド価値を高めていく役割を求められます。またプロダクトデザイナーは、プロダクトとしてユーザーにどのような価値を提供するのか、ユーザーが目的を果たすためにどうすれば迷わないかといった役割を求められます。

今回のインターンでは「デザイナーがビジネスをつくる」という点を特に大切に設計しました。他社では、ポートフォリオをつくるインターンが多いですが、レバレジーズではアウトプットとして持って帰るのを目的にするのではなく、ポートフォリオを作る前の「考え方」にフォーカスしました。

実際の事業として提案

 

審査の基準は主に3つです。

課題から解決策まで、根拠の一貫性
提案内容の説得性
アウトプットの独自性

 

どの項目も「伝わる」デザインをつくるために必要な項目です。審査員は、実際にレバレジーズで実現できるかどうかの視点で審査をおこないます。

 

学生は、3日間チームで練り上げたサービスを提案していきます。マイクを手に緊張しながらも、ハキハキと自信を持って話す姿が印象的でした。

3日間を終えて

メンターの声

他社では「UIを作る」ことにフォーカスを当てたインターンも多いですが、実際のUIデザイナーの仕事では「UIを作る」業務は全体の2〜3割です。それ以上に大切で、かつデザイナーの仕事の大部分を占めているのは、ユーザーの本質的なニーズを考え、全体最適を考えて多様な意見を収束させていく点です。

 
今回のインターンのテーマは抽象度が高く難しい課題だったと思いますが、各チームが「これは本質的な課題解決なのか」を追求する姿勢を持ち続けていたのが印象的でした。その結果、2日目の後半というプレゼン直前のタイミングで、提案するアイデアをガラッと変えたり、大幅に見直しているチームもいたんですよね。「大事なのは何か」私たちが伝えたかったことが伝わったのではと思っています。参加した学生が、今後もより本質的な課題に対して考えるデザイナーになってもらえれば嬉しいです。
(小林さん)

 

このままみんなと働きたいな」と思うくらい楽しい3日間でした。アドバイスしたことをすぐに吸収して軌道修正してアウトプットする学生の柔軟さに、自分自身も学ぶことが多かったです。
印象的だったのは、毎日おこなった学生との1on1です。ある学生に対して、リーダーとしてのあり方についてフィードバックをしたのですが、最終日にはマネジメントについて考えるようになっていたんですよね。グループワークでチームとしての働き方を体験してもらえたのは良かったんじゃないかなと思います。
(古谷さん)

 

すべてのチームに「目的と手段をしっかり切り分けて考えよう」というフィードバックを何度もおこないました。
学生の多くは、せっかくサマーインターンに参加したのだからプロトタイプまで作りきることが大切だと考えていたと思います。しかし、プロトタイプはあくまで説得材料なので、根本の課題解決のためには「どこまで深くターゲットを理解したか」を一番大切にしてほしかったんです。また、テーマも学生自身の現在に直結する内容だったので、今回のインターンを通じて「デザイナーとしてどうあるべきか」「就職活動で本当に大事なことは何なのか」といった気づきになれば嬉しいです。
(山本さん)

 

参加学生の声

 

初めてグループワークのサマーインターンに参加し、チームでものづくりをすることの難しさを知りました。知識を習得するだけではなく、その知識をチームで発揮して初めて意味があるのだと痛感しました。みんなが納得できる最適解を見つけることがとても難しかったです。「ひとりで仕事をすることはない」というメンターの方の言葉が響きましたね。これまで参加したインターンのなかで一番難しかったですが、一番楽しいインターンでした。
(鹿児島大学・Nさん)

 

メンバーから学ぶことの多い3日間でした。自分が気づいていないミスを指摘してくれたり、ひとりだと思いつかない視点から意見をくれたりと、お互いに補い合うことができたチームでした。また、これまで勉強してきたことをこのインターンで実践に移せたことで、知識が知恵になり、自分自身の得意不得意を知ることにも繋がりました。
(日本大学・Yさん)

 

デザインのインターンシップに初めて参加しました。能動的に動き「どうしたら表現できるのか」をひたすら考えることができたインターンシップでした。テーマに関しても自分ごととして考えることができ、ユーザー目線で考えることの重要性を知りました。
(千葉工業大学・Nさん)

次世代のデザイナーへ

 

今後レバレジーズのデザイン組織はさらに強化・拡大を続け、直近2024年には80名規模になる見込みです。そのため、課題の本質に向き合い考え抜ける「未来の組織の核」となるデザイン人材を求めています。

 

デザインはサービスの価値を生み出すものであり、ビジネスを成功させるためになくてはならないものです。「つくる」だけで終わらない、その先を創造するレバレジーズのデザイン戦略室。インハウスの強みを活かし、他職種の人たちと事業を創造、改善、検証していける環境は、新卒デザイナーにとって大きな魅力だと考えています。

 

デザインで世の中の課題を解決し、より良いサービスをつくっていきたいと考える皆さんの応募をお待ちしています!

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