M&Aで日本の未来を繋ぐ。あおぞら銀行とレバレジーズが仕掛ける、社会課題解決への挑戦

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事業 / サービス

「少子高齢化」に伴う生産年齢人口の減少。この国難に立ち向かう上で、企業の生産性維持・向上は、あらゆる社会課題に通底するセンターピンです。金融サービスを軸に独自のポジショニングを築いてきたあおぞら銀行、そしてITや人材サービスを核として急成長を遂げてきたレバレジーズ。両社は今、その課題解決の手段として「M&A」に注力しています。金融とIT、それぞれのプロフェッショナルはいかにして企業の未来を紡いでいるのか。その協業の裏側にある、戦略とビジョンに迫ります。(ライター:丸田)

Contents
Profile
  • ナカモト
    あおぞら銀行企業情報部 担当部長

    2008年に新卒入行。入行来、事業法人畑でキャリアを積み、コーポレートファイナンスからエクイティ投資・アドバイザリー業務に従事。趣味は料理とジョギング(2026年から)。

  • ミゾグチ
    レバレジーズM&Aアドバイザリー株式会社 取締役

    2007年に中途入社。レバテックの営業責任者・レバウェルの立ち上げ責任者を経て、2018年のレバウェル株式会社の設立を期に取締役に就任。現在は、M&Aアドバイザリー事業の責任者を兼務。趣味はゴルフと格闘技観戦。

  • オカダ
    レバレジーズM&Aアドバイザリー株式会社

    2020年に中途入社。M&A仲介のコンサルタントとして、IT領域をはじめ、建設・運送・不動産等の幅広い領域でのM&A支援に従事。趣味はジョギング。

  • シミズ
    レバレジーズ株式会社 広報部 採用広報グループ

    2024年に中途入社。主に自社YouTubeチャンネル「レバレジーズch」の運営に携わる。趣味は子どもと遊ぶこと。

日本の社会課題のセンターピン。レバレジーズとあおぞら銀行が、M&Aに挑戦する理由。

シミズ

本日はよろしくお願いします。HRサービスを祖業とするレバレジーズと、金融機関として全国の企業を支援してきたあおぞら銀行。歴史も業態も異なる両社ですが、現在同じ「M&A」という事業に注力しています。その背景にはどのような狙いがあるのでしょうか。

ミゾグチ

レバレジーズは創業以来、「生産年齢人口の減少」という日本の構造的な社会問題の解決をミッションに掲げ、事業を展開してきました。その中で、我々が特に注力してきたのがIT領域です。エンジニア不足という課題に対して、これまでは人材紹介や派遣といった「労働力の提供」によって解決を図ってきました。しかし、多くの企業様と向き合う中で、人材の採用」という手段だけでは、根本解決できない経営課題に直面することが増えてきたのです。

例えば、創業者の高齢化により事業継続が危ぶまれているケースや、優れた技術を持ちながらも後継者が不在であるために廃業を余儀なくされるケースです。こうした問題に対し、単なる人の紹介ではなく、企業そのものを次世代に繋ぐ「M&A」という手法こそが、企業の成長と存続を支援する「最適配置」の新しい形であると考え、事業として本格的に参入しました。

シミズ

「人の支援」だけでなく「企業の存続支援」へと、課題解決の手段を広げられたのですね。あおぞら銀行様はいかがでしょうか。

ナカモト

我々もまた、社会課題解決への貢献という強い想いを持っています。 銀行として日々、お客様から資金繰りなどを起点としてご相談を受ける中で、特に地方の中小企業様から切実な声として挙がるのが後継者不足による事業承継の悩みです。

経済産業省のデータによると、日本国内の中小企業約400万社のうち、約127万社が後継者不在と言われています。さらに衝撃的なのは、その中に黒字廃業のリスクがある企業も相当数含まれているということです。これは日本経済にとって計り知れない損失です。 日本国内のM&A成約数が年間数千件にとどまる中、この需給のギャップを埋めることは、金融機関としての社会的使命だと捉えています。

また、M&Aは単なる事業承継にとどまらず、企業の「成長戦略」そのものでもあります。変化の激しい現代において、他社のリソースを取り入れて成長を加速させる、あるいは「選択と集中」のためにノンコア事業を切り離す(カーブアウト)。そうした企業のターニングポイントを支える柱として、我々はM&Aに注力しています。

シミズ

それぞれの視点から、日本企業の存続と成長のためにアプローチされていることが分かりました。具体的にはどのような形で支援を行っているのでしょうか。

ナカモト

あおぞら銀行は、売り手・買い手いずれかを支援するFA(ファイナンシャル・アドバイザー)として、お客様の課題に寄り添った提案を行っています。弊行はメガバンクでも地方銀行でもない、独自の立ち位置を持つ銀行なのですが、全国のお客様との取引に加え、地域金融機関様との連携も深めています。例えば、ある地方の老舗温泉旅館の再生案件では、地域金融機関様からご相談を受け、我々がスポンサーとなる買い手企業様をご紹介し、事業再生を実現するという事例もありました。 

オカダ

レバレジーズはM&A仲介として、譲渡企業様と譲受企業様の間に立ち、M&Aのご相談をお預かりしてから成約までを一気通貫で支援しています。我々のアプローチの特徴は、やはりIT領域における群を抜いた解像度です。今回のようにあおぞら銀行様のような外部パートナーと連携させていただく場合も、単に買い手を探すだけでなく、対象企業の技術力やエンジニア組織の無形価値を正しく評価し、その価値を最大限に理解してくださるお相手を見つけ出すことに注力しています。

M&Aが広まった今だからこそ、本質的な支援を。異色の協業が生んだ、先進事例。

シミズ

この企画のきっかけにもなった、両社の協業事例について詳しく伺わせてください。

ナカモト

今回、あおぞら銀行が売り手様側のアドバイザーとしてご支援させていただいたのは、九州の上場企業様でした。その企業様は関西にシステム開発を行う子会社をお持ちでしたが、本業との事業シナジーが薄く、地理的にも離れているという問題がありました。そこで我々は、「選択と集中」によるグループ全体の企業価値向上のために、その子会社を売却(カーブアウト)するご提案をしました。

しかし、いざ買い手候補を探す段階で、壁にぶつかりました。多様な顧客基盤こそあれ、IT領域に特化した買い手様のネットワークや、IT企業の技術力を的確に評価するための専門知見については不足していたんです。そこでご相談させていただいたのがレバレジーズさんでした。実は、社内の共通の知人を通じてレバレジーズさんの評判を聞いたことがあり、「ITといえばレバレジーズだ」と第一想起したのがきっかけでしたね。

シミズ

まさに「適材適所」のパートナーシップですね。相談を受け、オカダさんは当時どう感じられましたか?

オカダ

ナカモトさんからお話をいただいた際、直感的に「これは我々がやるべき案件だ」と感じました。 対象企業様は非常に高い技術力をお持ちでしたが、一般的なM&A仲介会社ではその「技術的資産」を正しく評価・言語化し、買い手候補に伝えることが難しい案件でもありました。 同時に、これまで積み重ねてきたIT領域での実績と知見があるからこそ、貢献できると確信しました。すぐに適正な企業価値の算出を行い、社内のデータベースを活用してマッチングを開始したところ、すぐに複数の企業様からトップ面談のオファー、そして意向表明書をいただくことができました。

シミズ

結果として、素晴らしい成約に至ったと伺っています。

ナカモト

はい。予想を上回るスピードで、オカダさんにご紹介いただいた企業様とのご縁が繋がりました。成約後、売り手企業の社長様とお話しした際にいただいた言葉が忘れられません。「我々の特殊なビジネスや技術力をこれほど深く理解し、価値を評価してくれる相手と巡り合えるとは思わなかった。奇跡的だし、本当に感謝している」と仰っていただいたのです。 これは、IT領域への専門性が高いレバレジーズさんと組まなければ実現できなかった結果でした。

シミズ

「奇跡的」という言葉が出るほどのマッチングだったのですね。今回の成功要因は、具体的にどこにあったのでしょうか。

ナカモト

あおぞら銀行の強みと、レバレジーズさんの強みが完全に補完し合えた点にあります。 我々の強みは、大きく3つです。 1つ目は、銀行としての「深い顧客理解と分析力」。長年の融資取引等を通じて培った与信判断能力や企業分析力があるため、今回のようなカーブアウト案件などの経営の深層に関わるご相談をいただけます。

 2つ目は、「投資銀行機能とのシナジー」。単なる仲介だけでなく、LBOファイナンスやエクイティ投資など、資金調達も含めた複雑なスキームに対応できる専門性があります。 

3つ目は、「広範なネットワーク」。現在約80社の外部パートナー様と連携していますが、自社にない強みを持つ企業様と組むことで、提案の幅を広げています。

オカダ

対してレバレジーズの強みも、大きく3つ挙げられます。まずは何と言っても「IT領域における高い専門性」。レバレジーズグループではIT業界No.1のHRサービス「レバテック」を運営しており、最新の技術トレンドや開発言語、エンジニア市場の動向を常にキャッチアップしています。だからこそ、IT企業の見えにくい価値を正確に翻訳し、買い手企業に伝えることができます。さらに、直近ではあおぞら銀行様向けにIT業界の勉強会を実施させていただくなど、パートナー様に対するナレッジの共有も進めています。

2つ目は、「独自のデータベース」。HR事業等を通じて培った3万件以上の企業データベースを保有しており、ここから精度の高いマッチングを生み出すことができます。

そして3つ目が、「PMI(統合プロセス)まで見据えた採用支援」。特にSIerやSESといった労働集約型のビジネスモデルでは、M&A後にエンジニアが離職してしまうと、企業価値が毀損してしまいます。レバレジーズは単なる成約だけでなく、その後のエンジニア採用支援までセットで提供できるため、M&A後の事業成長までコミットできる点が、他のM&A仲介会社にはないユニークな強みだと自負しています。

ミゾグチ

付け加えると、両社に共通しているのは「人」や「企業」への誠実な向き合い方だと思います。 近年、M&A仲介業界では手数料や件数を追うあまり、強引なマッチングが行われるケースも散見されます。しかし、あおぞら銀行様も我々も、クライアントの「幸福」を最優先に考えています。 ナカモトさんが仰っていた「何気ない会話からビジネスの種を見つける」「相手の気持ちに寄り添う」という姿勢は、レバレジーズが創業から大切にしてきた「関係者全員の幸福の追求」という理念と深く共鳴しています。 この価値観の一致こそが、今回の協業を成功させた最大の要因ではないでしょうか。

悩める企業に、新たな選択肢を。これから共に描く未来。

シミズ

今回の成功を経て、今後両社でどのような未来を描いていきたいとお考えですか?

ナカモト

あおぞら銀行のM&Aアドバイザリーグループでは、「縁を円(サークル)に」というコンセプトを掲げています。 M&Aや事業承継支援を通じて地域で生まれた「ご縁」を、単なる点と点の繋がりで終わらせるのではなく、レバレジーズさんを始めとするパートナー企業の皆様と共に大きな「円(サークル)」へと進化させ、地域経済のさらなる発展に貢献していきたいと考えています。

銀行というと、自分たちの取引先を囲い込み、利益を最大化させるイメージを持たれるかもしれません。しかし、我々は違います。顧客のためにあらゆる可能性を模索し、パートナーをその「円」の中に巻き込みながら、世の中にもっと新しい価値を広げていきたいですね。

ミゾグチ

我々としても、今回の協業は非常に大きな可能性を感じるものでした。 レバレジーズはIT領域では一定の認知をいただいていますが、地方の優良企業様など、まだまだ我々の手が届いていないお客様がたくさんいらっしゃいます。あおぞら銀行様とのパートナーシップを通じて、そうした企業の課題解決にリーチできることは、とても有り難い喜びです。

さらに、その対象をIT領域に閉じているわけではありません。実はレバレジーズとしては医療・ヘルスケア領域など他にもたくさんの専門性を持っているので、それを武器にM&A支援の幅をどんどん広げていくつもりです。

今後あおぞら銀行様とは、単なるM&Aのパートナーという枠を超えていきたいですね。 レバレジーズの強みである「HR」のアセットを活かし、あおぞら銀行様のクライアント企業が抱える「人手不足」という根本課題に対して、採用支援や組織コンサルティングといった側面からもソリューションを提供していきたいと考えています。 「金融」と「人」、そして「IT」。これらの力を掛け合わせることで、日本の社会課題解決のど真ん中で、より大きなインパクトを生み出せると信じています。

シミズ

最後に、この記事を読んでいる読者に向けてメッセージをお願いします。

ナカモト

あおぞら銀行のM&Aビジネスは、これからさらに拡大・加速していきます。 年次に関係なく配属の可能性があり、新卒1年目からでも最前線で企業の経営課題に向き合える環境があります。 「若いうちからチャレンジしたい」「成長したい」という意欲のある方にとって、これほど刺激的なフィールドはないと思います。ぜひ、我々と一緒に新しい銀行の形を創っていきましょう。

オカダ

M&Aコンサルタントは非常にタフな仕事ですが、一企業の運命、ひいてはそこで働く従業員の人生を左右する、責任とやりがいに満ちた仕事です。 レバレジーズでは、ただ会社の売買の間に立つのではなく、その先の事業成長まで見据えた本質的な支援ができます。覚悟を持って社会課題解決に挑みたい方をお待ちしています。

ミゾグチ

レバレジーズは「HRサービスの会社」という枠組みを超え、M&Aを始めとする日本のインフラとなるような事業を次々と生み出しています。 今回のあおぞら銀行様との取り組みのように、業界の垣根を超えたダイナミックな仕事ができるのも、今のレバレジーズの面白さです。 日本を再興するという熱い気概を持った仲間と、ここで働けることを楽しみにしています。

▼取材当日の様子はこちら!

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