事業部やメンバーのために奔走するマネージャー。幾度にわたり常勝チームをつくりだせる手腕とは
ひと
今回は、介護スタッフィング事業部の小野寺さんにお話を伺いました。2016年に入社してから、メンバー、リーダー、マネージャーと順調にキャリアを積み重ねています。そして、さまざまな苦労や葛藤に向き合い続け、乗り越えてきたからこその今があります。そんな、小野寺さんのこれまでの経験やこれからのキャリアについてお話を伺いました。(ライター:青江)
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小野寺(Onodera)
レバレジーズメディカルケア株式会社 介護スタッフィング事業部 マネージャー2016年新卒入社。入社後、レバレジーズメディカルケア株式会社 ケアスタッフィング事業部(現 介護スタッフィング事業部)に配属。セールスを2年間経験した後に、リーダーとしてチームマネジメントをおこなう。わずか1年で常勝チームをつくりあげ、ベストリーダーにノミネートされる。その後、マネージャーに昇格した後、事業部のもつ記録を塗り替える偉業を達成。その手腕が評価され、2022年に二度目のベストリーダーに選出され、受賞。 趣味は、フットサル、キャンプ、スニーカー。
成果にこだわり続けた結果が受賞に繋がる
全社総会で過去に2度のノミネート、そして2022年の秋にベストリーダーを受賞されましたね。受賞までの直近の半年間を振り返ってみていかがだったでしょうか
紆余曲折ありましたが、安定して高い水準で成果が出せた半年だと思います。
半年のみならず1年以上グループの単月目標を連続達成し、ギネス記録を更新することができました。組織編成により、チーム内の雰囲気が少し変わったことで大変な時期もありましたが、最終的には成果を残すことができてよかったです。これも、グループのリーダー・メンバーが一丸となって頑張ってくれたおかげだと思っています。
素晴らしい成果を収めることができた理由を教えてください。
受賞までの直近半年間は大きく3つのことに注力しました。
1つ目は、「できない理由を探すのではなく、どうすればできるようになるか考える」ことです。 事業部、グループともになかなか成果が出せずに、苦しいときがあったんですよね。そういったとき、どうしても外部要因を考えてしまい立ち止まってしまうことが多くあると思います。しかし、僕たちのグループはすぐに外部要因のせいにするのではなく、どうすればできるようになるのかを思考し続け、圧倒的な成果を出そうとリーダーに伝え続けていました。なぜなら、そればかり考えてしまうと、改善案がなにも生まれずサービスも成果も自分自身の市場価値も上がらないと思ったんですよね。なにより、成果を出して仕事ができるようになる方が全員が楽しめるんじゃないかと。ただ口で言うだけではなく、自分自身もメンバーとともに動き、積極的にフォローに入ったりもしました。このような積み重ねが、圧倒的な成果に繋がったと思っています。
次に2つ目は、「高い水準の基準をつくり、メンバーに達成を求める」ことです。 マネージャーやリーダーの重要な役割のひとつとして「高い基準をつくること」があると思っています。これまで、学生時代から現在までさまざまな組織の基準を経験し、その組織ごとに置かれている基準に適応しようとしてきました。そのような経験のなかで学んだことは、人は自分が置かれている環境に適応していくということです。なので、圧倒的な成果を出すために今ある基準を見直し、改めて高い基準をつくり直すことが大事だと思いました。そして、その高い基準をクリアするためメンバーには「どうすればできるかを考える」ことを求めましたね。
最後に3つ目は、「リーダーやメンバーと交流機会を積極的に持ち、建設的な議論ができる組織にする」ことです。 2021年頃、組織変更に伴いリーダー陣が変わった影響で、僕とリーダー陣の課題認識に齟齬が発生しました。その際、リーダー陣全員と話す機会をつくり、お互いの考えや思いを共有する場を設けました。それと並行して、メンバーと話す機会も増やしました。これらは、お互いの認識を擦り合わせてチーム一丸となって目標に向かっていけるようにするとともに、心理的安全性を高め、意見を伝えやすい雰囲気をつくり役職関係なく建設的な議論ができる組織にするのが狙いでした。なぜなら僕1人でできることは限られていて、グループメンバー全員と同じビジョンを共有しながら行動し、業界No.1を獲りたいからです。 また、ただ単に雰囲気づくりをおこなうだけでなく、自発的に意見を提案できるような施策を考え、実行していました。これによって、メンバーから直接僕に提案してくれることが増え、そこからチームとしての成績がさらに上昇していった感覚はあります。
諦めない姿勢が実を結ぶ
トップマネージャーとして常勝チームをつくりあげてきた小野寺さんですが、メンバー時代はどのような社員だったのでしょうか?
お世辞にもできた社員とはいえなかったです(笑)
新人のころは、顧客にご迷惑をおかけしたこともありますし、社内でも当時の上長や溝口さんにご迷惑をおかけし、数え切れないくらい失敗してきました。ただ、結果を出すことだけには人一倍こだわっていましたね。というのも、レバレジーズが自分を採用してくれたことにすごく恩を感じていて、結果で応えたいと思っていたんです。
なので、自分の強みを活かしながらコツコツとスキルの幅を広げていきました。
どのような部分に恩を感じていたのですか?
学生時代は、本当に一般的な学生だったので突出したなにかを持っているわけではなかったんですよね。そういう状態でレバレジーズを受け、入社後に周りを見るとレベルの高い社員ばかりで少し負い目すら感じていました。当時は自分に自信を持てていなかったのですが、こんな自分を採用してくれたからには、早く結果をだして恩返ししたいという気持ちでいっぱいでした。なにより新入社員のなにもできない生意気な自分に溝口さんが常に気にかけてくださっていたということもあり、そこにも恩を感じていました。レバレジーズに入社し溝口さんと出会っていないなければ、今の自分はいないですね。それくらい感謝の気持ちがあります。
そういうことがあったのですね。先ほど、結果を出すことに人一倍こだわっていたとおっしゃっていましたが、意識していたことを教えてください
先ほどの話と少し重なる部分もあるのですが、自分ができる人間とは思っていないので、かなり基礎的な部分は大切にしてきましたね。
たとえば、担当しているスタッフさんに関する情報は徹底的に頭に入れていて、基本情報はもちろん、スタッフさんのそれぞれの強みや弱み、会話内容までかなり細かく覚えることを心がけていました。というのも、スタッフさんとの面談の際などに、「あのとき〇〇とおっしゃっていましたが、最近どうですか?」というような会話ができるようになるんですよね。これが想像以上に好評でして、僕自身もスタッフさん一人ひとりを大切にしたいと思っているので、やってよかったなと思った瞬間でした。その他の相乗効果もあり、どんな小さな悩みでも相談してきてもらえるようになるんです。相談を聞くことによって、その方のことを深く知るきっかけに繋がり、最適な就業先をご提案できるようになります。それが結果として、長期的な就業につながり、受け入れ先やスタッフさんの全員が幸せになれます。
どんな状況下でも、このような行動を続けていたからこそ結果を出すことができたのかなと思っています。
マネジメントを経験し、さらなる高みへ
小野寺さんは2018年にリーダーに、その翌年にはマネージャーに昇格されています。メンバーの頃と比較して、変化はありましたか。
基本的な考え方には変化はないのですが、より組織全体のことを多角的に考えるようになり責任感、プレッシャーもこれまで以上に感じました。
やはり、メンバー時代は目の前のことに必死で、個人やチーム目標の達成を最重要に考えていました。そのため、組織全体のことをまったく考えられていなかったですね。しかし、リーダー、マネージャーと役職が上がり、責任範囲が広がるのに比例して視座が上がっていき、業務の進め方や判断基準がすべて変わりました。具体的に、もっとも重要な判断基準になっているのは「組織およびエンドユーザーのためになっているか」であり、僕個人のためになっているかというのは二の次でしたね。
リーダーやマネージャーに昇格してから、苦労した点を教えてください。
自分がマネジメントをしているチームやメンバーの結果が思うように伸びていないときは悩みましたね。
というのも、これが僕個人のことだったら個人や上長と一緒に解決策を考えて、行動すればよいのですが、人を動かすとなると大きく違ってきます。正直、最初は「なんでできないの?」と思ったこともありました。ただ、結果はしっかり出さないといけなかったのでいろいろと試行錯誤を重ねた結果、今もおこなっているマネジメントの方法に変えていきました。
どのような方法に変更したのですか。
やるべきことを1つに絞って必ず変化を生み出してもらうようにしました。
変更した理由としては、課題は考えれば考えるほどあり、それぞれの課題に対して解決策を講じているとやるべきことが多くなり、どれも中途半端になってしまう可能性があったからです。だからこそ、改善インパクトが大きい解決策1つに絞ってとことん突き詰める方が履行率も100%に近くなり、効果検証をおこないやすくなります。
これは1つのことに集中しながら、PDCAを一番早く回しやすい方法なんです。なのでメンバーに「先月と今月とで変化させることはなにか」や「今月のテーマはなにか」を問い続けていますね。
影響範囲を広げ続けていきたい
努力を積み重ね続けることができた理由を教えてください。
僕の上司でもありレバレジーズメディカルケアの取締役である溝口さんや部長の増田さん、そしていつもチームを支えてくれているリーダー陣の存在に関しては、自分ひとりではできることは限られているので、とても大きいです。やはり、これが一番大きな原動力となっていると思います。
まず、溝口さんと増田さんに対しては一番は恩返ししたいという想いがとても強いです。というのも、リーダーやマネージャーに昇格したばかりで結果が出ずに苦しんでいた時期に、相談に乗ってもらい、支えていただきました。当時はかなり苦しかったので、お二方にはとても感謝していますし、そういった恩もあるので絶対に僕自身の成長した姿を見せることで恩返しできればと思っています。
そして、リーダー陣に対しても日々大変な状況のなかグループのために頑張ってもらっていて、とても感謝しています。また、常にリーダー陣の模範となれるような存在でないといけないという考えがあり、それも原動力になっているのは間違いないですね。この根底には、現状維持でいいと思っているマネージャーには誰もついていかないよなと。だからこそ、まずは自分が率先して行動することによって、それにリーダーやメンバーがついてくるようになってチームが良くなり、事業部全体に波及していくと思っています。だからこそ、常に向上心は忘れないようにしていきたいですね。
今後の目標やキャリアについて教えてください。
今後の目標としては、所属している組織で業界No.1になりたいという気持ちが強いです。 なにごとも1位と2位では認知度や影響力が大きく異なってくると思っていますし、やるからには全力でNo.1を目指したいので(笑)
次に自分のキャリアについては、まず自分ができることを増やしていき着実に影響範囲を広げていきたいと考えています。そして、最終的には新卒から携わさせていただいているこの事業部の事業部長になりたいと思っています。そのためには、僕自身まだまだ足りない部分が多く、もっと自分自身を高めていかないといけないと思っているので、自分の課題に向き合いながら努力を積み重ねていきます。
今後の活躍も楽しみにしています。貴重なお話をしていただきありがとうございました。