事業成長をエンジニアの力で加速させる!刺激的な開発現場の全貌に迫る

新卒エンジニア中途

カルチャー

【Summary】
■多職種との連携が可能な環境、潤沢な開発予算などが揃っており、エンジニアにとって刺激的な環境。事業全体を理解しながら開発を進めることが可能。
■顧客価値提供を最優先に、品質とセキュリティにこだわる開発文化。新技術導入にも積極的で、常に進化を続ける組織。
■AI活用、セキュリティ意識向上、エンジニアの事業創造への参画を、今後さらに促進予定。

Contents
Profile
  • 岩槻 知秀(IWATSUKI TOMOHIDE)
    レバレジーズ株式会社 代表取締役

    1980年生まれ。大阪府出身。
    早稲田大学社会科学部入学後、大学1年時からIT企業にてエンジニアとしてビジネス経験を積む。大学卒業と同時に、2005年にレバレジーズ株式会社を設立し、グループ会社の取締役も兼務。2024年2月には、経済団体「新経済連盟」の幹事に就任。

  • 田中(TANAKA)
    システム本部  システム人事戦略室 VPoE

    2022年中途入社。バックエンドエンジニア・スクラムマスター・プロジェクトマネージャーの経験を経て、レバレジーズに入社。HRテック事業部のエンジニアリングマネージャーに従事した後、レバレジーズ開発部のVPoEとして、エンジニアの採用・評価・教育・組織開発に取り組む。趣味はゴルフ・キャンプ・サッカー。

  • 三草(MIKUSA)
    レバテック開発部 DevOps推進グループ リーダー

    2022年中途入社。営業・開発エンジニア経験を経て、レバレジーズに入社。入社後はレバテック開発部にてマッチングプラットフォーム開発のスクラムマスター・開発エンジニアを担当。2024年4月より組織横断での開発生産性・開発者体験の向上、新規プロダクト開発に従事。2024年度ベストエンジニアノミネート。趣味はゴルフ。

会社の成長のキーとなる開発部

エンジニアの中途採用に注力している理由を教えて下さい。

岩槻

プロダクト開発はもちろん、社内の業務生産性向上のために、エンジニアは不可欠な存在です。

レバレジーズは、年間100億円以上の投資をおこない10以上の新規事業立ち上げを実施し、3年で約2倍の規模へ成長しています。そのスピードに順応した開発体制とするために、今まさに生成AIツール導入や業務アプリ開発のスピード加速が急務。社内課題の解決、新規プロダクト開発のスピードアップ…… 。これらを、エンジニアの力で実現したいと考えています。

急成長中だからこそ感じられる、エンジニアにとっての魅力とやりがい

レバレジーズの開発部だからこそ経験できることには、どんなことがありますか?

田中

多職種との連携が活発なところが大きな特徴だと感じます。

前職と比べても、マーケティングチームやセールスチームの話が、開発チームに自然と入ってきやすい環境です。実際に私が在籍していたHRテック事業部は、物理的な距離も近く、すぐ近くの席にセールス、デザイナー、事業開発チームが座っていました。

多職種との連携が活発なことによるメリットは、どんなところなのでしょうか?

田中

自然と情報が耳に入ることで、セールスチームが現場で直面する課題を聞いたその場で、技術的な解決策を提案することができます。また他のチームと連携した施策も、常に最新情報が共有されているため、迅速な対応が可能になります。開発に集中するだけでなく、サービス全体を俯瞰しながらチーム一丸となって開発を進めている実感を得られる、そんな刺激的な環境です。

三草

私はレバテックという大規模サービスの開発に携わっているため、多職種のチームとは物理的に距離は離れています。それでも、風通しが良いためにサービスに関する改善提案を、他部署の関係者へ気軽にできる環境です。

エンジニアであっても、サービスを成長させるための提案ができるのは、レバレジーズ開発部の大きな特徴だと感じています。

なるほど。開発規模に違いはあっても、文化は同じなのですね。レバレジーズならではのやりがいには、どんなところがあると考えますか?

岩槻

未上場ながら潤沢な予算があるので、開発したプロダクトをスピード感をもってプロモーションできるのは面白い点だと思いますね。

今年の8月に会員数が1万人を超えた、オンライン診療サービスレバクリは代表的な例です。ローンチしてまだ約1年ですが、Web広告はもちろん、関東圏では電車広告やイベント協賛など、多くの予算をかけてプロモーションを実施しています。

自分のつくったサービスが広く拡散されていることを実感でき、立ち上げ後早期に多くのユーザーに使ってもらえるのは、大きなやりがいだと思います。

田中

多くの会社では、立ち上げ初期は大きな予算を持つことが難しく、リリース後の認知度向上やアーリーアダプターの獲得に苦労するケースが多いと聞きます。その点、レバレジーズは潤沢な予算をプロモーションに使えるので、素早く認知度を上げアーリーアダプターを獲得できます。

おかげで私たち開発陣は、すぐに次の新機能開発に移行できるんです。このスピード感は、レバレジーズの大きな強みであり、開発者としてのやりがいにも繋がっています

岩槻

プロダクトの成長スピードが早いために、開発スピードが間に合わないくらいです。今後入社してくださるエンジニアさんと協力して、早くこの課題を解決したいですね。

レバレジーズ開発部を支えるカルチャー

開発を進めるうえで、開発部エンジニアが共通して大切にしている価値観を教えて下さい。

三草

「顧客への価値提供を大切にする」という意識を、一人ひとりが持っていると感じます。

レバレジーズの社員は、開発部に限らず利他的な人が多いんです。開発チームにもその傾向は強く出ていて、どうすれば顧客にとって使いやすいサービスになるかを常に試行錯誤しています。これは、レバレジーズの開発部の大きな特徴だと思いますね。

田中

三草さんの言う通りです。だからこそレバレジーズのエンジニアは、競合他社の分析にも力を入れているんだと思います。

「どうすれば他社より使いやすいサービスになるか」を自分ごととして捉え、業界No.1を目指して試行錯誤を繰り返す社員が多いです。

組織として、技術面で大切にしていることはありますか?

三草

コードの品質は、非常に重視しています。内部品質をおろそかにすると、ちょっとした変更が予期せぬ大きなバグを引き起こす原因になり、開発スピードの低下に繋がりますからね。

レバテックには、新規事業でクライアントのシステムの品質担保を支援する「クオリティアシュアランス事業部(以下QA事業部)」が設立されました。現状はクライアント向けサービスのため開発部との連携は限定的ですが、既にいくつかのチームにQA担当者が入って品質向上に取り組んでいます。

田中

品質はもちろん、セキュリティには細心の注意を払っています。というのも、事業の性質上、大量の個人情報を扱っているので、小さなバグやインシデントでも事業への影響は莫大です。

そのため、開発部にトータルクオリティコントロールチームが設立されており、セキュリティと品質を事業部横断で見ています。今後もセキュリティの強化や品質向上に関する施策は、取り組み続ける方針です。

岩槻

品質という観点では、内部構造における品質向上にも期待しています。たとえば、リファクタリングの自動化が実現できたら夢のようですね。

クラス設計や入出力の定義付けをしっかりしていれば、内部のコードが多少汚くてもなんとかなります。でも、マネージャーが細かい部分まで見て管理しないと、すぐにスパゲッティコード(※1)化してしまう。人の目で管理し続けるには工数の観点でも品質担保の面でも限界があるので、技術の力で解決できるのが理想です。

田中

ビジネスは、時代やフェーズによって変化するものじゃないですか。だから、最初につくったものが、5年、10年と技術負債なしで使い続けられるなんてまずあり得ない。技術負債はある前提で、いかに柔軟かつ簡単に修正・拡張できる設計にするかが今後重要になってくると、僕は考えています

※1 構造が複雑で理解しづらく、整理されていないプログラムコードのこと。

今、岩槻さんから新技術導入の提案がありましたが、レバレジーズは新技術の導入も積極的に進められる環境なのでしょうか?

三草

新技術の導入には積極的な環境です。技術選定に関しても、いち開発者が提案し新規導入した事例があります

レバテック開発部では、PHPとTypeScriptが標準言語ですが、あるメンバーの提案でRustを新規導入することになりました。他にも、Remixなどのフレームワークやライブラリの導入、スクラム開発の導入やマイクロサービス化の導入など、大小さまざまな提案がボトムアップで上がってきて、実際にサービスに組み込まれています。

田中

新たな技術を取り入れる際は「新技術の導入」を目的にするのではなく、新技術の導入を通じて何を改善するのかを明確にしなければならないと思っています。

この技術を使えば、どんな成果を出せるのか?」「メリット・デメリットは何か?」「デメリットへの対策は?」といった視点が重要です。新技術を導入する際の意思決定でも、この観点は大切にしています

三草

「技術力」だけを見ると、もっとレベルの高い企業はたくさんあります。レバレジーズの開発部は事業目線で意思決定する力は強いですが、技術力はもっと深掘りしていく必要があると感じています。今後はスピード感を持った開発や作業効率化のために、AIの導入を積極的に進めていきたいです

新しい技術の導入にはコストもかかるため、上層部からの承認を得ることが難しいという悩みを、他社のエンジニアさんから伺うことも多いです。レバレジーズでは、なぜ積極的に新たな技術を導入できる環境なのでしょうか?

岩槻

私自身キャリアをエンジニアからスタートさせたこともあり、開発での苦悩を経験しているんです。そのため、新技術の導入の重要性を理解できることも多いのかなと思っています。

田中

自社のサービスを社内業務で活用する際に、データ閲覧権限に関する議論があったそうです。アクセス制御やデータ格納場所など、検討すべき事項が多い中で、開発部から提案された複数の案に対し、岩槻さんが全く別の視点から、サーバーとデータベースの切り分け方やアクセス制御の方法について具体的な提案をされたそうです。岩槻さんと直接技術的な議論ができたため、事業にとってもシステムにとっても最適な選択ができたという話がありました。

社内のエンジニアさん同士、交流の機会や勉強会などは開催されているのでしょうか?

田中

技術は常に進化しているので、エンジニアは新しい技術を学び続けなければ生き残れません。皆そのことを強く理解しているので、常に学習意欲を高く持って取り組んでいます。実際に、勉強会やテックランチ(※2)、技術に関するイベントが週に10回程度自然発生しています

岩槻

オフィスで勉強会やイベントを開催している様子を、確かによく見ますね。

三草

私は現在、アジャイル開発の価値観を広めるための取り組みとして「Agile CoP」という社内コミュニティを運営しています。生産性向上や品質改善のために動こうとすると、さまざまな悩みが出てくるんですよね。そういった悩みを相談できる場所をつくり、ナレッジの共有などもできるようなコミュニティをつくっています。 

※2 隔週で開発部内のチームを横断し、好きな技術に関して気軽に発表するランチ会。

レバレジーズ開発部が今後目指す未来

岩槻さんが今後エンジニアに期待していることを教えてください。

岩槻

エンジニアから事業部長を目指してくれる人が増えることを期待しています。エンジニアは論理的思考力が高い人が多いので、事業創りにおいても活躍できるポテンシャルを持っていると思うんですよね。

多くのエンジニアはスペシャリストかマネージャーを目指しますが、私はエンジニアにもっと事業全体を見てほしい。新しい開発プロジェクトだけではなくて、事業創りに範囲を広げてキャリアを積むのも面白いと思うんです。私自身、エンジニア出身の経営者として、エンジニアの経験が事業運営に役立つと実感しています。エンジニアが事業部長として活躍する未来に期待しています。

開発部として、今後取り組んでいくことを教えて下さい。

岩槻

開発において、AIの利用率を更に上げていきたいです。現状、導入済みのツールも活用率が低い状態のため、もっと積極的に活用してもらえるよう働きかけていきたいです。

田中

新しい技術を使いこなす能力って、すごく重要ですよね。ただツールを使うだけ、情報をインプットするだけなら誰でもできます。大事なのは、その情報を自分なりに解釈して、業務にどう活かせるか、どう活用できるかを考えて、実際に使いこなせるようになること

AIをはじめ、技術の進歩はますます加速していくので、この「インストール力」は、エンジニアにとって必須のスキルになるはずです。私も含め、全員がもっとこの力を磨いていく必要があると感じています。

三草

個人的には、メンバーが新しいツールをもっと気軽に試せる環境を整備する必要性があるとも感じています。現状、申請プロセスの効率化が課題になっている側面もあり……。少しの手間ではありますが、この小さな積み重ねが組織の成長の減速に繋がりかねないと思っているため改善していきたいです。

岩槻

たしかにそうですね。これは私も同意見です。

持ち帰って部長陣と相談します。早急に改革したいですね。

田中

AIツールの利用を促進するのと同時に、開発者一人ひとりのセキュリティリテラシーを高める必要もあると考えています。

ハルシネーション(※3)の問題もありますし、個人情報や機密情報が学習データに混入してしまうリスクもあります。そういったリスクを理解した上でメンバー全員、ひいては社員全員がAIを適切に活用していくことができる体制構築に、開発部全体で取り組んでいきたいと考えています。

※3 生成AIが誤った回答を生成すること。

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