
QAを切り口に、本質的な開発課題を解決。レバテック発の新規事業に迫る。
事業 / サービス
【Summary】
■主にIT産業でのHR事業を展開してきたレバテックが、開発支援から顧客の成長を支えることを目的として、新たにクオリティアシュアランス事業部を設立。ソフトウェア開発の品質向上のため、テスト支援だけでなく品質コンサルティングや開発プロセス改善といった包括的なQAソリューションを提供している。
■新規事業ながら優秀なメンバーが多数ジョインし、事業成長を牽引している。立場に関わらず主体的に意見できる風土のため、一人ひとりが事業・組織に対する手触り感を持って働いている。
■今後も事業拡大が続く見込みのため、年次に関係なくリーダー・PMなどのチャンスを掴むことが可能。自分次第で、エンジニアリング・ビジネス双方にキャリアを切り拓けるタイミングにある。
(ライター:丸田)
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石井(Ishii)
レバテック株式会社 クオリティアシュアランス事業部 事業責任者2018年中途入社。
IT人材専門の転職エージェント レバテックキャリアのセールスとして入社し、同事業のマネージャーとして営業企画、自社採用業務に従事。2023年からはクオリティアシュアランス事業部の事業責任者として、採用・人事制度設計・営業・事業企画などビジネスサイド領域を幅広く担当している。2025年からデジタルイノベーション事業本部人事責任者も兼任。趣味はガーデニング。 -
坂矢(Sakaya)
レバテック株式会社 クオリティアシュアランス事業部 プロジェクトマネージャー2023年中途入社。
一橋大学卒業後、新卒でトヨタ自動車社に入社し社内SEとしてエンジニアのキャリアをスタート。その後、創業期のSHIFT社へ入社し、事業の立ち上げを経験。さらに日本IBM社に入社し、複数の案件においてPMとして活躍。その後ソフトバンク社で、課長兼PMとして主に管理業務を担当。2023年に、クオリティアシュアランス事業部に2人目のエンジニアとして入社。現在はPMだけでなく、事業開発や組織開発にも従事。採用では最終面接官を務める。趣味は海外旅行とサーキット走行。 -
東矢(Toya)
レバテック株式会社 クオリティアシュアランス事業部 リーダー2024年中途入社。
専門学校で会計の資格を取得後、SHIFT社へ入社し、基幹システムの刷新/改修案件を担当。 レバテックへ入社後に参画した案件では半年でスクラムマスターとなり、現在はPdM兼QAリーダーとして活躍中。2024年10月の全社総会では「ベストエンジニア賞」にノミネート。趣味は猫と戯れること。
事業を立ち上げた背景
まずは、レバテックのクオリティアシュアランス事業部の概要について教えてください。
石井
クオリティアシュアランス※1(以下、QA)事業部は「開発支援から企業の成長を促す」をキーワードに、顧客に対する開発支援を通して、国内のソフトウェア品質の底上げを目指しています。
具体的には、テスト計画やテスト設計などのテスト支援をおこなうだけでなく、品質コンサルティング・PMO支援・組織体制の構築などといった上流フェーズからプロジェクトに参画し、顧客の品質向上のためにあらゆるソリューションを提供しています。
※1 製品やサービスの品質を保証すること。

そもそも、どのような背景で事業が立ち上げられたのでしょうか?
石井
レバテックは「日本をIT先進国に」をビジョンに掲げ、レバテックフリーランスやレバテックキャリアなどのHR事業を始めとして多角的に事業を展開しています。さらにシステム課題を本質的に解決していくためには、開発の現場からテコ入れをすることが必要だと考え、立ち上げに至りました。
実際私もレバテックキャリアで法人向けにエンジニアの採用の支援をしていた頃、多くの企業の採用担当者や開発担当者が「人」の側面だけでは解決できないシステム課題を抱えていることを感じていました。
そこから1年くらい腰を据えて調査した結果、特に「品質」に困っているケースが多いとわかったんです。市場の大きさに対して競合が多くなかったこともあり、「品質保証」にフォーカスした支援を始めた経緯になります。
坂矢
「QA」と言うと下流工程のテスト設計やテスト実行のイメージがあるかもしれないですが、レバテックのQA事業部ではただテストだけを回すようなことはしていません。本質的なシステム品質改善のため、最上流フェーズである要件分析からお客様に深く入り込んで本質的な提案をおこなうことを事業部全体として徹底しています。
事業の構想から約1年で事業立ち上げまで至ったスピード感に驚きました。立ち上げから現在まで丸2年、ダイナミックな成長を遂げられている背景にはどのような優位性があるのでしょうか?
石井
これまで積み重ねてきたレバテックフリーランスのアセットを活用できているのが大きいです。事業会社のPM・CTOとの既存接点が多く、幅広い顧客の課題を収集できているため、案件獲得に困ることはありません。
元請けで受注することで最上流の品質保証の全体設計から伴走できるのも特長です。既に会社同士の信頼関係が構築されていると、顧客からもパートナーとして広範囲を任せていただきやすいので、開発全体をドライブすることができます。
開発プロセスにおいては人員不足がボトルネックになりやすいところ、レバテックフリーランスを通じてエンジニアを柔軟にアサインしています。スピード感を持って実行まで走り切れることが、さらなる顧客からの信頼に繋がっているのではないでしょうか。
さらに、レバテックキャリアを通じて優秀な社員を採用できているのも大きな原動力になっています。社内に多くの採用ナレッジが蓄積されているので、業界最大手出身のエンジニアなどの確保に成功しているんです。どうしても技術力が肝になる事業なので、今後も仲間づくりには力を入れていきたいですね。
坂矢
営業だけでなくエンジニアも直接顧客に対峙しているので、より技術的な解像度を上げてディスカッションすることができています。従来のレバテックではどうしても顕在化した採用ニーズに応えるのが主でしたが、QA事業部は「そもそも課題がわからない」という状態からでもソリューションを提供できるのが大きな強みです。

事業部の風土・得られるキャリア
坂矢さん・東矢さんそれぞれのキャリアについて教えてください。
坂矢
新卒でトヨタ自動車の社内SEとしてキャリアをスタートし、そこから第三者検証企業・SHIFTの立ち上げ期に参画、さらに日本IBMでのPM・ソフトバンクでの課長兼PMを経て2023年8月にレバレジーズへと入社しました。現在はPMだけでなく、事業開発や組織開発にも従事しています。
東矢
前職は坂矢さんも在籍していたSHIFTに勤めており、そこでリーダーとして基幹システムの刷新・改修案件を経験したのちに2024年1月にレバレジーズに転職しました。現在はPdM兼QAリーダーを担当しています。
どういった経緯でレバレジーズへの入社を決意したんでしょうか?
坂矢
レバテックキャリアに登録したのがきっかけでした。積極的に転職する気はなかったんですが、「1から事業立ち上げに関わりたい」という想いはあったので、情報収集をしていたんです。
そこでレバテックが新たにQA事業を立ち上げていることを知り、「日本をIT先進国にしたい」というビジョンにも共感しました。会社訪問をしてみて、活気あるオフィスでみんなが楽しそうに仕事している姿にも惹かれたので、最終的に転職を決めました。
東矢
私も当初転職するつもりはなかったんですが、とにかく石井さんのQA事業に対する熱量と、事業自体の将来性に惹かれました。
また、立ち上げ期というのもあって、経験したことのないカオスなフェーズを味わえるのも魅力でした。実際に私が入社してからの1年ちょっとで20人強のエンジニアが参画してくれていますし、今後100人規模でたくさんの仲間を集めていく予定です。これから入社いただく方にとってもたくさんのチャンスが転がっているタイミングなのではないかと思います。

入社してから感じる組織の特徴や魅力について教えてください。
東矢
とにかく風通しが良くてフラットな環境なので、立場に関わらずやりたいことを提案し合える環境に魅力を感じています。
たとえば、入社して1週間目で自分自身のオンボーディングをして、2週間目でそのマニュアルのブラッシュアップを提案・実行してくれた方もいました。裁量があるからこそ、みんなで事業・組織を創っている手触りがありますね。
石井
業務のオペレーション面に加えて、就業規則や評価制度についても柔軟に議論するようにしています。メンバーの提案に対して「これはルールだから」ではなく、一緒により良いものを模索していくというスタンスを大事にしています。
坂矢
そもそも他人の足を引っ張るような人はいないので、ボトムアップで声が上げやすいです。そして、その意見をもとに石井さんが決めた方向性であればみんなが向かっていくというような一体感も両立されています。事業部としてのパワーが非常に強いですね。

QA事業部の業務を通して、どういった成長が実現できますか?
東矢
全ての案件がアジャイル環境のため、顧客側のプロダクトオーナーやPMとも距離が近く、本質的な課題に向き合うことができます。
私自身、QAエンジニアとして案件に参画しましたが、QA領域以外の課題にも向き合い続けた結果、今ではPdMを任せてもらっています。自分次第で年次に関係なくリーダーやPMにも挑戦していけるので、成長実感が湧きやすいのではないでしょうか。
坂矢
元請けの案件しか取っていないので、仕事の範囲が限定されないのも特長です。さらに、お客様のインダストリーで縦割りをしていないので、たとえばSaaSアプリケーション・ERPシステムの開発からクラウド開発に至るまで、幅広いスキルを身につけることができます。
石井
QA事業部で培ったスキルを活かして社内異動していくキャリアパスもありますね。実際、この4月から自社プロダクトの開発部に異動したメンバーもいます。そのほかにも、ITコンサルティングを担うコンサルティング事業部への異動など、「社内転職」と言えるほど選択肢の幅は豊富です。
エンジニアリング・ビジネス双方にキャリアを広げていけるのは、事業会社ならではのメリットなのではないでしょうか。

事業部の未来
今後の展望について教えてください。
石井
お客様からの需要に対して、まだまだ我々の支援の供給が追い付いていない状況なので、もっと支援の幅を広げていきたいです。実際、今後は受託開発やセキュリティの領域にも進出する予定があります。そうすると事業部内のエンジニアのキャリアも広げられるので、事業成長との好循環に入っていけるといいですね。
さいごに
最後に、QA事業部への転職を検討している方に向けてメッセージをお願いします!
東矢
変化も大きいですが、自分の意見を言える人は楽しめる事業部だと思います!お待ちしています!
坂矢
何より、主体的な方に来てほしいです。自分だけでなく、チーム全体に当事者意識を持って動いていれば、たくさんチャンスが巡ってきます。
石井
年齢や経験関係なくディスカッションができるので、成長志向のある方には自信を持っておすすめします。より大きな意思決定ができるポジションに就きたい・今よりもっとやりがいある仕事にチャレンジしたいという想いがあればウェルカムです。
一緒に、お客様の成功を最後まで追っていきましょう!

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