新たな歴史を創り出す。『レバウェル看護』リブランディングに懸ける想いとは

2022年10月、看護師人材サービス「看護のお仕事」は、自社が運営する看護師向け関連メディア「ハテナース」と「ナースときどき女子」を統合し、 新サービス名称『レバウェル看護』として新たなスタートを切りました。これまで親しまれてきたサービスのリブランディング、そして見据える未来について関係者に聞きました。(ライター:青江)

森口(Moriguchi)
レバレジーズメディカルケア株式会社 取締役 兼 メディカル事業本部 本部長
中堅中小企業向けコンサルティング会社に新卒入社後、関連会社3社の立ち上げに携わり、2011年にレバレジーズ株式会社に中途入社。メディカル事業本部大阪支店の立ち上げを担当し、リーダー・支店長を歴任。2015年に人事部へ異動し、新卒採用責任者として組織を牽引。翌年、中日本グループマネージャーとしてメディカル事業本部へ復帰したのち、2017年にメディカル事業本部長に。2018年レバレジーズメディカルケア株式会社の設立を期に執行役員に就いた後、2022年には取締役に就任。趣味はゴルフ。

千葉(Chiba)
マーケティング部 プロモーションチーム HRユニットリーダー兼レバウェル看護 リブランディング ブランドマネージャー
2019年新卒入社。入社後介護事業のリスティング広告やDSP広告、SNS広告を担当した後、看護領域のクリエイティブを担当。2020年10月の全社総会ではベストマーケターを受賞。今回のリブランディングプロジェクトでは、ブランドマネージャーとして施策の立案から各種方面の調整まで様々な側面からプロジェクトの推進の陣頭指揮をおこなった。趣味は囲碁。その手腕は趣味の領域を超え、アジア大会3位の成績を収める。

大規模プロジェクト始動。より多くの人に愛されるサービスへ

まず最初に、生まれ変わる前の各種サービスについて教えてください。

森口:「看護のお仕事」は、2009年に看護師不足という社会問題を解消するためのサービスとして始まりました。現在では、月間25万人以上が使うサービスにまで成長しています。その後、ライフステージの変化に伴う個々人の課題や問題を解決するために「ハテナース」と「ナースときどき女子」というメディアの運営を始めました。

「ハテナース」は、看護師のためのQAサイトとして、多くの看護師が抱える悩みの課題解決に役立ってきました。「ナースときどき女子」は、看護師のスキルアップに繋がるノウハウや医療業界に関するニュース、資格の情報など、仕事に関するさまざまな記事を配信しているメディアです。

ありがとうございます。リブランディングに至った経緯について教えてください。

森口:はい。4〜5年前から「看護のお仕事」「ハテナース」「ナースときどき女子」それぞれのサービス接続がうまくいっていないという問題が起こっていました。具体的には、「それぞれのサービスを単体で使っている人はいるけど、関連サービスという認識を持っていないことから、サービスを横断して利用している人が少ない」という状態です。これらの問題を解決するために、ブランドを統一して、より多くの人に認知してもらいたいというのがリブランディングプロジェクトの始まりでした。

ただ、色々な問題が積み重なってなかなか前に進んでいませんでした。その停滞していたタイミングで、現在のブランドマネージャーの千葉くんが指揮をとって進めてくれたという形です。

なぜ、千葉さんがプロジェクトリーダーで入られたのでしょうか?

千葉:当時の「看護のお仕事」は業界No.1を目指していて、現状良い位置まできていることが各種データを見てわかりました。そこでマーケティング部としてなにか貢献できることはないかと思い、課題を洗い出した結果、リブランディングをおこなったほうが将来的にも良いとわかったので提案をさせてもらいました。

そして提案が通ったので、そのまま僕がプロジェクトリーダーとしてリブランディングの推進を担う形になりました。

なるほど、そのような経緯があったのですね。リブランディングには何名くらいのメンバーが関わったのですか?

千葉全体で20名弱のメンバーに関わっていただきました。そのうち制作チームは僕を含めて5名です。僕以外はデザイナーの方で、クリエィティブディレクターやアートディレクターといった社内のデザイナーの方に入っていただいていました。

プロジェクトを進めるうえで、難しかった点や工夫した点などはありますか?

千葉:そうですね。まず、難しかったというよりもこれは自分自身の反省になるのですが、メンバー間で、異なる意見が出たときにもう少しうまくまとめることができたら良かったなと思っています。

メンバー全員が、よりよいものにしたいという気持ちを持っているのでたまに意見が割れることがあります。今回に関しては、納得行くまでメンバーの方同士で話し合ってもらい、最終的な意思決定は僕がおこなうという形で進めました。ただ、自分が判断する領域と他の人に任せる領域を意図的に分けた方が結果として円滑に進んだかなと思いました。また、意見が異なることは当たり前という前提のうえで、その取捨選択を常に求められたのは難しかった点です。

あと、工夫した点に関しては先ほどの話と被る部分が多少ありますが、チームとしての方向性を合わせるということは意識していました。ゴールの認識さえ合っていれば、道中の選択を間違えることはないと思い、決定軸や認識の擦り合せはかなり綿密におこなっていましたね。

サービス名称は変わっても、ユーザーへの想いは変わらない

今回のリブランディングで、具体的になにが変わったのでしょうか?

森口:サービス名称が新たに『レバウェル看護』となり、より多くの方に使われ続けるサービスへと進化します。しかし、ユーザーに親身に寄り添って、「利用してよかった」と思えるサービスであり続けることはこれから先も一切変わらない部分です。

まだサービスを使っていない人にもサービスの良さを知ってもらいたいという想いもあるのでしょうか?

森口:そうですね。2009年にサービスを開始して以来一貫して、全国の看護師の転職支援など、幅広く人・組織に関わるサービスを提供してきました。ユーザーの人生を誰よりも一番に考え、最適なご提案をおこなうことで着実に信頼を積み重ねてきました。その結果、月間25万人以上が使うサービスにまで成長できたと考えています。

今後も引き続き、より多くの看護師の方の人生を良くしたいと思っていますし、もっとこのサービスが広まれば医療業界全体を変えていけるのではないかとも思っています。

どのように認知を広げていくのでしょうか?

千葉:11月1日より、テレビCM・WEB広告・交通広告を順次開始しています。それにより、今まで使っていただいていたユーザーも含め、まだ使っていない方にもアプローチできるのかなと思っています。

今回の大規模プロモーションで、1人でも多くの人に知ってもらいたいですね。

幾多の困難を乗り越えたその先に

まず新サービス名称の案はどれくらいあり、どのような過程を経て決定したのでしょうか?

千葉:あまり詳しくは話せないですが、500以上の案の中からユーザー調査や複数の独自アンケートを取り、最終的に7つほどの案に絞りました。そして、最終的に現在の『レバウェル看護』に決まりました。

サービス名称を決めるにあたっては、「ユーザー視点」を最も大切にしていました。サービスを利用するのは、あくまでユーザーなので、馴染みやすく愛されるサービス名やシンボルロゴ、サービスとしてのスタンスなどを決めていきました。

サービス名称を決める過程にもユーザーのことを第一に考えられていたのですね。リリース前にも少し困難があったと聞きましたが、なにがあったのでしょうか?

千葉:このプロジェクトには20名弱のさまざまな職種や機能軸の方に関わっていただきました。それぞれの部門ごとに考えがあり、それらの考えをまとめて最適化する調整にかなり時間を費やしましたし、その点は苦労しました。

具体的にどのように進めていったかというと、大きく2つの方法でまとめていきました。

まず1つ目は、それぞれの職種が集まるミーティングでプロジェクトの目的や最終的なゴールを都度話し、共有をおこないました。これにより、どんなに工数のかかる作業でも目的がはっきりしているので、円滑に進めることができます。また、論理ではない感情の部分を大事にすることで「なんでこんなことしないといけないんだ」という不信感なども減ると考えました。

2つ目は、タスク管理ツールなどを使用し、進捗を細かく見ることにしました。あまりシステマチックではないですが、全体把握をすることには最適な方法でした。また、細かい決定は現場に任せ、自分でおこなうことと現場でおこなってもらうことを明確に線引きしました。これによって、スピード感を落とすことなく進めることができたと思っています。

そのような困難があったのですね。今回、プロジェクトの進め方をほぼ千葉さんに任せていたとお聞きしました。ここに関しては、なにか狙いがあったのでしょうか?また、千葉さんはその点についてどのように考えていましたか?

森口:そうですね。まず、千葉くんからの提案でリブランディングのプロジェクトが進んだということもあり、提案してくれた本人に任せたほうが一番熱量高く進めてくれるだろうと思ったので、そのまま任せることにしました。

また、千葉くんとは実際に仕事をすることもあったので、スキル面はもちろんマインド面でも高いレベルでパフォーマンスを発揮してくれることはわかっていたので、まったく迷いはありませんでした。

ただ、必要があればミーティングを組んで助言や意思決定をおこなっていました。

千葉:僕としては任されたからにはプロジェクトを成功に導いて、森口さんの期待に応えたいという気持ちがありました。また、『レバウェル看護』を良くしていくことが、森口さんの期待に応える唯一の方法だなと思っていたので、人一倍ここにかける想いは強かったです。

『レバウェル看護』が見据える未来とは

業界No.1が目の前に迫っている状態だと思いますが、改めて『レバウェル看護』が見据える未来を教えてください。

森口:はい。この領域に限らずですが、目指す世界としては「働く」ことでなにか悩みごとがあれば真っ先に相談してもらえる存在になりたいと思っています。そのために、僕らは常にプロフェッショナルであり続けて、ユーザーに寄り添い続けていきたいと考えています。

また、将来的には「人材の定着」や「組織改善」という領域までサービスを拡充していきたいとも考えています。この根底にあるのは、社会問題を解決し日本をより競争力のある国にしたいという想いです。そのために、まずは我々が長年サービスを提供してきた医療・介護業界の環境改善に、全力で取り組んでいきたいと思っています。

我々は、もっと大きな世界を見据えつつも、ユーザーの信頼獲得や手厚い支援は引き続き変わらずにおこなっていきます

千葉:僕も森口さんと同じ考えで、看護師の方にとって悩みごとがあったときに一番に相談したいと思える「相談窓口」のようなサービスになってほしいです。『レバウェル看護』には、そのポテンシャルがあると考えているし、そういう存在にならなければいけないと思ってます。

まだまだやることはたくさんありますし、あくまでリブランディングは通過点でしかないので今後の『レバウェル看護』にぜひ期待してください。

もっと大きな未来を見据えているんですね。今回は、貴重なお話をありがとうございました。