非連続な成長を求めて。コンサルや広告代理店ではなく、メガベンチャーを選んだ理由とは
ひと
誰もが悩むファーストキャリアの選択。選ぶ環境によって環境が大きく変わってくるのも事実です。ですが、経済の先行きが不透明な今の時代「どこの企業に入るか」よりも「なにをするか」がとても大事になってきます。 今回は、コンサルや広告代理店など近年就職人気ランキングでも上位にくるような業界や企業への就職を考えていた内定者3名にインタビュー。就職活動の軸や企業選びの方法などについて詳しくお聞きしました。(ライター:青江)
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小山(Koyama)
2023年度 レバレジーズ内定者カリフォルニア大学デービス校を2023年6月に卒業。 外資コンサルを中心に就職活動をおこなうが、最終的にはレバレジーズへの就職を決める。学生起業団体にて、フェムテック事業の立ち上げに携わる。主に事業の戦略立案などグロース部分を担い、事業拡大に大きく貢献。趣味は、サッカーと週末に友達とお酒を飲むこと。
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加藤(Kato)
2023年度 レバレジーズ内定者慶応大学商学部在学中。コンサルや外資系企業などの選考を受けながら、最終的にはレバレジーズへの入社を決める。複数社のインターンを経験。3年生の秋からスタートしたGoodfindの長期インターンでは、新規事業の立ち上げなどに携わり、戦略設計から実行まで一貫して推進した経験を持つ。趣味は、ゲームと猫と遊ぶこと。
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石坂(Ishizaka)
2023年度 レバレジーズ内定者早稲田大学政治経済学部在学中。コンサルや総合広告代理店などを中心に就職活動をおこなう。コンサルへの内定承諾を決めていたが、最終的にはレバレジーズへの入社を決める。コンベンションサポート企業でメディア運営のインターンを経験し、SEO記事では複数回検索順位1位を獲得した。趣味は、ポケモンと週刊少年ジャンプ。
当初はコンサルや広告代理店を志望
最初に、就職活動を始めた時期と当時見ていた業界について教えてください。
小山
僕は、4年生の1月から本格的に就職活動を始めました。海外の大学に通っていたということもあり、日本の就職活動のスケジュールと比較すると少し遅いかもしれません。
業界は、コンサルを中心に見ていて、なかでも外資コンサルに絞って就職活動を進めていました。外資コンサルを志望していた理由としては、「組織の影響力やサービスの提供範囲の広さ」と「個人に求められる役割の大きさ」に魅力を感じたからです。また、外資コンサルは世界中に幅広いネットワークを持っているということもあり、国内外の多岐にわたる業界がクライアントとして存在しています。
こうしたクライアントに最も近い立場で、戦略の立案から実行まで幅広い課題解決のアプローチが可能だと考えていました。
石坂
僕は、3年生の4月から就職活動を本格的に開始し、夏にはサマーインターン経由の選考を受けました。就職活動の対策をかなり入念におこなった結果、希望している企業から内定をいただいたので、その時点で就職活動を終了しました。
見ていた企業は、戦略コンサルや大手の総合広告代理店を中心に、その他ベンチャーも業界は絞らず幅広く見ていました。
加藤
僕も石坂さんと同じく本格的に就職活動をスタートさせたのは、3年生の4月からです。ただ、2年生の4月から自己分析や業界研究や、面接対策などの軽い準備はしていましたね。
見ていた業界としては、コンサルや外資系企業などを中心に有名企業の選考を受けていました。ただ、これらの企業を志望していたのは「ただただ有名だから」という表面的な思考で受けていました。
どのような軸を持って就職活動を進めていたのでしょうか。
小山
大きく3つの軸で就職活動を進めていました。1つ目は、育成環境の充実度と挑戦できる機会の多さ。2つ目は、クライアントの課題にどれだけ深く関与することができるのか。そして3つ目は、自分が一緒に働きたいと思える人がそこにいるかどうかです。
石坂
僕は「自己成長」「企業の成長性」「市場の規模と拡大性」という3点を軸に就職活動をしていました。そのような軸のなかで就職活動を進めていくなかで当てはまったのが、コンサルと広告代理店でした。
加藤
僕は就職活動の初期と中期以降で軸が大きく変化しています。まず、初期は「成長環境、社風、ネームバリュー」を軸に、そして中期以降は「成長環境、社風、社会貢献」を軸に就職活動をおこないました。大前提、就職活動の初期に持っていた軸にそれほど深い理由を持っていませんでした。というのも、「ネームバリュー」に関しては、「有名企業=イケてる」という理由だけでしたし、その他の「成長環境」や「社風」に関しても、働くことは好きだったのでせっかく働くなら楽しい環境で成長しながら働くことができたらいいなという理由のみでした。
そのような状態で就活をおこなっていたということもあり、レバレジーズの面接で思考の浅さを指摘されてしまいました。それを受けて徹底的に自己分析をおこなったり、さまざまな業界の社会人と話す機会を設け、納得度の高い軸を見つけることに時間を費やしました。その結果、中期以降は「成長環境、社風、社会貢献」を就活の軸にしました。「社会貢献」を軸とした理由として、「自分の過去の経験から、外的要因によりなにかしらの制限を受けている方々を助けたい」というのが大きいですかね。
「環境を言い訳にするな」という言葉も一理ありますが、周囲の環境というものはその人の人生に多大な影響を与える上に、自力での解決が困難な場合が多いのではないかと考えています。そのような環境による不条理に悩む方々を、私が携わる仕事や提供するサービス・プロダクトでサポートできれば良いなと思っているんですよね。
レバレジーズを選んだ理由とは
そうだったのですね。とはいえ、並行してコンサルや広告代理店などの選考も受けていたと思います。最終的に、ベンチャーであるレバレジーズに意思決定した理由を教えてください。
小山
理由は、2点あります。
1点目が、これまでの自分にはない価値観を持っている社員が多く、人として成長できるのではないかと思ったからです。
レバレジーズと出会う前の僕は、「結果を出すためには、他者の利益を軽視しても構わない」というかなり偏った考えを持っていました。いわゆる利己主義というものです。
しかし、レバレジーズと出会い、選考中にさまざまな社員にお会いしていくなかで、とある社員の言葉に衝撃を受けました。それは「仕事ができない人がリーダーやマネージャーになるべきだ」という言葉です。仕事は一人で完結するものではなく、多くの人と協力して成り立っています。リーダーやマネージャーは、チーム全体の成果を出すために、プレーヤーとしての成果よりもチーム全体の成果をいかにしてあげるかを考える必要があるという意味です。これにかなり衝撃を受けたと同時に、将来組織や事業を牽引していく立場になったとき、このような価値観も持っていないと、よりよい組織や事業はつくりだせないと考えを改めるきっかけとなりました。
そして2点目が、自分に不足しているスキルや経験をどこよりも早く身につけることができると思ったからです。これまでは、個の能力を最大化することに注力してきました。そのため、リーダーシップを発揮し組織やチームの成果を最大化させる能力や経験が不足していました。今後、事業を率いる立場となったときには、正解や勝ちパターンがわからないなかでも必死で考え、メンバーと協力しPDCAを早く回す能力が必要となってきます。それらを早期に経験できる環境があったのが、レバレジーズでした。
加藤
僕は、「成長環境、社風、社会貢献性」という就職活動の軸に最も沿っていたからですね。
まず、成長環境に関しては、レバレジーズが急成長を続けているということがとても大きなポイントでした。レバレジーズは、創業以来右肩上がりの成長を続けているということに加えて、新規事業への投資も積極的におこなわれています。そのような環境下では、企業の成長以上に個人の成長も求められますし、そこで結果を出していれば早期から他の企業では得ることのできない経験を積むことができるのではないかなと。なので、成長環境という点では自分が求めているもの以上の環境が整っていると感じました。
次に、社風に関しては、選考中さまざまな社員とお話させていただき、尊敬できる社員が多く一緒に働きたいと思ったというのが大きかったです。どの社員と話してもまさに「良い人」ばかりだったのがとても印象的でしたね。
最後の社会貢献性に関しては、過去の経験から、外的要因によりなにかしらの制限を受けている方々を事業やサービスを通してサポートができればいいなという想いを持っています。そのため、新規事業の立ち上げに積極的かつそこにしっかりと投資してくれる環境を探していました。そうした環境であれば、僕のwillを最短距離で叶えられるのではないかと考えました。また、若手社員が事業責任者として活躍していることも、求めている環境ど真ん中でした。
石坂
僕は、2つの観点から最終的に意思決定をおこないました。
1つ目は、どのような成長過程を歩むことができるのかという点です。
レバレジーズとコンサルでは企業スタンスも大きく異なっていて、得られるスキルや成長曲線の描き方も変わってくると思います。コンサルは他の事業会社と同様に、職位に応じて徐々に上流の仕事に取り組みます。また、コンサルタントのスペシャリストとして教育のプログラムが用意されていることも多いです。なので、仕事の過程ではコンサルタントとして必要なことについて学びながら、綺麗な成長曲線を描くんだろうなと思ったんです。
レバレジーズはその逆で、個々人の実力よりも少しストレッチした仕事を任せてもらえます。加えて、事業開発のノウハウも自社内に蓄積しているので、事業づくりの最前線に立ちながら非連続な成長が可能になると思いました。
2つ目は、自分の仕事が社会全体の利益に繋がる方が、納得感を持って働けるという点です。コンサルタントはクライアントワークであり、クライアントの利益が最優先です。それに対して、レバレジーズは社会課題を解決する事業を多く展開しています。両者を比較したとき、自分の働きが社会に還元されるレバレジーズの方が、納得感を持って働けると考えました。このような点も就職先を選ぶ際に、とても重要だったのは間違いないですね。
ただ、実のことを言うと、初めはコンサルにいくことをほぼ決めていました。というのも、1社目にコンサルを経験したのちに、ベンチャーでもいいかなと考えていたからです。
背景としては、コンサルタントとして成長しながら、高い報酬も手に入れられる環境が1社目として理想的だと考えていたことです。また、最初の方にお話した就職活動の軸にもぴったりと当てはまっていました。
しかし、これは心から納得して意思決定をしたわけではなかったんですよね。というのも、「どこで成長するか」ということを重視し、「なにをしたいか」ということに目を向けられていなかったからです。そんななか、レバレジーズの社員面談で、1社目を決めるときは「どこに入社するかよりも、なにができるかを重視したほうがいい」と同じアドバイスをいただいて、改めて考え直すことにしました。
そこで、世の中に転がっている社会課題の解決をおこない日本の成長を支え、自分自身も成長できるような企業で頑張りたいと思い、レバレジーズに入社することを決めました。
見据える未来とは
最後に、入社後したいことや今後のキャリアの歩み方について教えてください。
小山
最終的には事業やサービスを創ることができる人材になりたいと考えています。そのためにまずは、現在内定者インターンとして携わっている新規事業で個人と組織視点でそれぞれ掲げている目標を達成していきたいと考えています。
まず個人については、携わっている事業で学べることを隅々まで吸収し、最速で成長したいですね。新規事業ということもあり、本当になにもかもが未完成の状態です。それを少人数で運営しているため、内定者インターンといえどもかなり刺激的な日々を送らせてもらっているので、そんな環境に身を置けるということに感謝しながら成長速度を上げていきたいと思っています。
次に組織については、事業を非連続で成長させるために、事業の拡大につなげたいと思っています。今後は組織拡大も視野に入れています。そのために、今しっかりと土台づくりをおこなっていかなければなりません。
このような環境では、個人が持つスキルや強みと組織とが互いに補完し合いながら、事業成長に繋げていくことが大切だと感じています。そのためにも、組織で求められていることを正しく把握しながら自分自身も成長し、多くの人と協力しながら事業の発展に貢献したいと考えています。
加藤
レバレジーズへの意思決定の箇所で少しお話させていただきましたが、外的要因でなにかしらの制限を受けている方々を事業を通してサポートし、社会に貢献していきたいと考えています。
レバレジーズは社会課題を軸に事業を展開しているので、そこで結果を出しさまざまな社会課題にアプローチしていきたいです。そのためには、誰よりも働き圧倒的な結果を出さなければいけません。4月から、がむしゃらに働いて成長し、事業を通して社会貢献をしていきたいですね。
石坂
僕は小山くんと同じく内定者インターンをしているので、まずはその業務範囲であるデジタルマーケティングを完璧にしたいなと思います。ある程度スキルのベースをつくってから、今ある既存事業の領域である、医療、介護分野の医療従事者に貢献できる事業に携わりたいと考えています。