成果の最大化をはかる、チームマネジメント(後編)

ひと

2期連続受賞のベストリーダーが考える「組織の創り方」

2019年10月に行われたレバレジーズグループ全社総会で「ベストリーダー」を受賞した青木さん。ベストリーダー受賞が2度目となる彼は、どのようにして事業・サービス・組織を創ってきたのでしょうか。青木さんが考えるチームマネジメントのポイントの後編をお送りします。(聞き手:藤田 )

Contents
Profile
  • 青木(Aoki)
    メディカル事業本部 中日本グループマネージャー

    2016年新卒入社。事業部最年少でリーダーに昇格し、広島支店長を経て、現在は大阪支店で中日本グループマネージャーとしてグループを牽引。2018度、2019年度の全社総会で、圧倒的な成果を評価され、2期連続「ベストリーダー」を受賞。3ヶ月に1回読み返すほどお気に入り書籍は「最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと」。

メンバーの人生に、責任を持つ

青木さんが考えるマネジメントのポイントを教えてください。

僕が考えるマネジメントは、メンバーの人生に責任を持った上で、下記3つをポイントにしています。

①期待をする

②機会を創る

③手法を鍛える

①期待をする

レバレジーズに入社した人で「与えられる職域だけをやりたい人」はいないと思っています。「自分の人生豊かにしたい」「誰か・何かに貢献したい」と思っている人が多いはず。だからこそ日々の仕事の中で仕事に忙殺されず、メンバーの表情の小さな変化に気づいていけるよう、自身の感度を上げていきます。そうすることで「本人がどういう言葉をかけて欲しいのか、今どういう状況であるのか」が見えてくるので、その「根底にある想いを忘れずに取り組んでほしい」と期待を伝えます。

②機会を創る

レバレジーズはサービスや組織を創ることに関して、ポジションは関係ない会社です。その一方で「期待される成果の責任を果たしてからじゃないと、挑戦できない」と思ってる人も少なくありません。「成果出すこと」だけを目標にするなら、ベンチャー企業でなくてもできるのではないでしょうか。「成果を出しながら、違う職域にもチャレンジしながらそこでも成果を出す」ことがベンチャー企業で働く醍醐味だと思っているので、結論「どっちも取りに行こうよ」という機会を創出するイメージですね。

③手法を鍛える

「想いは手法の上にあり、しかしながら手法なき想いは無力である」という言葉を大切にしていて、どんなに誇れる想いをもっていてもそれを実現していくために、手法をもっていなければ実現できません。だからこそ、最適解を一緒に考えていく上で「ティーチングとコーチング」を使い分けて答えを示していきます。

リーダー・マネージャーに抜擢されるために必要なことは何ですか?

役職、役割に関係なく「リーダーシップを発揮すること」だと思っています。僕の中でのリーダーシップの定義は「より良い未来を実現するために組織を一致団結させていくこと」です。「正しい答えが予測できない」時代においてリーダーシップはリーダーだけが発揮するものではなく、組織に所属する全員が発揮する必要のあるものだと考えています。なぜならば「正しい答え」がないからこそ、「より最良で最善だと思える答え」を組織全員で紡ぎだすことが大切だからです。

 

じゃあどうすればリーダーシップは身につくんですか?という話なんですが、結局日常生活において発揮する体験を通じて学ぶ以外にないと思っています。リーダーシップを発揮することを普段していない人が「さ、そろそろリーダーシップ発揮しますか!」と思ったところで発揮はできないですよね。だからこそ「良くできそうだから、成功できそうだから」というイメージを持てるか持てないか、ではなくて「良くしたい、成功させたい」という意志を強くもってチャレンジしていくことが重要だと思っています。

 

具体的に僕の場合は「組織やサービスを創り上げていくことに責任を持つ」と決めて、それに関係する仕事に手を上げ続けたことが、グループマネージャーを任せてもらえた理由だと思っています。考え方としては「リーダーとして成果責任だけ求められている」のではなく、「事業部のリーダーでかつ、レバレジーズのリーダー」であるという前提で、事業を創造したり、お客さんのために良いサービスを作るところに対して価値発揮をしていかないと任せてもらった意味がないと思っていました。

リーダーとしての役割を果たすために必要なことは何ですか?

僕が今までお世話になったリーダーの共通点は「何事も当然のように自分ごとに捉えて、自分の行動を選択する」ことでした。毎日目まぐるしく状況が変わる中で、全てが上手くいって1日が終わる日はなく、当然のように問題や課題は次々と溢れ出てきます。そんなときに「7つの習慣」でもよく言われている「主体性を発揮する」ことを体現していけばリーダーとしての役割を果たしていけると感じたんです。

 

中でも一番影響を受けたのは同事業部執行役員の森口で、彼は「常に自分事として捉えて、自分の行動の振り返りから始める」人なんです。周囲に何が起ころうと自分の行動に責任を持つことを体現していて、メンバーから要望や、結構辛辣な意見が上がってきた場合も、組織の「個」だけではなく、自分自身の「思考や行動」にブレイクダウンして実行していくスタイルを尊敬しています。

 

また、事業部長と僕が発信している内容が違うと、メンバーを惑わせてしまったり組織としてビジョンを共有できなくなってしまいます。「事業部長は今どういう仕事をしているか、どういう想いで組織を創ろうとしているか」そういったことをグループマネージャーの僕が1番知っておくべきです。今までの事業部長の判断を蓄積して振り返って、視座を上げるために情報をアップデートしていっています。

最後に、青木さんの今後の目標を教えてください。

組織として目標にしているのは「所属をしていることに誇りを持てるような組織を作る」ことです。単純に「自分の仕事が誇れる」ことは、関係者すべての人に自分の仕事が「誠実である」と胸を張って誇れることが大切だと思ってるんですよね。今やっている自分たちの職域や仕事が、関係者の幸福に繋がっていたり、価値提供ができていると思えるような組織にしていきたいなと思ってます。そのために、リーダーとして組織を前進させることができるような「良いリーダーシップを発揮できる人」を増やしたいです。

後編まとめ

 

今回は「マネジメントのポイント」と「リーダーの役割を果たすために必要なこと」をポイントにまとめました。前編・後編を通して「組織の創り方」をお伝えしました。「良いリーダーシップを発揮できるように、ベストリーダーの志向やマインドをぜひ取り入れてみてください。

Read More
こんな記事も読まれています