非連続な成長を生み出す。経営の中枢「経営企画室」の全貌に迫る
事業 / サービス
【Summary】
■年商1兆円実現に向け、M&Aや新規事業開発による非連続的成長、経営管理基盤の強化、グローバル展開の加速を推進。経営企画室は会社の成長エンジンとして機能している。
■魅力は、全社の経営戦略策定、新規事業開発、M&A、経営管理を担えること。約50の事業、多様なサービス、さまざまな組織規模を持つレバレジーズの成長をリードできること。
■特徴は、幅広い責任範囲と当事者意識、急成長企業ならではのスピード感、経営層との直接的なやり取りが多いこと。
(ライター:青江)
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CHO JUNHYUK(チョ ズンヒョク)
経営企画室 室長2024年中途入社。外資系・日系コンサルファームにて中期経営計画策定、ビジネスデューデリジェンス、CVC設立、管理会計高度化など戦略・ファイナンスに関わるプロジェクトを多数推進。
その後、事業会社でプレーヤーとして経営の上流から下流までを一気通貫で実行したいと考え、レバレジーズへ転職。現在は、経営企画室長として全社戦略策定・経営管理・新規事業・M&Aなど、全社横断的なプロジェクトを統括している。趣味は、犬と散歩。
経営企画室の役割とその重要性
経営企画室は、「あらゆる変革を創り出し、レバレジーズの成長をリードする」というミッションのもと、レバレジーズをより価値ある企業へと変革をおこなうためにできることをすべておこなう組織です。全社横断で業務をおこなっていて、具体的には以下の4つの主要な役割を担っています。
1.全社の経営戦略策定
2.経営管理
3.M&A
4.新規事業開発
これらの役割は、「攻め」と「守り」の両面から会社の成長を支えています。
経営戦略策定では、中長期的な視点で取り組むべき社会課題から逆算し、外部環境、内部環境分析を踏まえた戦略ストーリーを作成しています。この過程で、各事業部との協力関係を築き、全社一丸となって同じ方向を目指すための戦略ストーリーをつくっているのです。
さらに、策定された全社方針に基づいて、限りある経営資源の最適な配分をおこないます。これにより、重点分野への選択と集中を実現し、会社全体の成長と各事業の競争力強化を同時に追求しています。この戦略的な資源配分により、短期的な業績向上だけでなく、中長期的な企業価値の最大化を目指しています。
このような戦略に基づき、レバレジーズは既存事業の強化だけでなく、新規事業開発やM&Aなどの手法も積極的に活用し、持続的な成長と社会課題の解決を同時に追求しています。
新規事業開発においては、トップダウンとボトムアップの両方のアプローチを採用し、解決したい課題に基づいて新規事業の検証と立ち上げをサポートしています。 経営企画室は、新規事業のアイデア段階から関与し、市場調査、事業計画の策定だけでなく立ち上げ実務、立ち上げ後の伴走、そしてモニタリングまでおこなっています。
M&Aでは、1兆円企業を目指すレバレジーズの成長戦略の一環として、非連続的な成長を実現するための重要な役割を果たしています。単なる規模拡大だけでなく、レバレジーズのアセットでは取れない領域の獲得や、成長のスピードアップを目的としています。
※M&Aのプロセスは主に以下の3段階で構成されています。
ソーシング:案件の発掘段階。能動的なアプローチと受動的なアプローチの両方を活用。
エグゼキューション:交渉と精査の段階。契約交渉や買収監査をおこなう。
PMI(Post Merger Integration):買収後の統合段階。シナジーを創出するための基盤統合をおこなう。
経営管理では、予算制度の向上やデータ分析基盤の整備、投資と撤退の基準作成など、1兆円企業に向けた基盤整備を推進しています。
具体的には以下のような取り組みをおこなっています。
1.予算管理の高度化:より精緻な予算計画と管理体制の構築
2.データ分析基盤の整備:高度な経営判断を支援するためのデータ基盤の構築
3.投資・撤退基準の策定:効果的な資源配分を実現するための明確な基準の設定
4.間接部門の業務改善:バックオフィス機能の効率化と高度化
経営企画室のプロフェッショナル
レバレジーズの経営企画室は、多様なバックグラウンドを持つメンバーで構成されています。現在、経営企画室には5名のメンバーが在籍しており、新卒入社組と中途入社組がほぼ半々の割合で構成されています。
この多様性は、経営企画室の強みの1つとなっています。さまざまな経験や視点を持つメンバーが協力することで、より創造的で効果的な解決策を生み出すことができます。
メンバーの声
山田(新卒入社)
もともとセールス職で入社しましたが、より会社の経営に近い部分に携わりたいという想いを叶えるために、社内公募を使い異動しました。
現在は、全社戦略の策定に関わっています。事業部での経験を活かし、現場の実情を踏まえた実践的な戦略立案ができることが強みです。特に、各事業部の課題やニーズを深く理解したうえで、全社的な視点から最適な戦略を提案できることにやりがいを感じています。また、社内の人脈を活かして、各部門との調整や情報収集がスムーズにおこなうことができるのも大きなメリットだと実感しています。
前田(中途入社)
私は新卒でブティック系のコンサルファームに入社後、システム開発における上流(要求整理、要件定義)から下流(開発、テスト)までを幅広く経験しました。その後、互いに高め合える組織環境やエンドユーザーから直接的なフィードバックをすぐに受けられる環境に惹かれ、レバレジーズへ転職しました。
セールス職を経て経営企画室に異動。現在は、戦略的なM&A施策を担当しています。セールス時代に培った交渉力や、企業の本質を見抜く目が、M&A業務で大いに役立っています。特に、買収候補企業の価値評価や、シナジー効果の分析において、顧客視点と経営視点の両方から検討できることが強みになっています。
最近では、レバテックによるATLIKEのM&Aプロジェクトを担当し、案件の発掘から交渉、PMIまでの一連のプロセスをリードしました。外部の知見を活かしながら、社内の各部門と連携してプロジェクトを推進できたことは、非常に貴重な経験となりました。
レバレジーズの経営企画室の特徴と魅力
経営企画室が、正式に組織として始動したのは2017年。そこから、レバレジーズの急成長を支えるべく、新規事業立案や経営管理など幅広い施策を推進してきました。その過程のなかで、経営企画室の特徴や魅力が生まれてきたのです。
■特徴
・業務を一気通貫して担当できる
大手企業やコンサルファームとの大きな違いの一つとして、少数精鋭で業務を遂行しています。これにより、担当業務を一気通貫して担当することが可能となり、幅広いスキルや知識を早期に獲得できる環境があります。
一般的に、コンサルファームでは、プロジェクト単位でクライアント支援をおこなうことが主流であり、一方で大手企業では「◯◯担当」というように業務が細分化されていることが多々あります。これに対し、レバレジーズの経営企画は、調査から実行まで一気通貫して担当することができます。この体制により、全体像を把握しながら効果的な意思決定が可能となり、各段階での学びを即座に次のステップに活かすことができます。
結果として、幅広いスキルや知識を早期に獲得でき、経営管理のプロフェッショナルとして急成長する機会が得られます。
・急成長企業ならではのスピード感
独立資本経営であることに加え、経営メンバーとの距離も近いため、スピード感を持って施策を進めることができます。例えば、M&Aの場合、通常の会社であれば投資家への説明や取締役会の承認など、かなりの時間を要するプロセスがあります。しかし、レバレジーズでは意思決定権を持つ代表の岩槻の許可があれば、迅速に進めることが可能です。
・経営層との直接的なやり取りの多さ
若手でも経営層と直接コミュニケーションを取る機会が多く、全社的な視点で仕事ができます 。経営企画室のメンバーは、日々の業務のなかで経営層と密接に連携し、経営の意思決定プロセスに直接関与する機会が豊富にあります。
・キャリアの拡がり
経営企画室での経験を活かし、新規事業の立ち上げや買収先企業の役員など、さまざまなキャリアパスがあります。そのため、自立的なキャリア形成が可能となっています。
■魅力
・豊富な成長機会
急成長を続けるレバレジーズの経営企画室の一員として、スピード感を持って施策を実行することが求められるため、他社とは比較にならないほどの成長機会を得ることができます。そのため、早期から経営企画に関する知識やスキルを身につけることが可能です。
・全社規模の影響度
経営企画室の仕事は会社全体に直接的な影響を与えます。レバレジーズが急成長フェーズにあることから、経営企画室の果たす役割はきわめて重要です。メンバーが自ら提案した施策が採用され実行されることも珍しくありません。このように、経営に直接的なインパクトを与えられることも魅力の1つです。
・全社戦略策定への参加
現在、中長期目標である1兆円企業への成長に向けて、全社戦略を策定中です。これまでは、事業部毎に戦略策定〜実行までを担っていましたが、今後はそれらに加えて全社戦略を策定し、より戦略的に目標達成に向けて複数の施策を実行していきます。経営企画室としては、この全社戦略の策定に携わることができます。
・全社レベルでの予実管理スキル向上
レバレジーズでは、アメーバ経営に近い形を採用しているため、50以上のPL(損益計算書)が存在しています。この細かい粒度での管理により、各事業や部門の収益性を詳細に把握し、迅速な意思決定が可能となっています。そのため、PLを通してさまざまなビジネスモデルを学ぶことができることに加え、全社利益向上のために事業部と伴走しながら、経営改善に取り組むことができます。
・経営視点の養成
年齢や役職を問わず、経営層を中心に事業責任者レイヤーとコミュニケーションを取ることが大半です。経営層と対等に議論するには、社内状況の正確な把握だけでなく、経営視点での幅広い情報収集や分析力が必要不可欠です。このような環境下で日々業務をおこなうことで、自然と経営視点を身につけることができ、将来的な経営人材としての成長につながります。
・心理的安全性の高さ
コミュニケーションを重視する文化があり、社員同士の距離が近いため、必要な情報や助言をすぐに得られる環境が整っています。また、会社自体を好きな人が多く、部署を超えて協力的な社員が多いことも大きな特徴です。困ったときに助け合える文化が根付いているため、新しいチャレンジや困難な課題に直面しても、チームで乗り越えていく雰囲気があります。
さらに、各部門に優秀で頼れる人材が多数在籍しており、専門的な知識やスキルを持つ同僚からサポートを受けやすい環境です。これにより、個人の成長が促進されるとともに、組織全体の問題解決能力も高められています。
経営企画室が取り組んだプロジェクト
レバレジーズをさらなる成長へと導くために、日々奮闘している経営企画室。大小さまざまなプロジェクトを並行して進め、トライ・アンド・エラーを繰り返しながら勝ち筋を見極めていきます。そんな経営企画室が取り組んだプロジェクトの1つに、総務部と協働して進めたオフィス戦略施策があります。
経営企画室では、この他にも多数の重要なプロジェクトや戦略的施策に取り組んでいますが、その多くは機密性が高く、詳細を公開することができません。ここでは、その一部を抜粋してご紹介しています。
オフィス戦略施策
レバレジーズの急成長に伴う人員の急激な増加に対応するため、経営企画室は総務部と協働してオフィス戦略施策プロジェクトを推進しました。このプロジェクトは、オフィスコストの最適化と座席管理の精度向上を主な目的としています。
経営企画室は、コストの適切な運用を目指し、精緻なコスト計算をおこない、適切なオフィス選定や座席配置の実現に取り組みました。
その結果、プロジェクト開始以降、適正な予算運用が実現し、無駄なコストの削減に成功しました。このプロジェクトは、経営企画室が全社的な課題に対して具体的なソリューションを提供し、経営効率の向上に直接貢献した好例といえます。
成長の先にある「次代」を創るために
経営企画室は、レバレジーズが年商1兆円を実現すべく、非連続的な成長を主導し、同時にそれらの事業を支える基盤づくりに注力しています。具体的に3つの取り組みを進めている最中です。
1つ目が、従来からお話させていただいている「攻め」の戦略です。これは、M&Aや新規事業開発など、非連続な成長を実現するためのさまざまな施策を推進するものです。
2つ目は、「守り」の強化です。これは、レバレジーズが永続的に発展するために経営管理の基盤を強化し、大規模な組織運営に耐えうる体制を整えるためのものです。攻守のバランスを取りながら、持続可能な成長を目指しています。
3つ目は、グローバル展開の加速です。日本国内だけでなく、グローバル市場での成長を視野に入れた戦略を立案・実行します。すでに展開が完了しているメキシコやベトナムそしてアメリカに加え、真のグローバル企業を目指すべくさらなる進出を目論んでいます。
そしてさらに、中長期計画である年商1兆円の達成後も、日本を代表する企業を目指して成長を続けていく方針です。経営企画室は、この大きなビジョンの実現に向けて、中長期的な戦略立案と実行を担う重要な役割を果たしていきます。
最後に
レバレジーズの経営企画室は、単なる戦略立案部門ではなく、会社の成長エンジンとして機能する組織です。幅広い業務領域と大きな裁量、成長企業ならではのダイナミックな環境、そして明確なビジョンのもとで働けることが最大の魅力です。
ここでは、組織として安定した基盤が整ったうえで、よりチャレンジングな業務に取り組むことができます。専門知識を持つ社員や蓄積されたナレッジを活用しつつ、スピード感を持って多様なプロジェクトに携わることができるのです。各自の経験や強みを最大限に活かせる環境が整っているため、自己実現と会社への貢献を同時に達成できます。
経営企画室で働くことは、自身のキャリア成長と会社の成長、さらには日本の発展に直接貢献できる、やりがいのある挑戦です。常に変化し続ける環境のなかで新たな価値を創造し続けることが求められますが、それこそが経営企画室の醍醐味であり、メンバー一人ひとりの成長を加速させる原動力となっています。
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