「平均的にこなす自分」が全社総会でノミネートされるまで

営業リーダーマネジメント表彰新卒レバテック

ひと

2018年4月に行われたレバレジーズグループ全社総会で、ベストセールスにノミネートされた瀬戸さん。ムードメーカーでメンバー育成にも定評があり、大阪支店を引っ張っている彼にあれこれを聞きました。(聞き手:藤田)

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  • 瀬戸 (Seto)
    レバテック株式会社 ITリクルーティング事業部 大阪支店

    2016年新卒入社。入社後メディカル事業部に所属し、その後レバテック株式会社大阪支店に異動。現在はレバテックで法人営業・求職者担当の両面を担当し、2018年4月のレバレジーズ全社総会にてベストセールスにノミネート。趣味は、革靴や革小物を育てていくこと。

当たり前のことを徹底的にやる、大阪支店の大黒柱。教員を目指していた自分が、市場価値を高める意義と出会う

就職活動と、入社の決め手を教えてください。

もともと、社会科の先生になるために大学へ入学し、文学部の世界史専修を選びました。そこで教員免許も取得したのですが「このまま先生になっても、社会の勉強しか教えられないかもしれない」と思ったんです。社会の勉強を教えるのに、僕が社会に出たことがない。自身の市場価値を上げる方が先だと考え、一度社会に出て働くことを決意しました。

 

もともと教員を目指していたこともあって、教育や若年層向けの支援にも興味がありました。レバレジーズはスピード感があるし、教育やキャリア支援を含めた色んな事業をやっていたことも魅力でしたね。面接で僕が「キャリア教育をしていきたい」と伝えたときに、面接で会ったレバレジーズの社員全員が「いいね、それ私もやりたいと思ってる」と言ってくれたので、ベクトルが同じ人がいることを確認できて安心できました。

入社直後と現在の心境の変化はありましたか?

はい、ありました。一年目は本当に平凡な新卒だったと思います。ですが、2年目のリーダー昇格をキッカケに、仕事を「こなす」から「創り出す」という意識に変わりました。

 

入社1年目は、与えられた課題をこなすことにとにかく必死でした。レバテック大阪支店を立ち上げて半年程度たってから現チームに異動し、最初は右も左もわからない状況でした。そこから徐々に仕事を覚えていきやっと形になってきた!と思ったら、その後にエース社員が他のチームにリーダーとして抜擢されたり、学生インターンとして働いてくれていたメンバーが卒業したりと、6人いたチームが半年で半数になりました。そこで自分がやらなければならないという意識が芽生え始めたと思います。2年目になり、リーダーとして自分のチームを持ってからは、自分以外にも目を向けて組織の課題解決に意識を向けるようになりました。新卒やインターンの教育、複数の企業を巻き込んだ面談会等の新規施策の立案など、今までは営業のみの担当でしたが、色々とチャレンジしましたね。そうすると、個人だけでなくチームで成果が出せるようになっていったんです。自分の職域が広がることを再認識し、自分に足りない部分にも気づくことができたんです。そのとき一番最初にした行動は、本を読むこと。先人が成功しているフレームワークから学ぼうと、リーダー系の本を改めて読み漁りました。

圧倒的な成果を出せない自分に悩んだ

自身の特性について、苦戦したところがあれば教えてください。

仕事においても平均値しか出せなかったことです。僕、昔からスポーツにしても勉強にしても、そのカテゴリーの平均数値を出すのはすごく得意でした。でも、それ以上がないことが悩みでした。仕事においても、何かの才能が突き抜けていたり、圧倒的に秀でたポイントがないと評価されないんだろうな、という考えを持ちながら1年目はすごく悩んでいたんです。実際に同じ大阪支店で働いていた同期は、課題発見力と行動力に秀でており、事業部全体を巻き込んだ施策のPMを行い、同期の中で最速で支店長になっていたので、平均的な自分には強みをつける他ないんだろうなと思っていました。

 

でも、2年目になったときに上長の異動が決定的となり、自身が大阪での営業経験が長かったことが背景でリーダーに抜擢していただきました。その時ですね、自分の中で考え方や意識が大きく変わったのは。

2年目でリーダーに抜擢後、意識して取り組んだことはありますか。

マネジメント・教育面では、より成長速度を速めるために、フィードバック時に答えを言うのではなくて、一緒に解をみつけるようなフィードバックを行いました。営業数字の面では、単月だけではなく、中長期的に達成し続けるには?という意識も持つようになりました。事象にしての視座が上がり、責任感を持つことで、個人・チームの課題特定と対策を継続的に履行できるようになりました。悩むことも多くありましたが、チームメンバーや上司の期待に応えてチームで成果を出すことがモチベーションになっていたので、ずっと頑張り続けられました。この頃も今もそうですが、本当に自分がいい方向へ成長していく実感があって、その過程は当時も今も好きです。

 

平均値が多い僕ですが、上司にすごく褒められたところがあります。それはプレッシャーに強く我慢強いこと。自分では意識していなかったですが「他の人が辛い・しんどい」と思うこともあまり苦に無く取り組める。その強みを活かして、「皆が苦手な部分、皆が嫌いな部分」を僕が補うことを意識しています。チームメンバー一人ひとりの強みを活かして戦い、その合間の弱みは僕が補うことで強いチームができると考えています。そのためにはチームメンバーとの日々のコミュニケーションがかかせませんし、人が苦手なことをやるので常に自分自身もできることを増やし続ける努力が必要だと思っています。でも、これからも皆が苦手なところは僕が補うので、チームメンバーには思う存分戦って欲しいと思ってます。目立たなくてもいい、ただ「いなかったら困る」そんなゼネラリストなリーダーになって引っ張って行けたら最高ですね。

2017年下半期のベストセールスでノミネートされたそうですね。どのような点を意識していましたか。

2017年の下半期は、後輩メンバーの教育を行って営業マンとして独り立ちさせること、それと並行して自身の営業目標を絶対に達成することを目標にしていました。

 

目標が高いと、どうしても「今までに無い、特別なことをやらねば!」という気持ちになる人が多いと思います。僕は特別なことは必要ないと思っていて、当たり前のことを徹底的に行うことが大事だと思っています。これは大阪支店の先輩リーダーが常に口にしていて僕も大事にしている「凡事徹底」という言葉からもきています。目標を達成するために真新しい方法を取り入れるよりも、会社で積み上がっているナレッジに従ってまずは徹底的にやってみる。やっている本人は徹底して行っているつもりでも、端からから見ると行われていないことが多いんですよね。基礎的なことでも、徹底的に行うためにはどうやればよいかを常に後輩メンバーと一緒に考えるようにしていました。そういった地道なフォローを行った結果、彼はキャリアアドバイザーとして独り立ちし、僕自身も営業目標を200%の達成率で達成でき、事業部に貢献できたと感じています。

チャンスは転がっている。積極的に獲得していきたい

仕事をする上で、意識していることはありますか。

自分からチャンスを獲りにいくことです。この原体験は、自分が1年目の時の経験が大きいです。直属上司の異動や組織編成の時期が重なり、チーム編成が変わったこと。ただこの逆境は大きなチャンスだと感じるようにしていました。この状況変化がキッカケとなり、それまでは自分にしか向いていなかったベクトルを、外に向けるように意識が変わりました。

 

上司の代わりにメンバーの責任を持てるように意識し、業務外の仕事も巻き取っていくと次第に別の業務を任せてもらえるようになりました。次々にぶつかる課題を1つずつ解決していくとその分チャンスとして返ってくるんだなと実感しました。

 

また実は昨年、全社総会のコンテンツで「L-1」という漫才大会が実施されたんです。出場の話をいただいた時、最初はすごく迷いましたが、これもチャンスだと捉えて出場することにしました。関西出身だったくらいで、もともと漫才をしたこともなかったんですが、上司と一緒に出場することが決まり、ネタづくりに2ヶ月かかりました(笑)。当日は750名の社員の前でスポットライトを浴びて漫才をしました。終わった後、社内での反響がすごくて、入社2年目で、かつ地方支店で、平凡で、なかなか社内で認知されていなかった僕が、社内で「こいつは何者なんだ?」と話題にしてもらえたんです。そこから事業部を超えて、支店の壁を超えて声をかけてもらうことが格段に増えました。社内で情報交換をしてノウハウを勉強する機会が増えたという実利的な部分ももちろんですが、社内認知が高まったことで次は営業成績で名を知らしめたいという思いが芽生え、そういった精神的な部分も追い風になってモチベーションを高く保つことができましたし、結果的に成果につながることになりました。

2017年のL-1グランプリにて (右はレバレジーズ年間MVPの高橋

これからの展望を教えてください。

自身の特性ステータスをすべて高い水準に持っていき、特性ステータスの五角形を綺麗に整えたいと思っています。「あいつに頼めばだいたいなんとかしてくれる」そんなことを周囲から言ってもらえるビジネスマンになりたいです。また、レバレジーズに入って「誰にでもチャンスはある」ことを身をもって実感しています。しかしながらチャンスはあってもじっとしていては回ってこない。ミドルベンチャーの規模で、僕の存在を社内で知ってもらえたのも、L-1漫才に出たからだなと思っています(笑)。どこにチャンスが転がってるかわからない。それはもちろん仕事の領域でも全く同じですね。これからも自分にできることは積極的にどんなジャンルでも挑戦していきたいです。

 

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