Jリーグのスポンサーにレバレジーズが就任。スポーツ振興を始めた理由

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レバレジーズは、2021年秋頃からJリーグとBリーグ、あわせて13チームのスポンサーに就任しました。なぜ今レバレジーズがスポーツ振興に力を入れ始めたのか、その理由に迫ります。(ライター:飯野)

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スポンサー締結チーム 一覧(2022年3月15日時点)※順不同  

■サッカー(Jリーグ)

大分トリニータ/セレッソ大阪/アビスパ福岡/栃木SC/いわてグルージャ盛岡/SC相模原/ザスパクサツ群馬/湘南ベルマーレ/ロアッソ熊本/ギラヴァンツ北九州

■バスケットボール(Bリーグ)

バンビシャス奈良/サンロッカーズ渋谷/アースフレンズ東京Z

 

スポンサー契約を結んだのは、乾 貴士選手らが所属する「セレッソ大阪」や、昨年天皇杯決勝まで駒を進めた「大分トリニータ」をはじめとした10チーム。そしてBリーグは「バンビシャス奈良」「サンロッカーズ渋谷」「アースフレンズ東京Z」の3チームです。

 

2021シーズンは、選手が試合時に着用しているユニフォームにもレバレジーズのロゴがプリント。

 

 

今回は、このスポンサー締結を主導した木場さんに、契約締結の背景や今後のビジョンについて聞きました。 

 

木場(Koba)

HRテック事業部 マネージャー

2019年に新卒入社

海外事業部で企業開拓を担当したのち、HRテック事業部に異動。戦略策定を担う。その経験を活かし、2021年夏にスポーツ推進部を立ち上げ、企業開拓担当としてスポーツクラブとのスポンサー契約を進めている。

「繋がり」で地域活性化を実現したい 

まずは、スポーツクラブとスポンサー契約を締結した背景を教えてください。

1番の理由は、スポンサーとして地方企業と連携することで、地域活性化に繋げられると思ったからです。レバレジーズの事業は、人材や医療という「人」や「地域」に根差したものが多いため、地方のほうが大きな課題を抱えていたり、社会問題を解決する策が眠っていたりするケースが多くあります。そういったさまざまな課題を掘り起こし、解決することはレバレジーズの責務だと考えています。そのために企業との連携は必須なんですよね。未開拓の地方企業と接点を持つことで、これまでアプローチできなかった新たな課題に向き合うことができると思い、スポーツクラブとのスポンサー契約に踏み切りました。

 

また、この企業間の連携を強化することは、クラブチーム側の希望でもありました。実は日本のクラブチームは、海外と比較するとスポンサー同士の関わりがあまり強くないんです。クラブとしては、企業間の連携を強めていくことで地域産業の発展や地方全体の活性化に繋げ、そこからそれぞれスポーツ業界を盛り上げていきたいという気持ちを持っていました。

「地域活性化に繋げたい」という同じ想いを持っていたんですね。

そうですね。あとレバレジーズが掲げる理念が「関係者全員の幸福を追求」なので、その幸福の質を高めていくためにも、人の人生を「仕事」以外でもトータルサポートできたら良いよね、という話が社内で挙がりまして。今レバレジーズが展開している事業は、求職者の仕事探しが多いですが、人の幸せは仕事だけでは充足しないため「仕事」以外の余暇にも目を向けたんです。そして今回は「スポーツ」に着目しました。スポーツのなかでも、今はサッカー市場がグンと伸びているので、そんな成長期のサッカー業界をレバレッジしていける形で関わりたいと思ったんです。

 

今回、13チームのスポンサードという、多くのクラブチームと契約したのはなぜでしょうか。

東京本社から距離が離れた企業とも接点を持ちたいと思ったからです。レバレジーズが展開している多くの事業は「人」と「企業」を結ぶものであるため、多くの地域、そして幅広い企業との繋がりを持つことができれば、顧客に提案できる選択肢が増えます。そうするとより本質的な解決策が提示できるようになりますからね。そのため、関西、九州、東北と、さまざまな地域のクラブチームを支援させていただくかたちとなりました。

地域や社会課題に向き合い、一緒にチャレンジするパートナー

契約締結をしたクラブチームにはどんな共通点があるのでしょうか。

地域活性化に対して強い想いを持っているクラブチームが多いと思います。今はコロナの影響で、入場者数に制限がかかったり、観光客が減少したりと、スポーツ業界のみならず地方全体が課題を抱えているんです。そういったなかで、多くのクラブチームがこの状況をどうにか打破したいという想いを持っていました。

 

そのほかにも、若手選手の育成に注力しているクラブチームとは方向性が合致することが多かったです。レバレジーズ自体、若手が活躍している会社ということもありますが、提供している人材支援事業でもベテランから若い世代までを対象に幅広くサポートしています。そのため、社会の未来を担う若い年代の育成に力を入れているクラブチームとは共感できることが多く、スムーズに締結の話が進むことが多かったように思いますね。

 

スポンサー様からいただいた声

セレッソ大阪

セレッソ大阪は、レバレジーズ様と2021年9月にオフィシャルスポンサー契約を結ばせていただきました。従来の広告価値としてのスポンサーシップだけではなく、地域貢献や社会課題に向き合い一緒にチャレンジするパートナーとして新たな一歩を踏み出したと思っております。レバレジーズ様とセレッソ大阪という2社間の関係だけではなく、セレッソ大阪のパートナー会社・ホームタウンである大阪市・堺市の課題を解決し関係者全員の幸福を追求できるよう、これからも一緒にチャレンジさせていただきたいです。

大分トリニータ

御社のように常に上昇思考を持ち、元気・パワーに溢れている企業様に応援していただくことは、我々にとっても大変心強く、力になっています。ありがとうございます! 昨年の天皇杯JFA全日本サッカー選手権大会では、御社のロゴをユニフォームにつけた選手が躍動し、準優勝という結果を残すことができました。 今年も御社の熱い応援をいただきながら、多くのサッカーファンに感動をお届けできるよう、努力して参ります!

スポーツで貢献の幅を広げる

今後、スポンサーとしてどのようにサポートしていきたいですか。

日本で「エンタメ」としてのスポーツをより振興すべく、業界全体を盛り上げていけるようなスポンサーになれたら良いなと思っています。

 

あるフランスの論文では、1998年にフランスで開催されたワールドカップでフランスが優勝したときに、開催期間中の自殺率が10%以上減少したと発表されています。これは、スポーツが人々の生活のなかに心の余裕と希望を生み出した結果です。スポーツには人々を幸せにする力があると思うんですよね。

 

ただ、日本のサッカー市場はまだまだ小さく、人々への影響力も小さいと言われています。そのため、優秀な選手が海外に出てしまったり、費用面から練習場の質が担保できなかったりとさまざまな課題があるんです。そういったところに対して、スポンサーであるわたしたちが、より多くの人がスポーツに対する価値を感じてもらえるような仕組みを整えたいと思っています。

 

まだまだスタートしたばかりではありますが、レバレジーズの取り組みの一つひとつが、最終的に人々の幸せに繋がることを願い、邁進していきたいです。

 

 

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