「良い組織」をつくり、一人では辿り着けない場所へ

レバレジーズのマーケターに求められるのは、正解がない中で勝ち筋を見極め、理想を形にすることです。未完成の組織だからこそWILLに沿って成長することができたと語る、小山さんの価値観を深掘りました。

小山(Koyama)
マーケティング部 データ戦略室 マネージャー
東京大学大学院を卒業後、2016年度に新卒入社。新規メディア事業の立ち上げを経験し、レバテックのマーケターを経て、人事部のマーケティング組織を設立、責任者となる。採用・育成現場にマーケティングや分析の概念を導入して効率化を実現し、ベストマーケターを受賞。2019年にデータ戦略室を立ち上げ、現在はデータ分析・活用の全社統括を行い、レバレジーズ全体のデータドリブン体制構築の責任を担っている。

入社から6年で領域の異なる4つの部署を経験。失敗から始まった組織づくり。

入社してすぐに新規事業の立ち上げに参加しました。その頃は、営業もしながらデジタルマーケティングまわりのことをすべて一人でやっていたのですが、なかなか事業運営が上手くいかず、結果的にクローズすることになってしまったんです。 この新規事業は、自分が入社して初めて手掛けたもので、しかも「やらせてください」と自ら手を挙げて参加したプロジェクトでした。そこで赤字を出し、撤退することになったにも関わらず、給料をもらえている事実がすごく嫌でしたね。

そもそも仕事と報酬の関係性は、「顧客に対する価値貢献とそれに見合う対価」と「その価値貢献に至るまでの自分の影響度」であるべきだと考えています。しかし当時の自分は、価値提供も影響発揮もできていませんでした。 この時から、仕事をするときには常に「まわりの人に対していい影響や価値を生み出すこと」を強く意識するようになりました。

入社1年目の終わりには、IT専門職の人材プラットフォームを展開するレバテック事業部へマーケターとして異動。事業部の数値をモニタリングする体制を構築したり、広告のLPを改善して応募数を増やしたり、マーケティング全般を担当しました。

入社2年目の秋からは人事のマーケティング責任者に。 今でこそレバレジーズは、新卒採用市場ではよく名前を聞く企業になりましたが、当時の人事組織は専門性こそ高いものの、それを採用戦略に落とし込み最適化するところまではできていなかったんです。

そこで、就任後はマーケティング経験を活かして人事の組織改革に取り組みました。たとえば、採用システムを導入して日々の数値進捗を全体で把握し、採用目標に対して今日やるべき仕事が何かを明確にしました。採用市場におけるレバレジーズの認知度を高めるというミッションを担った際には、レバレジーズで働く社員の人柄や仕事にかける想いを発信するオウンドメディア「meLev(ミレバ)」を立ち上げました。採用の現場だけでは伝えきれないレバレジーズの魅力を紹介するためです。

このように、採用目標を達成するためにさまざまなことに取り組んだ結果、最終的に採用目標を継続的に達成できる組織をつくることができました。これは自分の中での大きな成功体験ですね。 マーケターである自分が専門領域の違う人事で、本来の想定よりも良い結果へと導くことができたことは、新卒1年目の失敗から意識し始めた「まわりの人に対していい影響や価値を生み出すこと」をできた仕事だったと思います。僕自身、自分に求められる役割をより自覚して、どんな価値をまわりの人に提供すべきかを考えて行動するようになりました。そして、そうやって考えて行動したことで成果をあげられたことは大きな自信に繋がりました。

3年目の冬には、会社や事業をよりデータドリブンな組織にすべく、「データ戦略室」という組織を立ち上げました。 社内向けのデータ基盤、システムやツールづくり、データ分析もするなど、社内のデータ関係の仕事は全部やっています。今はこの組織のマネージャーとして10名以上の専門性の高いメンバーを見ています。

正解がない中で勝ち筋を考え、周囲を動かしてやり切るのがマーケター。

レバレジーズのマーケターには「勝ち筋を見極め、組織の専門性を向上させることで理想を具体化する」ことを求めています。 人事のときもマーケターの目線で勝ち筋を見極めて、採用目標をどう達成していくかを考えていきました。これは、今のデータ戦略室で担当しているプロジェクトにも当てはまると思います。

現在手掛けているのは、「社内のあらゆる人が、必要なときに必要な分のデータを、安全かつ自由に活用できる環境」を提供するプロジェクトです。 データ基盤をつくるというのは現場からはなかなか出てこないオーダーです。これまでもデータに詳しい人に聞けば使える状態だったので、「事業は回っているし、やらなくても良いのでは」と進めてこなかったプロジェクトです。

しかし、マーケティング部自体の専門性が高まる過程で、データ活用をおこなうためにSQLを自分で書き始めるマーケターが増えてきました。また、会社や事業の発展を考えれば、低コストで安全に使える基盤を構築してデータドリブンな環境を実現することは不可欠でした。 ビジネス環境が複雑化・多様化する現在、属人的な経験や勘ではなく、多種多様で膨大なデータを蓄積して精緻に分析、その結果をもとにビジネスのさまざまな意思決定を行っていく仕組みがなければ、ビジネスで勝ち残っていくのは難しいです。
また、膨大なデータをAIを活用して分析することで、一人ひとりにあった情報やサービスを提供できるようになるなど、顧客に対して高いバリューを提供できます。

必要性が明確になり、実行に移すことが決まったのであとは動くだけでしたが、大事なのはチームメンバーと一緒にどう動かしていくかです。僕の組織にはそれぞれの領域で高い専門性を持ったメンバーがそろっています。 戦略や目標に紐づいて何をするべきかを大枠で伝えれば、実際の施策を自分たちで考え実行していける頼もしいメンバーたちです。しかし、戦略や目標がしっかり決まっていなければ彼らもどう動くべきか悩んでしまいます。

だからこそ、マネジメントポジションである自分には2つの役割が求められていました。1つ目は事業部との擦り合わせです。「何のためにデータ基盤を構築するのか」を、すべての事業部に繰り返し説明しながら、あるべきデータ基盤という理想形とそれを実現する戦略を考えます。

2つ目は、プロジェクトメンバーのモチベーションコントロールです。上からただ降ろされてきた仕事をやるのはレバレジーズのやり方ではありません。あくまでもメンバー自身が納得して主体的に行動できるまでコミュニケーションを取り続け、どうやって一緒に構築していくのかを対話していくことに時間をかけながら進めました。 その結果、これまでレバレジーズにはなかった新しいデータ基盤をつくりだすことができました。

マーケターは与えられたものをきれいに解くのが仕事ではありません。正解のない状態から、やること・やらないことを決め、「きっとこうやったらできるはず」という手法を無数に模索していくことが、求められる役割です。

そして考えたことは自分の言葉で発信し続ける。ときには、明確な根拠がなくとも実行へ移すために周りのメンバーを説得しなければならないこともあります。自分自身あまり得意ではないですが、「やりたい」という気持ちを伝え続けないと人は動いてくれません。「このような理由だから、こういうことを実現すべきだからやろう」と言い続けて、「小山がそこまで言うなら、信じてついていこうか」と人が集まり、プロジェクトが動く。そう思っています。ロジカルだけではない、いわゆるエモーショナルな部分も、マーケターには必要な要素だと感じています。

自分のWILLに沿ってキャリアが形成されている。

入社したときの目標は「良い組織」をつくること。それが、他の人と違う僕のユニークポイントだと思います。

新卒でベンチャー企業を選ぶとき、こんな風に考えました。

ある程度の規模になると組織の課題が噴出してくる。そして急拡大しているところは必ず「成長痛」が起こる。そういう環境に身を置いたら主体的に組織の課題を見つけて解決できるだろう。そうすればマネジメント能力を身に付けられる。さらに平均年齢が若ければ自分も若いうちからマネジメント経験を積めるはずだ。

こうして選んだのがレバレジーズです。

良い組織をつくりたいという想いは今も変わりませんし、キャリアの中でも意識し続けています。 レバレジーズはやりたいことに手を挙げることができる会社です。また、一人ひとりがやりたいことを会社が把握していて、それに沿って「こういうものがあるけどやってみない?」と打診があり、それに応えていくことでキャリアが形成されていきます。

僕も、組織づくりに興味があったから人事への異動に手を挙げたし、データ戦略室も組織の立ち上げや組織づくりを経験できるから参画しました。そうすることで、「良い組織をつくりたい」という自身の想いに沿ったキャリアが形成されています。

個性が集まる組織だからこそ、同じ方向を向けたら大きなことができる。

レバレジーズはさまざまなスペシャリストが社内にいるインハウスだからこそ、コミュニケーションが難しい組織です。スキルセット、背景知識が全く違う中で一緒に仕事をしていかなければなりませんからね。

だからこそ目線合わせができたら大きなことを実現できると考えています。一人では大きなものをつくれません。何かしら大きな目標を達成するときには必ず組織の力が必要です。 僕の大好きな言葉に、「早く行きたいなら一人で行け、遠くに行きたいならみんなで行け」という言葉があります。僕はこれを自分のモットーにしています。

これまでいろいろな組織を見てきましたが必ず改善点はあると思っていて、それを改善していくことに僕はすごく興味があります。まだまだやれることはいっぱいあると思っています。 つくりたいと思っているのは「集まった人がいきいきと働く組織」です。そういう組織をつくることで、一人ひとりのキャリアも、会社も、良い方向に進むと思うからです。

整っていないこと、出来上がっていないことを楽しめますか?

候補者のみなさんに伝えたいのは、「レバレジーズは整っていない会社」だということです。 仕組みそのものから自分たちでつくり、社内でだれもやったことがないことに挑戦する場面が多いです。そういう経験を自分もメンバーもしてきています。

なので、出来上がった環境に入るのではなくて、仕組み、文化、プロダクト、サービスなど、何か新しいものを自分の手でつくっていきたいという想いを持つ人なら楽しんで働けると思いますし、レバレジーズは最高の環境だと思います。