経験を武器に。レバレジーズPdMが描く、社会貢献と自己成長のキャリアパス

エンジニア中途

事業 / サービス

【Summary】
◼︎元エンジニアの稲村さんと、多様なキャリアを持つ池野さんが、それぞれの背景と動機からレバレジーズでPdMに挑戦。
◼︎HR系SaaSプロダクト「NALYSYS」と医療福祉施設向け入退院支援SaaSプロダクト「わんコネ」、異なるプロダクトで顧客価値を追求しています。
◼︎大きな裁量と挑戦できる開発環境でそれぞれの強みを活かし、プロダクトの成長に貢献しています。
(ライター:嶋田)

Contents
Profile
  • 稲村(Inamura)
    NALYSYS開発部 プロダクトマネージャー

    2021年大学院卒業後、デジタルマーケティングの会社でクリエイティブディレクターを経験した後、2022年にレバレジーズ株式会社にフロントエンドエンジニアとして入社。社内公募サービスを開発後、現在のHR系SaaS「NALYSYS」のエンジニアとして異動。異動後1年半エンジニアを経験後、PdMに転身。2024年に新規プロダクトを担当し、4000名規模の社内導入に貢献。趣味はキックボクシング、バレーボール、スキーなど。

  • 池野(Ikeno)
    ソリューション開発部 プロダクトマネージャー

    スタートアップ企業でテックリード・PdMとして1500万人規模のプロダクト開発を経験後、証券系SIerの執行役員、日本経済新聞社グループ企業とジョイントベンチャーのCTOとして事業を牽引。GMOクリック証券ではマーケティング部長や新規事業立ち上げを経験。これまで30超の自社プロダクトに関与。2024年レバレジーズ株式会社に入社し、現在は医療福祉SaaS「わんコネ」のPdMを務める。趣味は散歩。

PdMへの転身

お二人はなぜ、レバレジーズでPdM (※1) に挑戦することを決意されたのでしょうか?

稲村:「NALYSYS」PdM

私の場合は、本当にタイミングが良かったですね。フロントエンドエンジニアとして技術を探求するなかで、より直接的な顧客への価値貢献への思いが募り、新しい挑戦を考えていた際に、社内でPdMの募集があったんです。

エンジニアとしての技術知識や、前職のディレクター経験で培った推進力・折衝力を活かせると考え、迷わず手を挙げました。プロダクト開発を主導しチームを動かすダイナミズムに強く惹かれたのも理由の一つです。

池野:「わんコネ」PdM

大きく分けて2つの理由があります。

1つ目は、事業の成長を推進する立場として、プロダクトの企画・開発に携わりたいと考えたからです。前職ではマーケターとして大規模事業に関わりましたが、分業制のなかで貢献範囲が限定的であることにもどかしさを感じました。その経験から、職種に捉われず事業成長のあらゆる局面に携わることにこそ、自身の本質的なやりがいがあると再認識したのです。レバレジーズのPdMならそれが実現できると考えました。

2つ目は、社会の役に立ち、 人々の幸せに直結する仕事に従事したかったからです。20年以上にわたり証券業界でキャリアを積むなかで、自身の年齢や将来を考えるようになり、社会課題の解決に直接貢献したいと考えるようになりました。その際、面接で岩槻代表の「日本の社会課題に向き合い、日本を元気にしたい」という熱意や、レバレジーズの理念・ビジョンに深く共感し、医療・介護業界という新たな領域でPdMとして挑戦することを決意しました。

※1 プロダクトマネージャー (Product Manager):製品やサービスの企画、開発、運用、販売などを統括し、プロダクトの成功を導く役割を指す。

 

【企業理念】

顧客の創造を通じて、関係者全員の幸福を追求し、各個人の成長を促す

【ビジョン】

国や業界をまたいで素早くかつ健全に拡大し

参入した業界において最も競争優位性のある会社になる

その為に、人的価値の向上と成果への貢献に全メンバーが努力する

レバレジーズは近年、プロダクト開発に注力しており、新しいサービスが次々と生まれている印象があります。お二人が現在開発に携わられているのは、具体的にどのようなプロダクトなのでしょうか?

稲村:「NALYSYS」PdM

私の担当するNALYSYS」は、企業の労働における組織課題の解決を目指しています。社員のモチベーション管理、定着率向上支援、適性検査といった機能を通じ、「働く人」と「組織」双方の成長を目指します。 昨年リリースしたばかりの、まさに0→1フェーズのプロダクトで、ユーザーの声を聞きながら、日々新たな価値創造や新機能開発に挑戦しています。

 

池野:「わんコネ」PdM

わんコネ」は、医療・介護現場の入退院調整業務をデジタルで支援し、医療ソーシャルワーカー (※2) や退院支援看護師の方々の負担を軽減するSaaSです。電話やFAXが主流だったアナログな情報伝達を、条件検索やチャット機能で効率化。首都圏を中心に導入施設が急拡大中で、まさにグロースフェーズのプロダクトです。

※2 医療機関において、病気や怪我によって生活に問題を抱える方に対し、退院援助や社会復帰を支援する専門職。

それぞれのプロダクト開発において、どのような点にやりがいを感じていらっしゃいますか?

稲村:「NALYSYS」PdM

人生の大半を占める労働において、働く人が意欲的に楽しく活躍できる社会の実現に貢献できる点です。0→1開発フェーズにおいて、顧客への提供価値の最大化を目指し、事業部の目標に沿った開発の方向性を検討することに面白さを感じています。

池野:「わんコネ」PdM

人手不足が深刻な医療・介護現場において、アナログな業務を効率化し、現場の負担を軽減して、従事者の方々が本来注力すべき患者様や要介護者の方々と向き合う時間を創出するという、社会的な意義の大きいミッションにやりがいを感じています。

PdMの業務は、プロダクトやキャリアの出自によって幅広いと伺いました。お二人は、実際にどのような業務をされているのでしょうか?

稲村:「NALYSYS」PdM

「NALYSYS」では、ユーザー価値とプロダクト価値の最大化を目指すPdM業務に加え、プロジェクト進行を担うPMも兼務しています。

市場調査やユーザーヒアリングで掴んだニーズをもとに、デザイナーや開発者と連携し、プロダクトに反映しています。またスクラムマスター (※3) として開発チームを推進する傍ら、エンジニア出身の知見を活かし見積もりや開発者からの技術相談への対応、プロトタイプの作成などを通して、プロダクト開発を円滑に進めることも私の重要な役割です。

池野:「わんコネ」PdM

戦略策定や要件定義、施策の優先順位付けなどといったPdMの基本業務に加え、顧客への価値提供とスピード感を最優先に、事業やプロダクトの成長に必要なことは積極的に自ら実行するようにしています。

過去のエンジニア、マーケティング、法務、サービス企画、事業責任者といった多様な経験を現在の業務に役立てています。たとえば、システム設計やUIデザインのレビュー、システム障害時のトラブルシューティング、業法や関連法令、利用規約などの解釈・作成といった法務支援、業界・顧客のセキュリティガイドラインの読み解きと適合性調査なども担当しています。これほど幅広い経験を総動員できる裁量の大きさは、レバレジーズならではだと感じています。

※3 スクラムフレームワークを理解し、チームを効率的に機能させ、プロジェクトを成功に導く役割を指す。

0→1フェーズも、グロースフェーズも。スピードと挑戦で顧客価値の最大化へ

PdM業務をされるなかで、レバレジーズでのプロダクトの開発環境の魅力や特徴についてはどうお考えですか?

稲村:「NALYSYS」PdM

主に2点あります。

1つ目は、0→1フェーズの開発に携わるチャンスが豊富なことです。レバレジーズは未上場であり、外部からの資金調達をしない独立資本経営だからこそ、外部の過度な意見に左右されることなく、本質的に社会貢献ができるプロダクトや新規機能に迅速かつ多額の投資を実行できる環境にあります。市場と比較して、圧倒的なスピードで多くの新規プロダクトが生み出されているため、私たちPdMが0→1フェーズの開発に携わるチャンスも豊富に生まれています。

2つ目は、顧客への価値貢献に必要な挑戦を後押しする文化です。たとえば、0→1フェーズのプロダクト開発において、PdM自ら営業活動を提案し実行することも、最新AIツール「Devin (※4)」を導入し業務効率化を図ることも承認されました。

ものづくりの中心でチームを動かし、プロダクトを形づくる仕事に日々大きな魅力を感じています。

池野:「わんコネ」PdM

事業開発・運用を内製化するインハウス型の組織体制による、迅速な連携と専門知識の共有が大きな特徴です。

セールス、マーケター、エンジニア、デザイナーといった各分野の高い専門性を持つメンバーが同じ現場で事業を推進し、課題解決を迅速に進めています。バックオフィス部門のサポートもスムーズで、変化の速い新規事業においても、開発チームはプロダクトの開発に集中できる環境です。

※4 完全自律型のAIソフトウェアエンジニア

PdMとして困難な課題だと感じることはありますか?

稲村:「NALYSYS」PdM

労働系のHR SaaS市場は、すでに多くの企業が参入しているレッドオーシャンのため、後発の「NALYSYS」をいかに差別化し、独自の価値を提供していくかという点は、今も挑戦し続けている難しい課題ですね。

池野:「わんコネ」PdM

「わんコネ」が業界特化のSaaSでありながら、コミュニケーションツールとしての側面を持つ点です。ネットワーク外部性が強く働くため、連携先の利用が増えないと価値が向上しづらいという課題があります。また、入退院業務という性質上、施設や患者様ごとに異なる非定型な情報を扱う複雑さや、連携先間の利害調整も難しい点ですね。

そうした課題に対して、どのような取り組みをされているのでしょうか?

稲村:「NALYSYS」PdM

徹底的なユーザーヒアリングで潜在ニーズを探り、AI技術と独自のデータを掛け合わせた革新的な機能開発で差別化を図っています。また、社内外の専門家や研究機関との連携も強化し、顧客にとって真に価値のあるサービス開発を目指しています。その上で、さまざまな関係者と円滑に連携し、認識の齟齬がないよう意図を正確に伝えるコミュニケーションを意識しています。

池野:「わんコネ」PdM

強力な開発・営業チームを活かすための医療・介護業界の専門知識とユーザー感覚を磨きました。また、高い投資利益率を実現する要求事項 (※5) をつくれるようにシステム設計の理解に努めました。システム開発を目的とするのではなく、ユーザーに提供する価値の最大化を意識しています。

また、困難な状況を乗り越えるには、多様な専門性を持つメンバーがそれぞれの力を最大限に発揮し、共通の目標に向かって協働する、強固なチームワークが不可欠です。そのため、メンバーが安心して意見を言い合える心理的安全性の高い環境づくりを意識し、個々の強みを活かせるような役割分担を心がけています。

※5 プロダクトやシステムが満たすべき機能や性能、品質など

レバレジーズのPdMとして、新しく経験できたことや、身につけられたスキルはありますか?

稲村:「NALYSYS」PdM

費用対効果や顧客生涯価値 (※6) を意識したビジネス思考が身についてきたと思います。顧客獲得から売上、利益、黒字化までの戦略ロードマップを考えるようになりました。レバレジーズは成長意欲の高い人が多い環境なので、日々刺激を受けながら、このスキルを磨いていきたいですね。

池野:「わんコネ」PdM

社会人経験30年弱になりますが、ここまで関係者全員が一丸となって事業の成功のために邁進し、その成果を実感するという経験ができているのはレバレジーズが初めてで、非常にやりがいや楽しさを感じています。

また、定量データだけでは判断できない状況において、これまでの多様な経験を活かして最適な解決策を見出すスキルを磨くことができました。まさに、これまでのキャリアの集大成だと感じています。

※6 一人の顧客が、取引を開始してから終了するまでの全期間にわたって、企業にもたらす利益の総額

さいごに

今後の展望をお聞かせください。

稲村:「NALYSYS」PdM

「NALYSYS」をより多くのユーザーに届け、その価値を実感していただくことです。そして事業の成長、つまり顧客拡大と収益向上にPdMとして貢献することが、私の最大の目標です。現状に満足せず、常に様々な施策に積極的に挑戦していきたいと考えています。

池野:「わんコネ」PdM

「わんコネ」を日本で最も使われる医療・介護DXプロダクトにしていきたいと思います。事業は着実に成長しており、現場からの好意的な声も日増しに大きくなっています。この確かな手応えと勢いを力に、さらに多くの現場を支援できるよう、事業拡大を全力で推進していきます。

最後に、レバレジーズのPdMとして、お二人から読者にメッセージをください!

稲村:「NALYSYS」PdM

エンジニアのみなさん、PdMというキャリアは、意外と身近な選択肢かもしれません。もちろんPMやディレクション経験などの必須条件はありますが、最も大切なのは「挑戦したい」という熱意、好奇心、そして学び続ける意欲です。私自身もフロントエンドエンジニアからPdMへの転身組です。一緒にプロダクトを成長させていきましょう。

池野:「わんコネ」PdM

レバレジーズには、互いを尊重し高め合える仲間と、あなたの経験を最大限に活かせる大きな裁量があります。今後も新しいプロダクトやサービスを積極的に開発していくフェーズですので、情熱を持ってプロダクトを育てていきたいという方はぜひ、私たちの仲間になっていただきたいです。

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