代表岩槻が語る、レバレジーズの事業方針

関係者の感情に貢献し、社会に合わせた事業を展開

レバレジーズでは毎年いくつもの新規事業が立ち上がり、成長産業を中心にこれまで約30の事業を展開してきました。事業数や規模が増大し、社会課題を解決する事業会社として幅広く事業を手掛けていますが、それらにはどのような想いが込められているのでしょうか。今回、ミレバで初の代表インタビューが実現し、岩槻が自ら事業に込める想いやこれから目指す姿について語ります。(編集:長谷川)

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社会問題の解決に不可欠な、人材✕IT

レバレジーズは広く事業を展開していますが、何を目指しているのでしょうか。

 グローバルコングロマリットです。レバレジーズではリーマンショックを機に、IT、医療、介護、M&A領域など、国内のポートフォリオを拡充してきました。今後も領域は広げていきますが、長期的な成長産業であるIT・医療・介護・高齢者の4つにより注力していきます。

 また、世界までスコープを広げると、エネルギーや食料不足も深刻な問題になっているので、再生可能エネルギーや食料を生産していく事業もずっとやりたいと思っているんですよね。レバレジーズでは、成長産業かつ長期的なニーズが見込まれる領域での事業作りを行うことが、会社の方針です。

とはいえ、ITと人材が強い会社になってますよね。

 そうですね。マクロ経済から見ると、どうしてもITと人材に注力する必要があります。現在の日本における大きな社会問題は人口減少と少子高齢化であり、それは今後も変わらないメガトレンドです。それらが引き起こす生産年齢人口の減少に対して、やるべきことは単純に考えると、労働力増加と労働生産性向上の2つですが、それにはITと人材が必要不可欠になりますよね。直近上場している会社を見ても人材やITの会社ばかりなので、そのトレンドからもITと人材は日本がいま1番求めているということが分かります。

 個人的にはお金と仕事で苦労した原体験があるので、このマーケットに思い入れがあるんですけどね。「レバテック」も、お金と仕事で困らない世の中をつくるために、その領域で自分が1番役に立てると思って始めたので。正直、創業当時はレバテックがここまで大きくなるって思ってなかったんですけど。(笑)

今思う、レバテックの社会的意義は何ですか?

 レバテックは日本で一番の急成長産業を支えていく、もしくはもっと伸ばしていける可能性があると思っています。今のIT業界では、エンジニア/クリエイターがいなくてプロジェクトが進まないという現象が起こっていますよね。その問題に対して、フリーランスや転職、就職、M&Aなどのソリューションを提案していくことで、ユーザーや顧客が想定していなかったキャリアや企業の成長の仕方を実現していけるのが、レバテックの面白さだと思います。

 例えば、良いエンジニアを小さなベンチャー企業に紹介し、その人が入社して開発速度が上がると、企業も急激に成長していきますし、その人もCTOになるといった想定以上のキャリアアップがイメージできますよね。レバテックなどの人材事業の価値は個人のキャリア開発や人の人生を幸せにする仕事であると同時に、企業の価値最大化の側面も担っています。企業の事業責任者やプロジェクトマネージャー、人事と二人三脚で、事業の成功を人材の最適配置により実現していくのがレバテックの役割なんです。

 自分たちが頑張った分だけ人の可能性が広がり経済が伸びていくと、さらにエンジニア/クリエイターの人材不足となりますが、同時に自分たちが支援できる領域も広がっていきます。この循環を生み出すことでの社会貢献や経済貢献性が大きく描けているので、今は自分たちが日本経済やIT産業そのものを支えられるシステムサービスになってきている実感があります。最近は日本のエンジニアだけでなく、世界のエンジニアを活用することで貢献の輪を広げていっています。

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世界に通用するプロダクトを創造し、貢献範囲を広げていく

レバレジーズの事業はどのように生まれるのでしょうか。

 事業開発は経営メンバーや経営企画室からのトップダウンと、一般社員が提案するボトムアップが7:3くらいですね。事業選定軸は、世の中への価値貢献の大きさです。その際重要視しているのは人の感情で、理念の通り顧客や社員など関わる人全員がプラスの感情になっていくモデルを意識しています。

 例えば、医療・介護事業においては地域包括ケア構想で「地域」という小さな単位の中で高齢者のケアや医療を提供していくのが国の方針ですが、まだまだ追いついていないのが現状です。なので、そこに対してIT✕医療・介護人材や、業界システムの開発が次のレバレジーズの柱になって来ると思います。

 ただ、人材をコアに事業展開をしているわけではありません。社会で起きている問題や困っている人に対して必要なことの1つにたまたま人材があったのでやっているという感覚に近いですね。メディアやM&Aなど他の事業も同じように、困っている人がいて必要だったからやっています。言ってしまえば、レバレジーズは社会から求められていることを何でもやっていこうとする会社なんです。

人材事業を行う岩槻さんにとって、仕事とは何ですか?

 仕事は貢献と課金だと思っています。人間は1人では幸福になれないと思っているので、それには共同体の中にいる必要があります。そしてその関係性を長期的に維持するには、他者に何かを提供できなければいけません。つまり、共同体に貢献することが大事なんです。それがいわゆる「利他性」です。仕事は貢献することで対価を得るので、NPOよりも貢献しなくてはいけませんし、お金をもらって感謝されるのは非常に難易度の高いことですよね。

 レバレジーズの社員に伝えたいのは、目立たない仕事においても無駄な仕事は無いということです。今私たちがやってることがすべて外部への貢献につながっているということは、会社が大きくなっていっても全員に認識して欲しいですね。1つの工程がおろそかになるだけでお客さんからの印象も全て変わったりするので、1人ひとりが会社を代表しているという意識で仕事をしてもらいたいなと思っています。そのような会社のカルチャーを社員全員が楽しめるのが理想ですよね。

レバレジーズは今後どのように進化していくのでしょうか?

 国内では今の領域を強化しつつ、グローバルに目を向けていきます。それぞれの国に合わせた事業開発をして海外拠点をスピーディーに増やしながら、メディアやSaaSの事業で世界で通用するプロダクトを作っていきたいと思っています。今の人材系の事業をより最適化するためにHRtechを加え、働き手と顧客にプラスになることをしていきたいと考えています。どの人がどの仕事で活躍するかという観点で会社を選べる社会をつくっていけたらいいと思っていますね。レバレジーズは資金調達も上場もしていないので、事業や領域には縛られずに貢献できる範囲を広げていきたいですね。

 ビジネスって、自分たちによって誰かが幸せになったらいいじゃないですか。それをいろんな業界、いろんな国でできるようになれば、多くの人に意味のある会社だと思ってもらえると思うんですよね。会社として貢献できる幅をどれだけ広げていけるか、生涯挑戦なんです。それには、これからレバレジーズに入社してきてくれる人含め、社員がどれだけ成長してくれるかで、貢献範囲やスピードが大きく変わってきます。なので、社員には自身の成長が貢献範囲を広げていくという責任を持ってもらって、一緒に会社を作っていってほしいですね。