
「人のため」が原動力。組織を急成長に導く年間MVPの仕事論
ひと
【Summary】
■MVP受賞は、「人のため」に行動し、「当たり前の基準の高さ」と「顧客への価値貢献の意識」を徹底してきた結果である。
■組織全体の強固な協力体制を構築し、メンバーの成長を促す抜擢文化を推進することで、大阪支店に活気ある組織文化を確立するとともに、これまで難しかった職種層での支援を可能にするなど、その可能性を大きく拡げた。
■今後は、社会の課題解決への価値貢献を拡大するサービス創出という、より大きな目標の実現を目指している。
(ライター:嶋田)
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加藤(Kato)
ITリクルーティング事業本部 大阪支店長兼支店統括2021年中途入社。
同事業部にて個人セールスとしてキャリアをスタート。入社1年目からリーダー、3年目に大阪支店長、4年目には地方統括を歴任。半期に一度開催される全社総会(※1)では、2022年度上半期にベストセールス(※2)を受賞し、下半期にベストチームにノミネート(※3)。2024年度上半期にベストリーダーにノミネート(※4)。その総合的な活躍が認められ2024年度の年間MVPを受賞(※5)。趣味は犬の散歩、お酒を飲むこと、買い物。
「人のため」が導いた、ゼロからの支店改革と年間MVP
年間MVPの受賞おめでとうございます!ご感想をお聞かせください。
年間MVPは以前から目標にしていたので、受賞できて本当に嬉しいです!
2024年は、大阪支店長やリーダー、教育者として、これまでの経験の集大成を感じることができ、濃密な1年だったので「やりきった」という達成感と安心感があります。
一方で、チームで受賞したかったという気持ちもあるのが正直なところです。今回の受賞を機に、次はチームで受賞できるようにというポジティブな雰囲気を組織全体に作れたと思いますし、支店のメンバーが「頑張ればちゃんと評価される」と感じてくれたことも、すごく良い変化だと感じています。
これで終わりではなく、今回の受賞を通過点として身を引き締め、今後はレバテックキャリアを全てのエンジニアの方に使っていただけるようなサービスにしていくことを目指します。

※1 年に2回、4月と10月に開催され、活躍した社員の表彰と半期の業績を振り返る会
※2 半期に1度開催される全社総会にて、半年間で最も活躍したセールスに贈られる賞
※3 半期に1度開催される全社総会にて、半年間で最も活躍したチームに贈られる賞
※4 半期に1度開催される全社総会にて、半年間で最も活躍したリーダーに贈られる賞
※5 半期に1度開催される全社総会にて、1年間で最も活躍した社員に贈られる賞
どのような行動が受賞に繋がったと思いますか?
周りのメンバーの支えがあってこその受賞であることはもちろんですが、個人の行動を振り返ると、「当たり前の基準の高さ」と「顧客への価値貢献の意識」を常に意識して業務に向き合った結果なのかなと思います。
前職は不動産業界だったのですが、サービスを通じて貢献できる範囲に限界を感じ、より多くの方の課題解決に貢献できる環境で働きたいと考えるようになりました。また、自分のキャリアとしても、30代はより責任のある仕事に挑戦したいと考えていたタイミングだったため、レバレジーズの業界を問わず多角的に事業に参入し社会課題を根本から解決しようとする姿勢や、若手から裁量を与えることで個人の成長を促す環境に魅力を感じ、入社を決意しました。
実際に入社してみて、レバレジーズ全体としての「当たり前の基準」と「顧客への価値貢献の意識」の高さに衝撃を受けました。たとえば、与えられた数値よりも高い目標数値を自発的に設定し、その達成のために徹底的に努力する姿勢や、求職者様や関係者に対する迅速で的確なレスポンス、最善のご支援のための密なすり合わせの文化などが印象的でした。そこから「自分も周囲に負けずに成長したい」「期待を超える価値を提供したい」という思いが生まれ、自分の目指す姿、貢献範囲を拡げる人材となるために、この2点を磨き、体現するよう心がけてきました。
日々の業務において、ただ目標を達成するだけでなく、「もっとお客様のためになることはないか」「現状のサービスをより良くするためにはどうすればいいか」を常に考え、追求してきました。また、社内のメンバーに対しても、それぞれの個性や能力を尊重したサポートを心がけました。
組織としても個人としても、常に期待値の200%で応えるという気持ちで業務に取り組んできたことが、今回の評価に繋がったのであれば本当に光栄です。
これまで全社で数々の受賞、ノミネートをされていますが、高い成果を出し続けるモチベーションの源泉は何でしょうか?
「人」との関わり合いにあると思います。「目の前の人のために、期待を超える価値を提供したい」という想いが、常に原動力となっていますね。
キャリアアドバイザー(以下、CA) (※6) としてレバレジーズに入社した時の成功体験の影響が大きいのですが、当時、職種や市場の状況からご支援が難しいと考えられていた求職者様を、東証一部上場の企業にご支援することができ、感謝されたことがありました。その時に「自分が真摯に向き合えば、必ず誰かの役に立てる」と確信したんです。
そこからCA時代は、求職者様の人生に深く関わる責任を持ち、入社前辞退や早期離職を1年間ゼロにすることができました。これは、入社後のキャリアに関するアドバイスを含め、求職者様にとっての最善のご支援を追求した結果だと思っています。今でも当時の方から連絡をいただくことがあり、「人のため」という想いが私の大きな原動力だと改めて感じます。
また、メンバー育成に関しても、時間をかけて指導したメンバーがトッププレイヤーになる姿を見ると、人の成長の力になれていることに大きなやりがいを感じています。
▼加藤さんの受賞・ノミネート歴▼
【2022年度】
上半期:ベストセールス 受賞
下半期:ベストチーム ノミネート
【2024年度】
上半期:ベストリーダー ノミネート
年間:MVP 受賞

※6 求職者様のキャリア実現を支援する担当者
半年で売上を昨対比165%出す組織へ
大阪支店長に就任するというのは大きな決断だったのではないでしょうか。
大阪支店長のお話をいただいた際、大阪支店は既に成長軌道に乗っていたものの、更なる飛躍のため新たな戦略を練る必要がある段階でした。私自身も、キャリアにおいてより大きな責任を担うことが自己成長に繋がると考えており、以前から当時の上長に、機会があれば支店長に挑戦したいという意向を伝えていました。こうした双方の意向が合致したので、迷うことなく就任の決断をさせていただきました。
大阪支店の売上を昨対比165%まで成長させたとのことですが、具体的にどのような取り組みをされたのですか?
大まかに2点、ご支援できる職種の幅を広げることと、より質の高い支援体制づくりに注力しました。
1点目は、これまで大阪支店でご支援に苦戦していた職種を洗い出し、東京本社や他支店の成功事例のデータを駆使することで、その職種に付随した求人情報を抽出し、マッチング精度を向上させました。
2点目は、支店での情報の管理体制を強化しました。具体的には、CAとリクルーティングアドバイザー(以下、RA) (※7) の全員が出席する日次ミーティングを設定し、求職者様と企業、双方の課題を共有する場を設けたり、ご支援の進捗状況を可視化する管理シートを整備したりしました。これにより、課題への対策を迅速に実行できるようになったと考えております。
大阪支店の方からは、加藤さんが就任されてから支店の雰囲気が大きく変わったと伺いました。具体的に、なにか意識されたことはありますか?
以前の大阪支店では、メンバー間のコミュニケーションが不足していたため、互いに意見を出し合い、より良い形にすり合わせていくという雰囲気がなかったと感じていました。そのため、全員がオープンマインドになり、活発にコミュニケーションを取りながら業務を進める組織文化を醸成することを心がけました。
具体的には、メンバー全員に対して、コミュニケーションの重要性とその先に何が実現できるのかを丁寧に説明することで目的意識を共有し、私と現場メンバーの間に入るリーダー層に対しては、具体的なアクションプランをすり合わせることで、メンバーの状況を細やかに吸い上げ、意見や要望を発信しやすい仕組みを構築しました。
その結果、以前と比較してCA・RA間の会話が量・質ともに改善し、意見交換が活発になりました。求職者様や企業への支援方法についても、より多角的な視点からの意見が出るようになり、それぞれの専門性を活かしながら一体感を持って協力して顧客を支援する組織になったと感じています。
ご自身のリーダーとしての理想像や、体現するための取り組みを教えてください。
レバレジーズで目指すべきリーダー像である「部下の人生にも責任をもって寄り添うことができるリーダー」として、単にチームを導くだけでなく、メンバー一人ひとりの成長、キャリア、そしてその人生に深く関わる存在でありたいと考えています。そのため、メンバーが心から仕事にやりがいを持てる環境づくりと、レバレジーズの強みである抜擢文化の推進の2つに注力しています。
人が自発的な意欲を持って仕事に取り組む時、「Will Can Must」(※8) でいう「Will」はもちろん、「Can」を増やしたいという気持ちも、大きな原動力になると考えています。そのため、1on1などを通じて本人の仕事のやりがいにつながる原動力がどこにあるのか理解し、キャリア形成を後押しするよう努めています。
その上で、成果をあげ意欲とポテンシャルのあるメンバーには、本人の原動力に基づいた新しいポジションや挑戦の機会を提供し、さらなる成長を促すことで、主体的なキャリア形成を支援しています。実際に、地方拠点において新人教育を担うイネーブルメントチームやセールス業務の効率化を担う営業推進チームを創設し、意欲のあるメンバーを抜擢しました。その結果、イネーブルメントチームは初期教育の現場負担を53%削減し、営業推進チームは生成AIの活用により、求職者様との面談から企業推薦までの期間短縮を実現しました。
「部下の人生に責任をもって寄り添う」ことは容易ではありませんが、リーダーとしてメンバー一人ひとりの可能性を信じ、成長をサポートすることが、組織全体の成長に繋がると考えています。

※7 企業の採用活動を支援する担当者
※8 自分が将来実現したいこと(Will)、現状自分ができること(Can)、実現したいことを叶えるためにするべきこと(Must)を考えるための、フレームワーク
「自分らしさ」を燃料に。価値貢献の拡大を目指して
授賞式のスピーチで「努力をするためのガソリンを見つけると良い」とお話しされていましたね。モチベーションはどうすれば見つけられるのでしょうか?
まず、与えられた仕事に全力で取り組み、その中で自分の強みや得意なことを見つけることが第一歩なのかなと思います。
努力を続けるうえで、自分の内面を定期的に振り返ると「これは苦にならない」「これは大切にしている」「これなら他人よりも早くできるな」といった自分の特性を把握できるようになるはずです。
さらに、信頼できる周りの人から様々なフィードバックをもらいにいき、自分の考えと照らし合わせることで、成長の方向性やモチベーションの源泉を明確にしていきます。これが、努力のガソリンを見つける方法だと考えています。
今後の展望をお聞かせください。
レバレジーズは急成長していて、まだまだ大きな可能性を秘めた面白い会社だと感じています。会社を支える存在として、組織の成長以上のスピードで自分も成長していきたいですね。
レバテックキャリアとしては、社会への影響力を増大させ、社会の一端を担う事業・サービス展開を目指しています。
現状、地方には東京とのITリテラシーの差があります。そのため、地方のITエンジニアの方々のスキルアップをご支援し、最適なキャリア配置を通じて人生を前に進めるお手伝いを、これまで以上に幅広くおこなっていきたいと考えています。
そして、地方におけるIT人口の増加という課題に対し、これまでのサービスの枠を超えた新たな価値提供にも挑戦していきたいと思っています。
レバレジーズに興味を持っていただいている、読者のみなさまに向けてメッセージはありますか?
一緒に、より大きな社会課題の解決に挑んでいきませんか?とお伝えしたいですね。
恩師の言葉を借りるのですが「世の中の仕事はすべて課題解決」で、レバレジーズはその中でも、日本社会の根本課題の解決に取り組むことを事業にしている会社です。かなり難しい仕事だからこそ、個人の成長が大きく、チームで解決できたときの達成感は格別です。
これまで様々な社会課題を解決してきたレバレジーズですが、今後さらに難しい社会課題に取り組んでいくフェーズになります。そこに面白みを感じられる方と、一緒に社会課題を解決していきたいと思っています!