年間数十億の広告投資をする新卒1年目が圧倒的な成果を残せた理由

マーケティング内定者表彰新卒レバテック

ひと

2022年10月におこなわれたレバレジーズグループ全社総会で、最短・最速でベストマーケターにノミネートされた新卒1年目の本多さん。広告運用の改善や分析基盤の構築、さらにはマネジメントまで幅広い領域で圧倒的な成果を残し続けました。そんな本多さんに、これまでを振り返ってもらいました。(ライター:青江)

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Profile
  • 本多(Honda)
    マーケティング部 プロモーションチーム レバテックITソリューションユニット リーダー

    2022年新卒入社。京都大学法学部在学中からマーケティング部で内定者インターンを経験。入社後約半年で年間数十億円の広告予算を運用しながら、広告投資のROAS(費用対効果)の圧倒的な改善に成功。多様な分析基盤の構築をおこないながら、ユニットリーダーとしてマネジメントも担っている。これらの取り組みが評価され、レバレジーズ史上最速・最短でベストマーケターにノミネートされる。

肩書きではなく、何を遂げられるか。「コト」に向かって仕事ができる環境

入社からたった半年でのノミネート。すごい快挙ですね!

全然意識はしていませんでしたが、自分の仕事が評価されたという点は素直に嬉しいです。正式に採用されてからはまだ半年ですが、内定者インターン時代を含めると実は1年以上働いています。 

 

そうなんですね。まず就活時を振り返っていただいて、なぜレバレジーズを選んだのか教えてください。

まず、企業を選ぶときに「自らが主体的で能動的に働ける場所がある」ということを大切にしていました。というのも、さまざまな企業のインターンに参加したり自己分析をしたりしたことで、人に言われて行動することよりも自ら考えて行動することのほうが圧倒的に成果を残せていることがわかりました。このような理由から、結果を出せば若いうちから裁量権の大きな仕事ができるレバレジーズを第一志望にしていました。

 

また、事業に関わるさまざまな領域のスペシャリストがすべて社内に在籍するオールインハウスであることや、社員全員が真っ直ぐにチームや自分の目標に向かって働いていることに大きく影響を受けました。まさに「コトに向かって仕事をする」を体現している会社なんだなと思いました。

 

なるほど。ファーストキャリアでベンチャー企業を選択することに対して不安はありませんでしたか?

はい、まったく不安はありませんでした。肩書きではなく、自らが納得したモノやコトに没頭する性格が影響していると思います。

 

両親のおかげもあり、幼少期から大きな挫折を経験することなく着実に目標を達成しながら今日まで過ごすことができました。だからこそ、承認欲求を満たすための選択ではなく、自分のスキルや知識を活かして世の中を変えていけるポテンシャルのある会社で働きたいと思っていました。

 

また、「若手のうちから活躍できる環境」も必要だと思っていたのでベンチャー企業という選択は必然的でした。今振り返っても、あのときの選択はまったく間違ってなかったなと思っています。

 

では、次に内定者インターン時代の仕事内容を教えていただけますか?

最初の数ヶ月は他事業部で経験を積み、その後レバテックフリーランスの広告担当者として広告周りの戦略立案から実行までをおこなっていました。この異動は、「自分のwillやcan」という部分を上長や役員の藤本さんに相談して実現しました。結果的に、会社が求めている部分と「自分のwillとcan」が上手く重なったと思っていて、異動して正解だったなと思っています。

 

ただ、内定者インターン時代に挫折も経験しているんです(笑)

 

どのような挫折を経験したのでしょうか?

まず内定者インターンを開始して2週間が過ぎたあたりから、開始前の理想と現実にだんだんとギャップが生まれてきました。それで、仕事に対して「これは本当に自分のやりたいことなんだっけ」という疑問ができてきまして…

 

ただ、当時は疑問を持っているだけで「自分のやりたいこと」や「現状のどこにギャップが生まれているか」などを言語化できていませんでした。なので、当時の上長や役員の藤本さんにはかなり迷惑をかけてしまいました。ですが、お二人ともそんな僕を見捨てずに「やりたいことの言語化」を時間をかけて丁寧にサポートしてくれました。これがなければ今の僕はここにいなかったかもしれません。それくらい僕にとっては大きな出来事であり、大きな挫折でした。

 

入社から1ヶ月でマネジメント業務。葛藤と選択の連続だった

入社してから現在までの業務内容を教えてください。

研修終了後の5月から、内定者インターン時代に関わっていたレバテックフリーランスに加えてレバテッククリエイターの広告責任者も担当するようになりました。

 

それぞれのサービスで、集客戦略、課題の設定から施策策定や実行までを一貫して見ています。もう少し具体的に説明すると、「費用をかけて誰に何をどのくらい届けるのか」というのを考えて実行しています。そしてそれは、ターゲティング、入札、クリエイティブの3機能に細分化されます。ユーザーや媒体特性など、各種データを確認しながら、広告に触れて欲しいユーザーを選定し、適切なクリエイティブを届けています。また、クリエイティブに関しては、プロモーションチームだけでは完結できないので、デザイナーさんと協力しながら媒体に合った広告を制作しています。

 

かなり責任のある仕事を任されているんですね。

はい、ありがたいことに1年目から大きな仕事を任せていただいています。個人的に任せていただいた理由としては、広告施策の最適化のために施策の進捗管理などを細かくおこない、成果に繋げられたからだと考えています。

 

どんなことに注力したんですか?

分析の基盤を整えることに1番注力しました。SQLというデータベース言語を使用して、シートを作成したり、短期間で効果的な施策を打てるような仕組み作りをすることができました。

 

この基盤を構築するまでは、SQLをまったく書けずに1から勉強しました。空き時間に本や資料を読み漁ったり、先輩の書いたコードを隅々まで見て何をやっているのかを理解したり、地道な積み重ねを経てなんとか書けるようになりました。これらの取り組みが評価されて、今回のノミネートに繋がったと考えています。

 

またこの基盤作りは、昨年と今年では少し目的が異なっています。昨年は、成果を出すために必要だと思い構築していたんですが、今年に入ってから分析の精度を属人化させないという目的でさらなる改良を進めています。これによって、組織の変化などに柔軟に対応でき、誰が分析しても一定の成果が出せるような仕組みができあがると信じています。

 

最近は、チームのマネジメント業務にもチャレンジしていて、僕のチームには4名のメンバーが所属しています。ありきたりですが、メンバーが働きやすい環境作りや業務推進のサポート、仕組み作りなどにも注力しています。

 

マネジメントまでおこなっているんですね。経験が浅い年次で、マネジメントをおこなうことに対して不安はありませんでしたか?

そうですね。「マネジメントレイヤーに上がるスピード」と「権威性」という大きく2点に不安を感じていました。

 

1つ目のスピードに関しては、プレイヤーとしてある程度経験を積んでからでないと、マーケターとしてのスキルが中途半端になってしまうのではないかという不安がありました。なので、生産性を上げるために、時間の使い方を1から見直し、限られた時間で最大の成果を出せるよう徹底しました。その結果、プレイヤーでいるときよりも働き方やマインド面をアップデートすることができました。

 

2つ目の権威性に関しては、経験不足という点も自覚していたので不安に感じていました。メンバーは僕より全員年上の方ばかりで、人生経験は遥かに豊富です。その方々を、経験の少ない1年目の僕がマネジメントするので相当覚悟したのを覚えています。

 

やはりそうですよね。その不安を払拭するために、なにか特別なことをしたんですか?

実は特別なことはなにもしていません。運が良いことに、メンバーはみんな良い人ばかりで、あの時の不安はなんだったんだという感じでした(笑)

 

ただ、マネジメントをおこなう際に心掛けていたことが2点だけあります。それは、「口だけではなく、一緒に考える」と「目に見える結果を出し続ける」ということです。

 

「口だけではなく、一緒に考える」は、年次が下の人に口だけで指示されても納得度は低いだろうなと思ったからです。メンバーのできている箇所、できていない箇所を明確にし、前者を重点的にフィードバックするように心がけています。そのうえで、できていない部分に関しては、改善するための手法を一緒に考え、実行に移してもらうようにしています。その他、広告に関して悩んでいることや、施策が進んでいない場合は時間を取って解決策をともに考えるケースもあります。

 

「目に見える結果を出し続ける」は、プレイヤーとして誰よりも結果にコミットするということを強く意識していました。経験不足という点が不安だったので、圧倒的な結果を出すことによって経験不足を補い、「結果を出して信頼される」ことを目標にしていました。

現状維持は衰退。改善を繰り返した先に見える未来がある

圧倒的な成果の裏には、日々の努力があったんですね。本多さんが日ごろから心掛けていることはありますか?

1年目だからこれくらいでいいや」という考えを持たないようにしています。実は、内定者インターン時代の僕は「今は成果を出すためのインプット期間で、数ヶ月したら勝手に成果は出るだろう」と楽観的に考えて仕事に取り組んでいました。ただ、そのような気持ちだと成果もでないし、事業の成長を自分が止めている感覚もあったので、この時点で「1年目だからいいや」みたいな気持ちは捨ててきました。

 

あくまで個人的な考えですが、1年目や2年目だからという線引きをしてしまうと成長の可能性を狭めてしまうように感じています。市場において年次で評価されることは本質的ではなく、「何ができるか」が重要だと思います。だからこそ、妥協して仕事するのではなく、昨日の自分を超えていけるように常に学び、挑戦を怠らないように心がけていますね。「インターンなのに」「1年目なのに」という枕詞をつけて称賛されたときは、「その市場で戦っていない」と心のなかで思っています。

 

だからこそ今、自分自身や組織に対して真摯に向き合って成果にこだわることができているのではないかと思っています。

 

プレイングマネージャーとして、さまざまなフィールドで活躍されています。今後の目標を教えてください。

今後は、1から仕事を創っていける人材になっていきたいと考えています。自分にしか生み出すことができない、新しい価値をどんどん提供していきたいですね。そのためには、自分自身の専門性やスキルの向上に加えて組織の拡大も必要だと思っています。

 

まだまだ自分には足りない部分が多く、いろんな人の力を借りながら成長している最中です。小さな経験を1つでも多く積み重ねて、誰も成し遂げたことのない大きな成果を出したいですね。このベストマーケターにノミネートされたことは通過点だと思っていて、次回こそは誰も追いつけないほどの圧倒的な成果を出して受賞したいと思っています。

 

そのために、自分の限界を決めずに常に挑戦を続けていきたいです。

 

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