ライフステージが変わっても自己成長を加速させていく

企画女性のキャリア中途

ひと

2012年に入社以来、営業・新規事業立ち上げ・マネジメントを経験し産休育休を取得した木村さん。もっと仕事がしたくて早期現場復職をした彼女は現在新しい部署で職能を広げ続けている。育児と仕事の両立をしながらも「まだまだやれることがある」と語る彼女に迫りました。(聞き手:藤田)

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Profile
  • 木村 (Kimura)
    人事部人材開発室

    2012年に中途入社。ヒューマンキャピタル事業部にて若年者層のキャリアコンサルタントと法人営業を担当。のちにアパレル業界の人材紹介事業の立ち上げに従事。出産を機に産休育休を取得し、1年で現場復帰。管理チームのリーダーとして事業部の教育研修を担当した後、人事部人材開発室に異動。現在はグループ全体の組織開発業務に携っている。

業界を絞らず挑戦できる環境と、レバレジーズに感じたフィーリング

ウェディングプランナーからベンチャー企業へ入社のきっかけを教えてください。

 新卒でブライダル企業へ入社しました。入社後は京都の結婚式場でウェディングプランナー業務を2年経験しました。お皿運びやバックヤードの管理、新郎新婦の誘導から始まり、ウェディングプランナーとして結婚式の企画を担当していました。2年勤務した後、別の業界でも幅広いことにチャレンジしたいと思って転職し、レバレジーズに入社しました。

 

 入社の決め手は、人事の方や代表と会ったときに「自分とフィーリングが合っているな」と単純に感じられたこと。既存事業の売上が上がっている分、新規事業をやっていることで、これから業界を限らずいろんなことに挑戦できる環境があるのだろうなと思えたことも大きかったです。

 

入社後のキャリアと現在の仕事内容について教えてください

 レバレジーズに入社してから丸6年間、ヒューマンキャピタル事業部に所属しています。ヒューマンキャピタル事業部は大きく3軸の事業があります。1つ目は「ハタラクティブ」という若年層向けの就職支援サービス、2つ目は「FASSIONE」というアパレル業界に特化した就職支援サービス。3つ目は「career ticket」という新卒向けの就職支援サービスです。

 

 自身の入社後のキャリアとしては、「ハタラクティブ」のキャリアコンサルタントと法人担当を経験してから、当時はまだなかった「FASSIONE」の立ち上げに携わりました。立ち上げから3年経ったタイミングで結婚をして、妊娠したので育休産休に入りました。1年後に復帰するとき、組織編成の時期と重なって、管理チームで復職することになりました。現在は管理チームで企画職として支店立ち上げ関連業務や、教育研修の設計・運営をメインで担当しています。

 

 

目の前の課題に向き合い続けた結果、自身の視野や職域が広がった

入社後に着々と職能が広がっていったのですね。転職時に今のキャリアを描いていましたか?

 転職時にこのキャリアは想像できませんでした。色々やりたいなとは思っていましたが、自分ができることを増やしていくとか、ミッションをクリアしていくことが優先だと思っていたので、長期的なところは正直あまり考えてなかったですね。 育休から復帰したときは、契約書・請求書周りの仕事などの割とバックオフィス寄りの業務内容だったんですけど、事業部を良くしようと自分で改善策を出したり、自身を成長させようとどんどん目の前の仕事を引き受けていった結果、現在は企画職として働いています。目の前のことをやり続けていたら職能が広がっていたような感覚でした。

 

事業部の中で、ご自身の役割は何だと感じていますか?

 事業部では私が一番社歴が長く、年齢も上の方なので、経験値や業務のノウハウを積極的に共有しなきゃいけないなと思っています。事業戦略上も「人の成長」に対して投資をしていく必要があるんですよね。ただ、営業職やリーダーが営業しながらメンバーを育成することってなかなか難しいじゃないですか。そこを私が教育の仕組みを作ってフォローしていくことが使命だと感じています。やっぱり「求職者のために、企業のために、組織のために」と頑張ってるメンバーが多いので、そういう人を見ていると頑張ってる人のサポートがしたいなと、すごく思えるんです。

 

教育の重要さや、意義についてどう考えていますか?

 会社が成長すると、事業部のメンバー数も増えてくるわけで、今のフェーズでの教育ってすごく意義があると思っています。ただ昔の私は、教育というものに全然興味がなかったんですよね。手の空いている人がリアルタイムで教えるだけの教育って、限界があるじゃないですか。やっぱりちゃんと「事業部としてこういう風に成長していって欲しい」というメッセージを事業部として伝えること、そこにできるだけ近づくためのサポートを私たちがしていかないといけないなと腹落ちしたときに、教育や研修の重要さを再確認できたんです。

 

 自分が設計した研修内容を受講したメンバーが、現場に出て業績目標を達成したことを聞いたりするとすごく嬉しいですね。直近の新卒研修でも誰も逃げずに最後までやりきってくれましたし、うちの新卒ってやっぱりエネルギーがあるなと思いました。こういう経験が、教育に今まで興味がなかった私に「教育っていいな」って思わせてくれたんですよね。そういう意味で私も学ばせてもらっています。

 

 

時間の制約も、パワーに換えていく

産休育休から復帰されて考え方の変化はありましたか?

 子育てと仕事を並行すると、時間的な制約ができるんですよね。今までは間に合わなかった仕事に時間を割くことでフォローできたんですが、限られた時間の中でパフォーマンスいかに出していくかをすごく意識するようになりました。負けず嫌いなので「いいよね、時短勤務は」って言われたくないんですよね(笑)。仕事のアウトプットに関しては誰にも文句を言われない「質とスピード」で出そうと心に決めて復帰後は特に取り組んでいました。なのでパフォーマンスは逆に、育休前より上がったかなと思っています。

 

 あとは、子供が生まれたことで他人に対して優しくなれたかなと思います。子供に接しているからなのか、人に対して許容ができるようになったというか、そんな感覚があって子供の存在は、仕事をする上でも私にとってすごくプラスになってるなと思います。

 

産休・育休時は仕事のことを考えていましたか?

 割と考えてたかもしれないです。復帰して、私がやることあるのかな?という不安はありました。でも育休中は考えても仕方ないので育児に集中していましたが、最後の方は早く仕事に復帰したいなと思っていたので、1年ぴったりで復帰しましたね。しかし、一年も経つと事業部の規模も変わり、環境も大きく変化していました。戸惑いもゼロではなかったですが「ベンチャー企業は常に変化していく会社だし」と考えるようにして馴染んでいきました。

 

育児と仕事の両立のコツはありますか?

 諦めるところはすっぱり諦めることですね。母であり妻なので、たとえば夕飯とか丁寧に作りたいなと思うんです。とは言え、子供を早く寝かせなきゃいけない状況もあるので、今は夕飯を丁寧に作る時間を諦めたりする日も作っています。なにもかも完璧は無理だと割り切って、あんまりストレス抱え込まないように家事には取り組んでます。あとは旦那さんの協力を仰いで、一緒に育児をすることですかね。朝の保育園への送りは基本旦那さんがしてくれて、迎えは私が行く形で分担しています。お風呂を入れたり、寝かしつけは交代で協力してますね。

 

 

パワーの源と、これからやりたいことを教えてください

 パワーの源はもちろん子供の存在もあるんですけど、子供が100%かと言われるとそういうわけじゃないんですよね。やっぱり「事業部の役に立ちたい」という思いがすごくあります。私の経験値やノウハウ共有に期待してもらっているのであれば、やっぱり私が先陣を切るつもりで事業部を支えないといけないと思いますし、ちゃんと自分ができることを全てやりきらなきゃ、とすごく感じますね。私が今までやってきた経験やスキルを、誰かのために活かせるのであれば、仕事内容は何でも良いかなと思ってます。

 

 今後の短期的な目標は、事業部の中で「研修のベース」をしっかり1年を通して作って、次世代にも使っていけるノウハウをしっかりと提供していきたいです。将来的には、自事業部に留まらず、全社的に視点を広げて仕事をしていきたいです。そのためにはもっと経営知識とか会計知識とか、より専門性を身に付けて今から準備していかなきゃいけないなと感じています。

 

 チームとしては、ちゃんと後任者を育てていけたら素敵だなと思います。変な意味ではなくて、チームのみんなに「私たちに任してください、木村さんいなくても大丈夫です」って言われたいです(笑)。そうなったら、私が社内で貢献できることを見つけて新しいことに時間を割いてもっと進化していきたいです。

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