レバレジーズのサマーインターンに参加してみたら、人生変わっちゃった話
カルチャー
皆さんはじめまして。レバレジーズで内定インターンをしている杉江です。今回は、いつものようなインタビュー記事ではありません。「レバレジーズのサマーインターンに参加してみたら、人生変わっちゃった」。そんな私の実体験をお話させていただきます。サマーインターンへの参加がすでに決定している人も、そうでない人も、「へぇ、こういう人もいるんだなぁ」ぐらいの感覚で、気軽に読んでいただければと思います。
サマーインターン前の就活の軸
私の場合は大学2年生の冬から就活を始めたので、まずはそのころのお話から。就活をスタートしたばかりの私の軸は、2つありました。
1. 自分が一生ついていきたいと思えるような人と働ける、もしくは深く共感できる企業理念が会社にあること
2. 自分が得意なことを仕事にできること
私は自分の成長をモチベーションにして仕事を頑張れる人間ではなかったので、「若いうちから成長できる」環境があることにあまり興味がありませんでした。
それよりも、自分が心の底から尊敬できる人と働ける、もしくは、会社に自分が深く共感できる企業理念があることの方が何よりも大事だったんです。
「就活を通して自分が惹かれる人か会社を見つけて、そこに貢献していきたい。そしてより大きな貢献ができるように、自分が得意なことを仕事にして、できるだけ早く会社にとって価値のある人材になりたい。」こう考えていました。
1つ目の軸である「自分が一生ついていきたいと思える人か、会社」はサマーインターンに参加することでしか探せないんですよね。
なので、まずは「自分が得意なことを仕事にできる」という軸で業界や職種を絞っていきました。私はずっとバーでアルバイトをしていたので、商品の質よりも売っている人で営業の成績が決まる環境に慣れていました。
バーって提供しているお酒は同じでも、そこにいる従業員の人柄だったり、その人が作り出しているお店の雰囲気、作ってくれるお酒の美味しさなどで売り上げの優劣がつきますよね。つまり、自分自身が商品なわけです。
企業研究をしていく中で、投資銀行のセールスは同じタイプの営業ができると分かったので、一旦そこを第1志望と決めて就活を始めていきました。
当初はレバレジーズをどのように思っていたのか
大学2年生の冬に、初めてレバレジーズの説明会を聞いたときの印象は「多角的な事業展開をしていて、その展開理由も社会の不に基づいている、なんかワクワクする会社」でした。
それから自分なりに調べていくと、どうやらこの会社は他のベンチャーとは違い「日本をどこよりも豊かにしていこう!とにかく日本をイケイケにしよう!」といった雰囲気ではなさそうだと思いました。
一時的な需要を満たすことよりも、もっと根源的で、長期的なニーズに応えていくことに重きを置いているようだと。
私が以前アルバイト先で接していた方々は「お金はあればあるだけ良い。どう稼ぐかは関係ない。」という価値観の人が多かったんです。
その人たちにとって、お金を稼ぐことは過程ではなく、人生のゴールそのものだったんですよね。私はずっと、「お金がなくても幸せに生きている人はいくらでもいるのに、何でみんなそれに振り回されてるんだろう」と疑問に思っていました。
そんな中で触れた「関係者全員の幸福の追求」というレバレジーズの理念は、魅力的で、本質的で、自分が忘れかけていた大事な価値観を思い出させてくれたんです。
それと同時に、レバレジーズの理念こそが、自分が求めている「深く共感できる企業理念」なのかもしれないとも思いました。
「自分が企業に貢献できていれば良いの?その企業が社会にどう貢献しているかの方が大事なんじゃない?」と、自分視点でしか考えていなかった就活の軸に対する違和感を、じわじわと感じ始めたのを覚えています。
サマーインターン参加後の変化
就活へのもやもやとした気持ちを抱えながら参加したレバレジーズのサマーインターン。結論から言ってしまうと、サマーインターンに参加したことで私の第1志望は、完全にレバレジーズに変わりました。
企業が社会に提供している価値に、自分も価値を感じられること。これが私の就活の軸に新しく追加されたからです。
インターンに参加することで、なぜここまでレバレジーズに惹かれたのか。それを説明するためには、インターンの概要を先にお伝えしておく必要がありますので、まずはそこからお話していこうと思います。
ベトナム人留学生への新規事業
レバレジーズのインターンでは、3日間を通して新規事業立案を行っていきます。何回かにタームが分かれていて、「物流」や「シェアリングエコノミー」、「AI」など様々あるらしいのですが、私が参加したときの課題は「ベトナム人留学生への新規事業を考えてください」というものでした。
このとき初めて知ったのですが、ベトナム人留学生にとって「日本」という環境は、安心して留学できる国と言うにはまだまだ遠い状態だったんです。
日本人より遥かに低い賃金で雇用されている人もいれば、劣悪な労働環境で働かされている人もいて。外国人の留学業界には、思っていたよりも多くの問題が存在していたわけです。
そんな状態を改善できる新規事業を考える、これが今回の課題でした。
新規事業を考えていくために、まず私たちは市場理解と顧客理解から始めていきました。どんな人が、どんな悩みを抱えていて、どれほど困っているのか。これを知るべく市場調査を進めていくと、日本とベトナムでは「留学」に対する考え方が全く違うことが分かりました。
日本人が「留学」したいと思う理由は、自分がしたいことを叶えるためだったり、自分の世界や選択肢を広げるためだったりするものが多いですよね。
つまり、時間やお金に余裕がある人が行くわけです。でも、ベトナム人の日本への「留学」はそんな理由ではなかったりします。
日本語を話せれば高給な仕事につくことができるので、少しでもゆとりのある生活をするために日本語の能力を身につけたい。家族の生活を支えられるような人になりたい。そんな切実な思いで留学を決断している人が少なくありません。
ベトナム人にとっての「留学」と現実
みなさんはベトナムの人たちが、普段どれだけのお金で生活しているのかご存じでしょうか。日本の場合だと、大卒の初任給は月20万円くらいが平均です。
一方で大卒ベトナム人の初任給はというと、月3万円ほどです。そんな状況で、ベトナム人は留学をするために、100万円を超える大金を仲介業者に払う必要があります。
なぜこんなに高額な料金設定になっているかというと、一部の悪い仲介業者が、留学生が支払った費用の半分近くを手数料として徴収しているからなんですね。
一般的な留学エージェントの仲介手数料の相場は20~30%であることを考えると、彼らにどれだけ多くのお金が流れているかが分かります。
しかし、それでも「日本に行けばたくさんお金を稼げる」というふれこみを信じ、借金というリスクを冒してまで来日してくるベトナム人が少なくないのです。
やっとの思いで来た日本で、ベトナム人留学生は借金の返済と生活費のためにアルバイトをします。アルバイトをしている外国人は、コンビニや飲食店でも見かけますが、実際は工場勤務や清掃業務などをしている留学生が多いです。
日本人がやりたがらない仕事を安い賃金で担ってくれる留学生は、慢性的に人手不足な企業にとって嬉しい存在というわけです。
日本人がするような普通のアルバイトでも、生活費を稼ぎながら100万円近くの借金を返していくのは難しいと思います。それをベトナム人留学生は、日本人よりも安い賃金で賄わなければいけないわけですし、仕事の合間を縫って勉強もしなくてはいけません。
さらに日本語学校は2年で卒業なので、日本語の習得と借金の返済を、2年という短い期間で達成する必要があります。つまり、借金の完済が、元より現実的なものではないんです。
日本語を習得できずに借金だけが手元に残り、少しでも豊かな生活を求めてきたはずの日本で、苦しい生活を余儀なくされる。それが今のベトナム人留学生の実態です。
事業って、誰のためのもの?
どうでしょう。これを読んで「これは本当に解決しなきゃいけない問題だ」と感じましたか?私は感じました。それと同時に、自分は「既に豊かな人を、より一層豊かにするようなサービス」に全く興味がないことに気づいたんです。
世界から日本という大きな枠で見たときに、日本がどれほど豊かなのか。時刻通りに電車が来て、SNSに没頭できる余暇時間があって、国民全員が医療を受けられる。
普段の生活の中では忘れてしまうこの日本はすでに「豊か」であるという感覚が、顧客理解を深めていく過程で呼び起こされたからでした。
他ベンチャーのインターンに参加したときには、こういった感覚はありませんでした。それまでのインターンでは、自社が提供したい商品や、活用したい自社のアセットにフォーカスして新規事業立案を行っていたからです。
それがレバレジーズでは、顧客自身も気づけていないような根源的な悩みは何か。そしてその悩みを根本的に解決するためには、何ができるのか。シンプルだけど、本質的なこの思考ができる社員が当たり前のようにいて。
その考えにふれることで、自分の中の「仕事」の概念が変わっていきました。
本当に価値のある仕事ってなに?
お金をたくさん稼いでいたとしても、その対価として提供している価値が、社会にとって意味がないものだとしたら。それは本当に「仕事」だと胸を張って言えるのか。
こんな疑問を抱き始めたのは、インターン中に自分たちの班の「ミッション」を考えたことがきっかけでした。
ミッションとは、簡単に言うと「誰の、どんな悩みを解決したいの?」への回答です。これ、本当はインターンの最初に決めるんですよ。
私たちの班も、ミッションの設定を終えた状態で施策を考えていました。ですが最終日のプレゼン直前に、メンターさんから「ミッションがしっくりこない」とコメントをいただいたんです(笑)。
あいまいなミッションのまま施策を詰めていくことよりも、妥協のないミッションづくりをすることの方が重視されたわけです。これが私にとっては、本当に印象的な出来事でした。
だって、普通は施策案のブラッシュアップや競合分析などに多くの時間を割こうとしませんか?(笑)。「関係者全員の幸福の追求」というレバレジーズの企業理念が、ただの謳い文句ではなく、社員の心の奥底にまで浸透している。
メンターさんの何気ない一言から、そう感じました。
社会にとって本当に価値があるものを提供することが「仕事」だとすると、「仕事」をちゃんとしている人って、世の中にどれほどいるのでしょうか。
自分がいなくても、勤めている会社がなくなっても、世の中は何も変わらず、困る人もいない。自分が社会人になったときに、こう感じたら寂しいなと純粋に思いました。
5年後、10年後、見える世界が広がっていっても、自分の仕事に胸を張って働けている自分でいたい。そして、そんな自分の価値観に共感してくれるような人たちと一緒に働きたい。
そう感じたときにはすでに、私の第1志望はレバレジーズになっていました。
サマーインターン後の就活
このあとの私の就活は、びっくりするくらいとんとん拍子に進んでいくので、簡潔にお伝えします。レバレジーズのインターンを終えた私は、そのあと外資系投資銀行のインターンに参加します。
外銀の社員さんは本当に優秀で、人としても尊敬出来る人も多く、そこに少しだけ惹かれました(笑)。しかし案の定、業務内容にあまり魅力を感じることができなかった私は、レバレジーズへの入社を決めて、大学3年生の10月に就活を終えました。
もしインターンに参加していなかったら
もし私がレバレジーズのインターンに参加していなかったら・・・。
きっとインターン中に感じた「あれ、この仕事って何の意味があるんだっけ?」という違和感を、どこかの会社に入社した後1、2年目くらいで感じ始めたのではないかと思います。
そして、いきなり仕事がつまらなく感じてしまう。これだけでも充分怖いですが、私にとっては、もっと怖いことがありました。
それは、その違和感すら感じなくなってしまうことです。社会人になったら、一緒に働いている社員の影響を良い意味でも、悪い意味でも受けてしまうと思ったからです。
入社後は「これ違うんじゃない?」と感じていたものが、いつの間にか自分の中でも当たり前になっている。そんな未来を想像してしまったからこそ、私は今の自分の価値観を信じて、レバレジーズを信じて、迷いなく入社を決意することができたのだと思います。
これを読んでくれているみなさんも、インターンに参加してみたら、私のようにレバレジーズに魅力を感じるかもしれませんし、ちょっと違うなぁと思うかもしれません。
それはどちらでも良いと思います。参加してどう思うかよりも、本気で参加することの方が何よりも大事です。本気で取り組まないことには、見えてこない景色もあります。
なので、レバレジーズが第1志望の人も、そうでない人もとりあえず全力で参加してみてください。もしかしたら、私のように、コロッとレバレジーズに惚れちゃうかもしれませんよ(笑)。