次代を担う若者たちへ。役員3人が今伝えたいメッセージ -Vol.2-
カルチャー
【Summary】
■レバレジーズではストイックに仕事と自己学習に取り組める人材を求めており、責任あるポジションと成長機会を提供することで、社員の成長を促進している。
■経営人材には優れた意思決定能力と高い業務遂行能力が求められ、抜擢基準にはこれらの能力に加え、責任感やコミュニケーション能力も含まれる。
■学生にはスキルアップできる環境、成長性、抜擢機会の有無を基準に会社選びをすることを推奨している。
(ライター:青木)
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岩槻 知秀(IWATSUKI TOMOHIDE)
レバレジーズ株式会社 代表取締役1980年生まれ。大阪府出身。
早稲田大学社会科学部入学後、大学1年時からIT企業にてエンジニアとしてビジネス経験を積む。大学卒業と同時に、2005年にレバレジーズ株式会社を設立し、グループ会社の取締役も兼務。2024年2月には、経済団体「新経済連盟」の幹事に就任。 -
藤本 直也 (NAOYA FUJIMOTO)
レバレジーズ株式会社 執行役員1991年生まれ。 大阪大学工学部卒業後、レバレジーズへ2014年に新卒入社。マーケティング部、新規事業の責任者、レバテックの経営企画を担当後、25歳でレバレジーズ史上最年少の執行役員に就任。その後は人事責任者、経営企画室長などを歴任し、現在はレバレジーズの40以上の事業のマーケティングと新卒採用を統括している。2018年度から2019年度まで、中央大学で新規事業、マーケティングについての非常勤講師を務めた。
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森口 敬 (MORIGUCHI TAKASHI)
レバレジーズ株式会社 執行役員1985年生まれ。 新卒でコンサルティング会社に入社後、レバレジーズへ2011年に中途入社。メディカル事業本部大阪支店の立ち上げを担当し、リーダー・支店長を歴任。レバレジーズメディカルケア株式会社設立を機に執行役員に就任し、全国に拠点展開している事業の統括をおこなう。その後、同社の取締役を経て、2023年7月レバレジーズ執行役員に就任。現在はグループ中途採用と人事戦略、社内制度設計を統括している。
仕事と学びへのストイックな姿勢で未来を切り拓く
Vol.1では、入社後に活躍している社員の例をたくさん挙げていただきましたが、入社後に活躍する学生に特徴はあるのでしょうか?
岩槻
究極の話しにはなりますが、仕事と自己学習にストイックに取り組める人なら、誰でも活躍できると思っています。
各個人が持っている強みや素養はなかなか変えるのは難しい。だからこそ、あとはどれだけ自分で時間を使って仕事と勉強を頑張ることができるかですね。
藤本
たとえば、14時間働く人と8時間働く人で比較します。
前者の場合、最初は14時間かかった仕事が6時間で終わるようになると、残りの8時間で新しい仕事ができるようになる。将来的には1日に2〜3種類の仕事をこなせるようになるのです。でも、後者のように最大値が8時間の場合は、仕事の圧縮にも限界があり勉強の時間も多く取れない。結果的に、新たな挑戦のためのスキルが身に付かず、同じ仕事ばかりになってしまいます。
どちらが早期に活躍し成果を出せるようになるか、言わずもがな分かりますよね。
森口
ここで誤解をしないで欲しいのは、レバレジーズにいる限りプライベートを無視して常に仕事だけに向き合ってほしいという訳では無い、ということです。ライフイベントなどを迎えると、どうしても仕事だけに集中できない時期があると思います。私自身、2人の子どもを持つ親として、そのことは十分に理解しています。
だからこそ、ライフイベントを迎える前に全力で仕事に取り組んでおくことが大事です。ライフキャリアレインボー(※1)にあるようにライフイベントを迎えると、人生における役割が増えます。そうなると、どれだけ頑張って調整しても仕事に割ける時間は少なからず減ることになるため、それまでにどれだけ力を付けられるかがより良いキャリアを歩む上で重要です。
20代で仕事への向き合い方の土台を創り、成功体験を積むことは、その後のキャリアに大きく影響するとレバレジーズでは考えています。
藤本
脳科学的には、脳が学習したり記憶したりするときに起こるシナプス形成が20代中盤頃でピークを迎えるため、20代は学習効率が高い時期と言えます。情報処理能力も20代と50代では倍以上違うという研究結果もあり、同じ経験でも学習効果に大きな差が出ます。
岩槻
20代のうちは、努力の差がすぐには結果に結びつきにくいもの。ただ、この時期の努力の積み重ねが、将来大きな差を生み出すことは間違いないです。経済的な成功だけでなく、あらゆる面でその影響は現れます。
多くの成功者が「20代でついた差は取り返せない」と口を揃えます。私自身も、そう確信しています。
だからこそ、20代は貴重な時間です。仕事に真摯に向き合い、学び、経験を積むことで、未来の自分の可能性を拡げて欲しいです。
※1 教育学者ドナルド・E・スーパーが1950年代に提唱したキャリア理論で、生涯にわたって変化する個人の複数のライフロール(生活役割)が、時間軸と共にどのように重なり合い、その割合を変えていくかを虹のアーチ状の図で視覚的に表現したもの。
レバレジーズで経営を担うために、求められる力とは
これから入社する学生には、経営を担う人材になることを期待しているというお話がありました。レバレジーズで経営を任せてもらえるようになるには、どのような力が求められるのでしょうか?
藤本
マネジメントの仕事は、突き詰めると「意思決定」と「品質管理」の2つだと考えています。したがって、経営を担うために必要なのは「より良い意思決定をする力」と「担当業務のクオリティを競合他社以上に高める力」です。
「より良い意思決定をする力」と「担当業務のクオリティを競合他社以上に高める力」を身につけるためには、どうしたら良いのでしょうか?
藤本
「担当業務のクオリティを高める力」は、現場経験と企画力の積み重ねによって育成できます。一方で「より良い意思決定をする力」は、経験に加え、状況判断力や決断力といった能力が不可欠です。これらは、責任あるポジションで実際に判断を下すことでこそ磨かれるものだと考えています。
だからこそ「この業務をこなせば新たなチャレンジができる」というような階段式ではなく、「ポジションが人を育てる」という考え方の方がしっくりきます。若くても責任ある立場として意思決定を繰り返し、失敗から学んでいく。そうして初めて、本当の意味で「仕事ができる人」になるんじゃないかな。ということは、若手から抜擢して責任ある仕事を経験してもらう以外に育成方法ってないと思うんです。皆さんどう思いますか?
森口
意思決定の回数って、本当に大事ですよね。僕も心底そう思います。レバレジーズのいいところは、責任ある立場へ早期にチャレンジし、意思決定に関わる機会が多いことだと思いますが、ポジションに就くことだけがすべてではないとも思っていて。実は、ポジションがなくとも、意思決定の経験を積める場所は沢山あります。
たとえば、今の取材だってそうです。役員3人全員に取材した方がいいと提案するのも、立派な意思決定ですよね。メンバーであっても、このような提案ができる。こういう機会って、実はたくさん転がっているんです。
藤本さんも実際に、年次・年齢に関係なく、意思決定に関わっていましたよね?
藤本
はい。実際に僕も、インターン時代から意思決定の機会を多く与えてもらいトライ&エラーを繰り返すことで成長できた実感があります。
新卒の人たちにも言ってるのですが、自分が正しいと思ったことをまずやってみる。やってみてから、成果が出たかどうか判断すればいい。結果的に、成果が出なくても全然OKなんです。大事なのはトライ&エラーを繰り返して「成功するために次はどうするか?」の戦略精度を向上させる、ということだけだと僕は考えています。
岩槻さんが経営を任せたいと考える、抜擢基準を伺いたいです。たとえば、藤本さんは25歳でレバレジーズ史上初の執行役員に就任しましたが、抜擢の理由は何だったのでしょうか?
岩槻
藤本さんには、レバテックの新規メディアteratailの立ち上げを新卒1年目で任せ、結果的にエンジニアであれば誰もが知っている媒体にまで成長させてくれました。この大きな成果を見て、執行役員に抜擢したら事業も本人もさらに伸びそうだと考えました。
シンプルなんですが、目の前の課題にとにかく泥臭く一生懸命向き合って頑張っていて、誰よりも目標を高く持ちがむしゃらに努力できるところが、いいなと思いました。
森口さんを執行役員に抜擢した理由を教えてください。
岩槻
森口さんは、まとめ役がすごく上手なんです。誰からも嫌われず、うまく事を運べる才能がある。だから、部長以上のレイヤー層に関わる、僕が担当していた人事系の業務を任せたいと思いました。
ここまで周りから信頼されるのは、これまでの積み重ねが大きいと思います。過去の努力が着実に実績に結びつき、周りのメンバーもそれを認めている。「森口さんが言うなら」と、まとまりやすい雰囲気があるというか。きっと森口さんなら、メンバーをまとめて、組織をいい方向に持っていってくれるだろうと信頼できるところが、抜擢理由です。
藤本さんと森口さんの執行役員への抜擢理由は、それぞれ異なるのですね。抜擢の決め手となる素養の見極めには、どのような基準がありますか?
岩槻
うまく言葉で表現するのが難しいですが、会話のなかで概念的思考力や論理的思考力があるか見極めています。今までの森口さんや藤本さんとのやり取りでも分かったと思うんですが、しっかり伝えたいポイントを絞って、分かりやすく話せる人は「おっ、いいね!」と思います。正直、話してみるとだいたい分かります。
「情熱・知性」の判断は、話し方やその人のスタンス、 顔つきに出るじゃないですか。そういうものを総合的に見て、なんとなくですが感じるところはありますね。
藤本
経営やマネジメント人材となると、話し方で判断できる部分がかなり大きいと思います。
人を動かすにはコミュニケーション能力が必須です。話し方を聞けばその人がどれくらい情報を整理して持っているかや、相手に分かりやすく伝える力があるか、というものが見えてきます。
レバレジーズ役員陣から贈る、学生へのメッセージ
最後に、就活中の学生さんに向けて、メッセージを願いします。
森口
レバレジーズに興味を持ってくれているということは、何かしら働くことに前向きな方なんだろうなと想像しています。
そんな学生の皆さんには、自分が一番チャレンジできる場所、一番ワクワクする場所を選んでほしいです。それが結果的に、自分自身の成長にも繋がり、ひいては社会全体が良くなることに繋がると思うんです。「自分で限界を決めずにやれそうだ」と思える会社を選べばきっと良いキャリアになると思います。
藤本
僕は「20代で胸を張って仕事がしたい」「20代が終わったときに誇れるような仕事をしたい」と思うなら、是非レバレジーズに来てほしいです。
レバレジーズは、目標も高いし、仕事も大変だし、組織も急成長中です。毎日さまざまな問題が起こりますが、本気で仕事に取り組みたい人にとってはすごく面白い環境です。20代でガッツリ働いて成果を残したい人は、ぜひレバレジーズに来てください!
岩槻
僕はいつも言っているんですが、会社選びで大事なのは「企業の安定」ではなく「自分のスキルの安定」を叶えられることだと思うんです。だから、スキルを高められる環境を与えてくれそうな会社に行くべき。具体的に言うと「若手を抜擢する文化があるか」「会社に投資に必要なキャッシュがあるか」「会社が成長していて、どれくらいポジションができていきそうか」という視点で会社を見てほしいです。レバレジーズは、その全てを兼ね備えていますし、特に強い会社だという自負があります。今は特に管理職以上のポジションへの抜擢チャンスがたくさん転がっているので、若いうちから活躍してキャリアアップしたい人は、ぜひ来てください!
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