
レバテックの教育制度が支える、QAエンジニア未経験からの活躍
【Summary】
■新卒でSIerに入社し、大手通信会社の大規模開発に従事。顧客の意図を汲み取る上流工程への強い興味から、転職を決意。
■未経験からQAエンジニアに挑戦し、わずか半年でマネジメント業務を任されるまでに急成長。吸収力の高さと素直さが成長を加速させている。
■大規模プロジェクトでの実践経験と、顧客の現場まで深く入り込むことで、プロジェクトマネジメントやピープルマネジメントに活かせる汎用的なスキルを磨いている。
-
藤田(Fujita)
2024年中途入社新卒でSIerへ入社し、通信会社向け業務Webアプリ開発を経験。2024年8月にレバテック クオリティアシュアランス事業部にQAエンジニアとして入社。QAエンジニアは未経験からのチャレンジながら、前職での開発エンジニア経験を活かし、テスト方針やテスト計画の策定など上流フェーズの業務にもチャレンジしている。趣味は、スノーボード。
「お客さんと話してシステムに起こす」──SIerでの経験と、新たな挑戦への想い
これまでのキャリアについて教えてください。
新卒でSIerへ入社し、主に大手通信会社のコールセンターシステムの設計、開発、運用保守に携わっていました。就職活動時は「扱っている業界領域が広い独立系SIerであること」、そして「会社規模が大きく、教育がしっかりしていること」という2点を就活軸に置いていました。
大学では経済学を専攻しており、情報系とは異なる分野を学んでいました。エンジニアを目指すきっかけは、顧客の希望や意図を読み取り、何が必要かを考えて提案をおこない、理想のシステムをつくる一連の流れが、とても楽しそうだと感じたからです。まさに上流工程に興味を持った瞬間でした。
転職を考えたきっかけと、転職活動時の転職軸を教えて下さい。
「より上流工程に携われる企業にいきたい」という気持ちが強くなったことがきっかけでした。
お客様と直接話して提案し、課題解決に直接的に貢献できるような仕事がしたいという思いが強くなり、ITコンサルティング会社なども視野に入れて転職活動をおこないました。
多くの選択肢があったなかで、レバテックを選んだ決め手は何だったのでしょうか?
レバテックのサービスやビジョンに共感したことに加え、理由は大きく分けて2つ「多くのチャレンジができる社風」と「マネジメントに早期にチャレンジできる環境がある」点に魅力を感じたからです。
特にクオリティアシュアランス事業部は新規事業ということもあり、これからさらに組織規模が成長し新たなポジションも多く生まれていくフェーズです。事業部の成長と共に、自分自身の挑戦機会も増えていく環境に魅力を感じました。
入社してから感じた、前職とのギャップは何かありましたか?
一番嬉しかったのは、「評価してくれる人が常に一緒に働いている」ことでした。
前職では評価者と一緒に働く機会がありませんでしたが、レバテックでは評価者やマネージャーが同じプロジェクトに参加しています。一人ひとりに丁寧なフィードバックをもらうことができ、1on1では私自身のことを深く理解した上でアドバイスをくれるため、仕事へのモチベーションに繋がっています。前職と比較して、評価の納得度が格段に上がったと感じています。

3週間の研修で品質保証の基礎を習得。未経験から即戦力へ
入社後に受けた、レバテックの研修制度について教えてください。
入社後、約3週間の研修がありました。
最初の1週間は、レバテック独自のテスト設計の基礎に関するテキストを読み込み、インプットに集中しました。品質保証の知識はほぼゼロだったので、ここが最も重要な期間でしたね。
2週目には、インプットした知識をもとに、実際のテストケースを作成するアウトプット研修をおこないました。このテストケースはエンジニアマネージャーの坂矢さんにレビューしていただき、実践的なフィードバックをすぐに得られたので、理解が深まりました。同期のメンバーも他の先輩社員にレビューしてもらっており、多くの人が気にかけてくれる文化があると感じました。
3週目には、JSTQBの資格取得に向けた復習と、講師がレバテックに来社し、クオリティアシュアランス事業部のメンバー向けにおこなった講義の録画動画を視聴しました。エンジニア経験があったため、この研修は「新しい知識の習得」と「既存知識の整理・深化」が半分ずつの割合だと感じています。
テスト設計は前職ではあまり経験されていなかった業務かと思いますが、この研修で十分にキャッチアップできましたか?
はい、十分にキャッチアップできたと感じています。
前職では、頭の中でテストを組むような感覚で、明確なテスト設計方法が存在するわけではありませんでした。しかしオンボーディング内で、テスト設計が体系化されていることを知り「こんなやり方があるんだ」「これならやりやすいな」と目から鱗でした。 要件定義書や基本設計書を基にテスト計画から設計まで一連の経験を学ぶことができ、実際の現場でどのように落とし込むのかもイメージが持てるきっかけとなりました。
特に印象的だったのは、レビューの場面です。自分では網羅できたと思っていた内容に対し、先輩から「ここはユーザー視点だとどうだろう?」と指摘をいただき、思考の幅が一気に広がりました。独りよがりのテストではなく、チーム全体で品質を高めていく意識を持てたのは大きな収穫です。また、オンボーディングのなかで同じタイミングで入社した同期と意見を交わすことも刺激になりました。同じ課題に取り組んでも着眼点が全く違い、「そんな観点があるんだ」と学べることが多かったです。学び合いながら成長していける環境は、自分にとって非常に心強いものでした。

研修後、最初に経験したプロジェクトについて教えてください。
研修を終えてから、レバテックの転職サービスサイト「レバテックダイレクト」のフロントエンドリプレイスプロジェクトにアサインされました。既存の画面を見やすくするための改修プロジェクトで、私の主な業務は以下の2点でした。
- 画面設計書をもとにしたテスト仕様書の作成
- 画面設計書と実際の画面を比較し、仕様書との差異を見つける
特に2つ目の業務では、細部まで徹底的にチェックし、仕様と異なる挙動をしている部分を漏れなく見つけることに注力しました。このプロジェクトを通じて、「重要な観点を捉える基礎的なテスト設計」と、「基礎的なビジネススキル」を身につけることができました。最初からテストを実行するだけでなく、業務理解を深めてからテスト設計に入っていくというプロセスを経験できたのは、非常に良いオンボーディングだったと思います。
顧客の「意図」を読み解く。エンド直下の難易度の高いプロジェクトで急成長
現在のプロジェクトについて教えてください。
今は、POSシステムのカスタマイズプロジェクトに携わっています。球場などの大規模な施設への導入を目的とし、球団や会場ごとのポイントシステムや、売り子さんの給与計算といった特殊な要件への対応が求められます。一般的なPOSシステムでは補えない、顧客固有の「欲しい機能」を実現するためのカスタマイズを担当しています。
主な業務は、システムテストやシナリオテストの設計、テスト進捗管理、そして不具合分析です。このプロジェクトでは、アサインして2日目に実際に導入先である球場へ足を運び、エンドユーザーの業務現場を視察することができました。
球場を運営する企業の方に案内していただきながら、現場で働く方々の属性や、起こりうるさまざまな業務の状況、決済までの流れなど、システムの周辺情報を細かく把握することができました。この初期の業務把握が、その後の数ヶ月間のテスト設計や分析に大きく影響しています。
入社3ヶ月後からは、リーダーの竹内さんが担当していたテスト実施業務を任されるようになり、教わりながらではありますが、「どういった機能に不具合が多いのか」、そして「さらなる品質向上に向けたテスト(不具合分析)」といった、より高度な視点でのテストに携わるようになりました。現在は、QCD(品質・コスト・納期)に合わせて、本当に弱い部分に絞ってテストを実施するテスト方針やテスト計画の策定に挑戦しています。前職であれば入社2、3年目で経験するような仕事を、半年ほどで任せてもらっており、今は苦労しながらも日々挑戦を続けています。
このプロジェクトでの学びや気づきはどんなところでしたか?
本当にたくさんありますね。
テスト設計に関しては、前回のプロジェクトとは全く異なる「よりお客様視点に立ったテスト」を経験し、このスキルは今後のキャリアに活かせると強く感じています。
また、これまで管理業務をしてこなかったのですが、今回のプロジェクトで自分が管理する側になったことで、進捗管理のスキルを身につけることができました。人やタスクを動かし、仕事を進める経験は、私の成長にとって非常に大きいです。
今後、どのようなスキルを身につけていきたいですか?
将来的には、ピープルマネジメントを担うマネージャーやプロジェクトマネージャー(以下、PM)を目指したいと考えています。直近では、テスト計画を立案するスキルや、不具合分析から具体的な改善策を提案できるスキルをさらに磨いていきたいです。
PMとしてもQAエンジニアとしても重要だと感じているのは、「お客さんの意図を読み取る力」です。球場での現場視察を通じて、顧客の業務理解が深まったことで、QAエンジニアとして大きく貢献できました。顧客理解と要件を詰める力は、PMや営業の提案、そして面接など、様々な場面で活かせる汎用的なスキルだと考えています。

吸収力の高さと素直さで、QAエンジニアとして駆け上がる
藤田さんの働き方を教えてください。
普段は10時に出勤し、まずはチームの朝会に参加します。その後は、プロジェクトごとの朝会に参加し、開発チームの方々とも連携を取っています。主な業務はテスト設計と進捗管理の作業ですね。PMにはいつでも相談できますし、エンジニアさんに仕様を直接聞くこともあります。Teamsを使ったオンラインでのコミュニケーションも活発です。夕方にはプロジェクトごとの夕会に参加し、一日の振り返りをおこないます。特にある球場へのPOSシステム導入プロジェクトでは、仕様とエンドユーザーの欲しい機能が違う場合のすり合わせなど、仕様検討のミーティングが多かったですね。
仕事へのやりがいや苦労はどんなところですか?
一番やりがいを感じるのは、プロジェクトを推進できている実感を得られる瞬間です。
自分が一番仕様を理解していて、顧客からのさまざまな質問に答えられているときや、進捗管理がうまくいっているときに達成感を感じます。チーム全体の状況を把握し、遅延している部分を解消できた時には「仕事が楽しい」と心から思いますね。これらを実感できている瞬間は、必然的に顧客への貢献にも繋がっていると考えています。
改めて、ご自身の強みはどんなところにあると思いますか?
最近気づいたのですが、「吸収力の高さ」、つまり「キャッチアップ能力」が自分の強みだと感じています。一つの資料から多くの情報を効率的に得ることができ、そのスピードも速いと言われます。
このキャッチアップ能力が高い人は、2つの特徴があると考えています。
- 常に疑問を持ち続けること: 資料をもらったときに「なんで?」「どういうこと?」という疑問を常に生み続けることで、深く考える機会が増え、質問を通じて知識を深めることができます。
- 素直さ: 上司から教えてもらったことを素直に聞き入れ、受け取り、ちゃんと覚えて、それをアウトプットできること。この素直さが、吸収力の高さを支えていると感じています。
この強みがあるからこそ、未経験からQAエンジニアとして早くキャッチアップし、活躍できているのだと思います。
レバテックのどんなところが好きですか?
やはり、「人が良い」ところですね。困ったときにすぐに相談できる雰囲気がありますし、お互いを尊重し合って仕事ができる環境は、私にとって非常に魅力的です。
どのような人と一緒に働きたいですか?
「素直な人」と「やる気がある人」ですね。
分からないことを分からないと言える素直さや、新しいことに積極的に挑戦しようとするやる気は、レバテックで成長していく上で非常に重要な要素だと思います。
特に若手メンバーにとって、素直さはポテンシャルを伸ばす上で欠かせません。一緒に楽しみながら、会社を盛り上げていける仲間が増えることを楽しみにしています!
▼現在募集中のクオリティアシュアランス事業部の求人はこちら!▼