0→1フェーズの開発に初挑戦するプロジェクトマネージャー。「本質の追求」が大切な理由とは。

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ひと

今回取材したのは、レバテック開発部レバテックダイレクト開発チームでプロダクトマネージャー兼プロジェクトマネージャー(以下、PM)を務める本間さんです。前職では受託案件でインフラ・フロントエンド・バックエンドと幅広い領域にエンジニアとして携わっていました。事業会社で最上流から開発に携わり、ユーザーにとってより使いやすいサービスを開発していきたいという想いから、2022年5月にレバレジーズへ中途入社。現在はレバテックダイレクトの開発チームで3つのプロジェクトを統括しています。0→1フェーズのプロダクト開発にも携わる、入社2年のPMの挑戦について聞きました。(ライター:青木)

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Profile
  • 本間(Homma)
    レバテック開発部 プロダクトマネージャー兼プロジェクトマネージャー

    2018年に大学院を卒業後、映像系のサービスを提供する企業へ新卒入社。映像会社向けのWebサービス開発からキャリアをスタート、その後転籍を経て受託案件を経験。自社サービス開発へ携わりたいという思いが強くなり、2022年5月にレバレジーズへ中途入社。入社後は、ITエンジニア・クリエイター専門のスカウトサービスである、レバテックダイレクトの開発に携わり、現在はプロダクトマネージャー兼プロジェクトマネージャーを務めている。趣味は、キャンプ、ドライブ、飼い猫と遊ぶこと。

社内初の取り組みに挑戦するレバテックダイレクト

まずは、現在の仕事内容を教えてください。

ITエンジニア・クリエイターに特化したスカウトサービスであるレバテックダイレクトのプロダクト開発に、PMとして携わっています。直近はレバテックとして初となるモバイルアプリの開発や、追加機能の提案、フロントエンドのリプレイスに関する企画提案と仕様策定などを、他部署と連携しながら進めています。

レバテックダイレクトとは、具体的にどのようなサービスなのでしょうか?

わかりやすくいえば、ITエンジニア・クリエイターに特化したスカウトサービスです。
レバテックダイレクトに職務経歴やスキルなどを登録しておくだけで、企業から直接スカウトを受け取ることができます。

 

レバテックはこれまでフリーランスの案件紹介や人材紹介などの事業を中心に成長してきましたが、レバテックダイレクトはこれまでのビジネスモデルとは大きく異なる新規事業となっています。特に、レバテックの主軸事業であるレバテックフリーランスレバテックキャリアで得た膨大なキャリアデータをフル活用し、求職者と企業の双方に最適なマッチングを実現できる点が最大の魅力となっています。

ユーザーへの価値を徹底的に追求し、入社1年半でレバテックで初となるモバイルアプリ開発のPMに

レバレジーズを転職先として選んだ理由を教えてください。

規模感の大きな挑戦ができそうだと感じたからです。

 

前職には事業会社で自社のプロダクト開発を経験したいという想いから入社しましたが、社内の組織編成の変更に伴い転籍を余儀なくされ、最終的には望んでいなかった受託業務に携わることになりました。そのため、次こそは自社のプロダクトを開発できる事業会社で、今まで以上にユーザーへの価値を徹底的に追求し、エンジニアとして活躍したいと思い転職を決意しました。

 

転職活動中は大企業からベンチャー企業まで幅広く見ており、なかでもレバレジーズは裁量権も大きく、勢いのある企業だという印象を持っていました。スカウトをもらったことをきっかけにさらに詳しく調べてみると、当時ユーザーとして使っていたレバテックダイレクトを運営している企業がレバレジーズでした。ユーザーとしてサービスを使っている中で、より良く出来そうな部分が見えてきて、「このサービスの開発に携わりたい」という気持ちが強くなりました。大規模なサービスを複数運営しており、利用ユーザー数やブランドの知名度がありながら、大きな裁量権を持ち自分の影響範囲をどんどん広げていけそうな環境に魅力を感じ入社を決意しました。

レバレジーズならではの、仕事のやりがいを教えてください。

レバレジーズは急成長フェーズ真っ只中ということもあり、それに比例してサービスの知名度も高まっています。知名度が高くなり、ユーザー数が増えれば、その分影響範囲も大きくなりエンジニアとしてもスキルアップが出来るので、そのようなサービスの開発に携われていることにやりがいを感じています。

 

2022年より実施している企業CMによってレバレジーズの認知度が向上しており、サービス自体もスピード感を持ち成長することが出来ています。この成長ペースに追いつくために、自己成長をさらに加速させることが不可欠なため、相乗効果を実感しています。たとえば、ユーザー数が増えると、負荷分散の技術が向上したり、大量のデータから仕様の策定を考案することが出来るようになります。このような経験を積むことで、新しいサービスやプロジェクトを立ち上げる力や技術力を身につけることが出来ます。現状維持でなく、新たな知見を多く吸収できる環境である所に、レバレジーズならではの期待感とやりがいを感じています。

役割や立場にとらわれず、サービスの先にいるユーザーと向き合い続ける

PMとしてプロジェクトを推進するうえで大切にしていることはなんですか?

「本質」を追求することをとても大事にしています。

 

ここでいう本質とは、プロジェクトの実施理由、完成品質、ステークホルダー、納期やコストなどについて、論理的な根拠が通っていることを指しています。

 

システムの仕様を策定する際には、最初に顧客の視点やシステムの実用性など、さまざまな視点からアイデアを出し、数十個の仕様案を作成します。このように多角的な視点から仕様を考えることで、最適な仕様を導き出すための情報や材料を準備します。そのうえで本質を突き詰めていくと、本来の目的を叶えることが出来る仕様は、必ず迷いなく1つの案に絞ることが出来るのです。本質を追求することで、数年後にその仕様を振り返った際にも、その決定の理由が明確で誰にでも理解しやすいものになります

 

ユーザーの使いやすさや、システムとしての仕様の美しさ、そもそもの目的など、さまざまな観点から本質をたどっていき、最終的に誰もが納得できるシステムに落とし込むことが重要だと考えています。

なぜ「本質」を大切にしているのですか?

たとえば、システムの品質に対して少しでも不安が残る状態で許可を出し、そのプロジェクトを実行したとします。数年後、当時の開発者が退職等で不在になったとしても、プロダクトは残り続けます。不安が残る状態でプロジェクトを推進すると、後に追加機能の開発が不可能になったり、システムとして持続が難しくなりフルリニューアルが必要になるなど、中長期的にシステムを持続させることが難しくなります。

 

それらを防ぎプロダクトがより良い状態で残り続けるためになにが必要なのか深く考え、論理的に筋が通る状態まで突き詰めてから、リリースをするべきだと考えています。

 

急成長中の会社だからこそ、本質に立ち返ってより良いプロダクトを作っていきたいです。

組織づくりから携わるモバイルアプリ開発

なぜモバイルアプリの開発をすることになったのですか?

レバテックダイレクトで課題となっていた、ユーザーがサービスへ定期的にログインする継続率の低さを改善するため、モバイルアプリの開発を進めることになりました。

 

継続率向上に向けて同様のサービスを提供している競合他社を調査しました。すると、継続率が高い上位5社は、全てモバイルアプリを所有していることが分かったんです。詳しく調べると、モバイルアプリとレバテックダイレクトのサービスは相性が良く、プッシュ通知を介してユーザーがリアルタイムに企業とのマッチングを確認し、気軽にアプリに戻ることができる仕組みが、継続率の向上に寄与すると考えました。

 

そのため、継続率を改善する1つの施策として、モバイルアプリ開発に取り組んでいます。

レバテックでは初めてとなるモバイルアプリ開発のPMに抜擢されたのはなぜですか?

問題解決能力」「中長期的に物事を考える力」「合理的な意思決定の力」といったことが特に求められているプロジェクトだったからだと思います。

 

前職ではWebシステムの開発をメインに経験し、技術負債を可能な限り無くした拡張性の高いシステムを構築することに力を入れていました。

レバレジーズに入社した当時は組織のフェーズも相まって、スピード重視の開発体制で品質まで目を向けられていない状況でした。そこに課題を感じ、前職の経験を活かし品質や開発体制の見直しに力を入れる提案をしました。組織が抱えている課題に対して、中長期の目線で合理的に問題解決の提案をおこない続けたことが評価されたのではないかと考えています。

モバイルアプリの開発を通じて学んだことはなんですか?

大きく分けると、下記の2点を学びました。

 

  • 組織における開発体制作り
  • 0→1のシステム構築

 

モバイルアプリの開発はレバテックでも初めてとなる取り組みであったため、社内手続きや法務との連携、必要となる端末の準備など、まずは社内の体制を構築するところから取り掛かりました。今後レバテックでモバイルアプリ開発を進める際の基盤となるフローを自分たちでつくっていく経験は、レバテックで初だからこそ出来た経験で大きな学びとなりました。

 

また、今まで携わったシステムは、サービスの大枠がすでに出来ている状態で参画することがほとんどでしたが、今回は0から開発に携わることが出来たことも勉強になりました。

 

数ある実現方法のなかからなぜこのやり方に決めたのか」という根本部分から携わり、すべての意思決定に責任を持つため、プレッシャーは大きかったですが良い経験になったと感じています。

 

0フェーズでしか経験できないことをさせていただけたことは、今後のキャリアにおいても貴重だと感じています。

レバレジーズにおけるPMの役割とは

レバレジーズのPMの業務内容を教えてください。

一般的にPMの業務内容は「PjM」と「PdM」に分けられることが多いですが、レバレジーズのPMはどちらの役割も求められます

 
システムの仕様の策定や機能の要件を定義するスキルと併せて、ユーザーの行動分析から改善案を導き出す能力も業務のなかで必要です。

PMの仕事を通して、やりがいを感じたことはなんでしょうか。

自分が開発したサービスや機能に対するユーザーの反応を分析し、より良くするためのネクストアクションにスピード感を持ち能動的に取り組むことが出来るところです。

 

会社によっては、事業側ですでに構想が練られた段階で開発依頼が来て、エンジニアの意見がシステムに反映できないことも多いと思います。レバレジーズは企画フェーズから関わり、要求を具体化して結果に結びつけるまでを経験出来るので、世界が広がったと感じています。

 

実際にレバテックで初となるモバイルアプリの開発では企画フェーズから携わり、リリース後に売上に大きく貢献することが出来ています。BtoBのサービスとは違い、BtoCのサービスは使いやすいサービスであればユーザー数も売上も向上し結果が顕著に出てきます。サービスに直接的に貢献できるのは、とてもやりがいを感じます。

 

また意思決定のスピードも早いため、今後の事業戦略に対して必要な挑戦と判断された場合は、スピード感を持ってプロジェクトに取り組むことが出来ます。システム開発だけでなく、エンジニアも課題解決フェーズから案件に参画し、今後の事業戦略に対しての施策を考えることが出来る点はレバレジーズのPMならではの経験でやりがいに感じています。

今後の展望

今後の展望を教えてください。

個人と組織でそれぞれ目標があります。

 

個人としては、プロダクトの成長を第一線で引っ張っていける存在になりたいと思っています。レバレジーズに入社してから、プロダクトマネジメントもプロジェクトマネジメントも経験してきましたが、今はプロダクトを大きくしていくことに一番やりがいを感じています。今はモバイルアプリ開発に集中している時期ですが、それが落ち着いたらより広い範囲の業務に携わっていきたいと思っています。いずれはレバテック全体を見られるようなPMに挑戦できたらいいなと考えています。

 

組織としては、レバテックダイレクトは立ち上げ期が終わって 今後は成長期に突入していきます。エンジニアにとって使いやすいから使うのではなく「当たり前にレバテックダイレクトを使っている」ようなサービスに出来るよう挑戦を続けていきたいです。

 

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